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2022年10月

2022年10月31日 (月)

木星 2022/10/30-31

日中は薄雲もありましたが夕方はほぼ快晴。ようやく秋雨シーズンから抜けつつあり秋晴れが続くようになりました。
日没も早くなり日没時の木星の高度も高く日が沈むと忙しくなります。

Jup_202210300935_6
10月30日18時32~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

気流は良い状態でした。昨日の最後の写真とほぼ同じ面です。
昨日北赤道縞に見えていた3層の縞模様は崩れてぐちゃぐちゃになっています。
色付き白斑の右の光点はエウロパ。その影が左の方に落ちています。
良ーく見ると木星左上の欠け際にかすかにガニメデが見え始めています。

Jup_202210301033_5
10月30日19時30~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

この時間ではガニメデもエウロパも画面の外になっています。
中央に1番白斑が見えるのでもうすぐ大赤斑が見え始めます。
北赤道縞のぐちゃぐちゃになった付近はだいぶ拡幅しています。

Jup_202210301134_0
10月30日20時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見え始めましたがいつものように気流が悪くなりました。

Jup_202210301223_2
10月30日21時22~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

気流が改善したのですが北西から雲が流れてきてかかりそうだったので早めに撮影を開始しました。しかし3ショット目途中から雲に入りました。大赤斑はいつも邪魔されます。それでもまずまずの見え方。
大赤斑の左を回り込む縞の流れは継続しています。
北半球中緯度の暗斑列が良く見えます。

Jup_202210301334_0
10月30日22時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左の暗斑列の最後の1個が縞に巻き込まれようとしています。
後続は大赤斑から伸びる縞と重なっていますがその中にツブツブが確認できます。
2番から5番の白斑が並びます。5番は淡く見えます。4番と5番の間にあった平べったい奴もかなり淡く広がっています。
北半球中緯度のやや左寄りに白斑が縦に2つくっついて見えています。

次のタイミングでは高度40度近くあったのですが気流が急に悪くなっていてボツ。

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2022年10月30日 (日)

木星 2022/10/29-30

夕方から風のぶつかりによるキレの悪い雲が広がりました。19時を過ぎてばらけてきたので撮影開始。
下層の風のぶつかりによる上昇流によってわいた雲なので雲の近辺では気流がとても悪い状態でした。

Jup_202210291022_0
10月29日19時07~12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑と8番白斑が見えています。両者の間のすぐ北側は白いゾーンが目立ちます。
暗斑列は目立たず大赤斑から伸びる縞と並行したグレーの縞に見えます。
写真の外側すぐ左にはイオが接近していました。

雲待ち
20221028
撮影中のパソコン画面
今日は雲が多いので流星撮影用の広角カメラも繋いで雲の様子を伺いつつ5分間雲のかからなそうな撮影タイミングを見ていました(その間ブラタモリを見ていた)。毎度のことながら木星の周辺に雲がかかっています。
夜の初めころ雲は北西方向から流れていましたがこの時は北東方向からに変化し一層キレが悪くなりました。
撮影を開始すると終わったショットからすぐスタック処理をかけ、揃ったらDe-lotatin処理してRegiStax 6でWavelet処理して完成させ次の撮影に備えます。
1回8ショット撮影なら撮影開始から画像完成まで15分程度。

Jup_202210291138_4
10月29日20時36~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

雲が遠のき気流が改善しました。
イオが木星面経過中でその影も落ち始めました。イオは南赤道縞の中央やや左に両極が暗く赤道付近が明るい丸い円盤で写っています。
南赤道縞の南端にはリング状の暗斑が並んでいます。
ぼやけ白斑の右で発生していた暗斑列ですが暗斑としてのまとまりは見られません。

Jup_202210291252_0
10月29日21時51~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

イオが経過を終えて離脱寸前です。
北赤道縞は比較的穏やかなエリアですが左の方に活発な部分が見えはじめました。

Jup_202210291354_2
10月29日22時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

影も去っておとなしい木星面。気流は意外とよくなりました。
北赤道縞の中央から左は左上右下方向に3層の縞がブロック連なっています。
0時頃には大赤斑が見え始めたのですが西から雲が流れて来てかかり気流が一気に悪化してしまったのでボツ。

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2022年10月29日 (土)

よこやまの道

6:30起床。
良く晴れていますがヒンヤリ。
今日はかねてから懸案だったよこやまの道に入り込みました。
いちおう出発前に下調べはして都18鎌倉街道から東に向かって走ることにしました。

