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2022年10月 1日 (土)

木星 2022/09/30-01

朝から快晴ピーカンで穏やかな秋の日でした。
南海上に台風があるものの南岸に前線が発生せず帯状の高気圧に覆われて日が沈んでからも快晴が続きました。この秋は南岸に秋雨前線というパターンがまだ少ないです。これからなのでしょうか。
Jup_202209301206_9
9月30日21時04~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑が中央です。
南赤道縞の南の白いゾーンの右寄りに小さくなったオタマジャクシ斑の暗斑があり、大赤斑から延びる縞の先頭はそのすぐ左まで進みました。北上してくる暗斑列に被っています。
北赤道縞の中央あたりはいくつか白い雲の沸き上がりが見られ幅が広くなっています。

Jup_202209301307_1
9月30日22時04~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の活発な部分は右に去りやや穏やかな部分で幅が細くなっています。
南赤道縞南端中央付近にはいくつかのリング状暗斑が見られます。
ぼやけ白斑の右の暗斑列発生場所にいくつか暗斑が並んでいます。

Jup_202209301407_5
9月30日23時03~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

南中直前で高度55度近く気流も安定。
南赤道縞の中央北側に白い雲の列が見られます。

Jup_202209301501_4
9月30日23時57~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

月を跨いで8ショット撮影。10月になりました。9月はあっという間に過ぎ去った感じです。
色付き白斑が中央を過ぎました。かすかに白斑内に模様が見えています。
北半球中緯度中央に三つ子暗斑。前回等間隔だったのですが中央の暗斑が左によってバランスが崩れました。
北赤道縞は4連アーチ構造です。
この面の南赤道縞は南側の茶縞と北側のグレー縞の間に白いゾーンが入り込み完全に2本の縞に分かれています。

0時を過ぎると急に北東方向から雲が流れ込み始めしばらく木星は雲の中に隠されました。雲がどいて姿を現した木星は悪気流でモヤモヤと揺れていました。
Jup_202209301631_4
10月01日01時29~33
分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が昇ってきたところですが気流が悪くなりボケました。いつも肝心なところでこのパターン。
大赤斑から延びる縞は大赤斑近くが細く淡くなっているようです。
南半球高緯度の中央付近に赤斑が見えます。

このあと2時過ぎまで粘りましたが頻繁な雲の通過と悪化する気流であきらめました。

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