8:50出発~二子玉川~多摩川CR~関戸橋~都18~尾根幹交差点~よこやまの道
P50_20221029_1016571
陸橋から見た都18と尾根幹の交差点

何度も通過した尾根幹を過ぎたところにある陸橋はよこやまの道でもありました。
ここから入り込めることまでは調べてあったのです。

初めは車道に沿って急坂を上り詰め、その先に国士舘大学のちっこい門があり、そこから先右手に進むと舗装路は狭くなりました。アップダウンを繰り返して現在位置を見失いながら走っていると後ろからタクシーが。
あれ?、よこやまの道は遊歩道では?。
道を間違えていたことにようやく気付き来た道を引き返すと身に覚えのない急な下り坂。戻る道さえ間違えたのでした。

道に迷うのは楽しい。

仕方なく重力落下に任せているとじゅうたん王国の都18との交点に出たので尾根幹まで上り直しです。

再び陸橋まで戻って国士舘大学まで慎重に分かれ道が無いか探しながら進むと国士舘大学のちっこい門の前を左に入り込む「よこやまの道」を発見。さっきはスタートからわずか300mほどで「よこ道」にそれたのでした。

しばらくはコンクリート舗装の細道で乗車可能でした。緩やかなアップダウンがあり、たまに歩行者とすれ違う程度。道の両側は落ち葉やドングリが集積しているので踏み外さないよう慎重に。

国士舘大学を過ぎると危うく尾根幹に出てしまいそうになりちょっと戻って復帰。そこからはダートというよりは砂利道になりました。
コロコロとした大きめの小石が路面上に散らばり、25Cのタイヤではグリップも効きずらく前のギヤをめったに使わない3枚目に落として徐行。

P50_20221029_105252
防人見返りの峠

多分ここが今日のよこやまの道の最高点。
何とか乗車したまま到着。でも人がいっぱいいたので見晴らしは堪能せず写真だけ撮って退散。
ここから先は階段トラップや木の根トラップ、ツルツル急坂路面トラップなどあって半分は押し歩きとなり終点(始点?)に到達し都137に出ました。

~都137~川崎街道~府中街道~是政橋~多摩川CRで多摩大橋まで周回して13:50帰宅。

今日は鎌倉街道から東側を走破(踏破)しました。次回(いつになるやら)は西側に攻め込みます。

走行距離:90km

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球状星団のち木星 2022/10/28-29

晴れるはずなのに昼までどん曇り。頭上から北は青空の状態が続き天気は晴れなのに日差しの無いヒンヤリした午前中でした。昼過ぎてやっと雲が南に下がって日差しが出てみれば穏やかな秋の天気でした。
いつも木星ばかり撮っているので木星撮影の前に晩ご飯を食べながら球状星団を狙いました。惑星用望遠鏡は球状星団も得意です。

M2
M2_20221028

M15
M15_20221028


晩御飯も終わったので木星に向かいます。
Jup_202210281024_0
10月28日19時20~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日大赤斑が見え始めた頃よりも少し気流はいいようです。
大赤斑から伸びる縞がしっかりしたものに復活し始めています。
2番白斑が明るく大きくなったのか3番白斑が小さくなったのか?

Jup_202210281124_0
10月28日20時20~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑がほぼ中央ですが気流が悪くなりました。
大赤斑の左を回り込む縞に左から近づいていた暗斑の一つがぶつかっているようです。
やはり2番は大きく3番は小さくなったようです。もしくは気流が悪いせいかも。

Jup_202210281224_2
10月28日21時20~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南中に近い高度ですが気流は改善しません。

Jup_202210281248_3
10月28日21時48分  D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、2ms、Gain=310、10000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪く拡大撮影に耐えられず直焦点にしました。
これくらいだとアラが目立ちませんがちっこいのでl詳しい所は見えません。
エウロパとイオが木星の裏側に向かって接近中です。

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2022年10月28日 (金)

木星 2022/10/27-28

晴れは続かず昼前には薄雲がかかってそのまま夜になりました。21時頃から雲に隙間が増えてきたのでベランダ天文台オープン。
頻繁に雲に隠される合間を縫っての撮影でした。
Jup_202210271210_2
10月27日21時07~12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

気流は昨日よりも悪化。
色付き白斑が中央を過ぎた面でした。詳細は見えません。

Jup_202210271323_9
10月27日22時22~25分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

1時間以上雲に隠された後の切れ間で撮影できました。
中央に1番白斑がやっと見えています。
北赤道しっま中央付近から左下に流れる濃いフェストンは数日前太く見えていたものが伸びたものと思われます。

Jup_202210271401_6
10月27日23時00~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

次の雲の切れ間での撮影です。木星はゆらゆらと大きく揺れ気流は悪くなる一方です。
大赤斑が見えているので採用。
1時間後もう一度撮影してみましたが見るに堪えずボツ。

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2022年10月27日 (木)

木星 2022/10/26-27

低気圧は東に離れ日が昇ってからはずっと快晴が続き夕方には北風も収まりました。
しかし上空には寒気が流れ込んでいるので安定した見え方は期待薄でした。
Jup_202210260928
10月26日18時22~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10 、RegiStax 6でWavelet処理

予想に反してこの時期としては安定していました。
大赤斑が中央に差し掛かるタイミングからスタート。左を回り込む縞の様子は前回同様で少し大赤斑から離れた位置です。
大赤斑の左上には白い湧き上りの雲が増えました。
2番白斑が大赤斑の中央経度を通過しました。

Jup_202210261030_1
10月26日19時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左に連なっていた暗斑列は直近2つ以外はしばらく間が空いています。
中央左寄り5番白斑が淡くなりました。

Jup_202210261131_4
10月26日20時27~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑から伸びる縞は5番白斑の右上あたりまで伸びてきました。その付近では暗斑列と重なっています。

Jup_202210261229_7
10月26日21時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑から伸びる縞と暗斑列はわずかな隙間を開けて分離して見えます。

Jup_202210261331_4
10月26日22時26~35分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、5000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

南中する頃から気流が悪くなり小刻みに揺れるようになりました。
左端のぼやけ白斑付近で発生した暗斑列が中央付近では白い雲に覆われて見えなくなっています。

Jup_202210261430_2
10月26日23時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の南側に淡いループ状の模様が見られます。
このあたりの北赤道縞はおとなしい感じ。

Jup_202210261529_8
10月27日00時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

気流は悪くなったまま高度も下がりボケ具合が大きくなりました。一応日替わりまで頑張ったということで。
10月で雲を気にせず撮影できた貴重な一日。

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2022年10月26日 (水)

カリストを立体視

イオ、エウロパ、ガニメデと立体視したのでカリストもやってみました。
9月13日に木星の近傍を通過したカリストを8分間隔で撮影した2枚で立体視
Jup_20220913
立体視に成功するとカリストは木星の後ろの方に見えます。(クリックすると大きい画像で表示されます。)

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2022年10月25日 (火)

ガニメデとエウロパを立体視

10月19日はガニメデとエウロパが同時に木星面経過するところが見られた日でした。
10分間隔で撮影した2枚の画像を並べて立体視すると衛星が木星から浮き上がって見えて面白い。

20211019
クリックすると大きな画像で立体視できます。

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2022年10月24日 (月)

イオを立体視

10月20日の木星面を経過中のイオの姿を立体視
Jup_20221020
撮影間隔は5分
立体視できればイオの存在がハッキリ木星面から浮き上がって見えます。


10月21日のイオが木星の裏側に向かっていく姿を立体視
Io20221021
撮影間隔10分
うまく立体視できれば木星より遠くにイオがあるように見えます。クリックすればもうちょっと大きな画像でできます。

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2022年10月23日 (日)

木星 2022/10/23-24

今日は晴れて日中気温も上がって自転車日和でした。
しかし日本海から前線が南下中で夜には関東地方にかかってくる予報。
今夜の木星は21時頃大赤斑が正面を向くのでそれまで天気が持ちこたえてほしいというかすかな希望を持って撮影に入りました。
Jup_202210231004_1
10月23日19時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

この時期としては良い気流でした。
色付き白斑が右端、1番白斑が中央で左端に大赤斑の縁が見え始めています。
北赤道縞の南側には青黒い雲とフェストンが目立ちます。

Jup_202210231105_7
10月23日20時01~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×9 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑から伸びる縞は回り込みが弱くなった時期の中央付近で細く淡くなっています。その後は量が増えて復活傾向。
北赤道縞中央付近の太いフェストンはモニタ上でもくっきり目立っていました。
北半球中緯度には暗斑列が見えます。

Jup_202210231205_9
10月23日21時00~10分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=320、3000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

このタイミングって時にとうとう撮影中に雲がかかってきました。使い物になったのは10ショット中4ショット。
大赤斑の左側を回り込む縞は大赤斑から少し離れました。
大赤斑の左の暗斑列は残り2個となりました。
中央に回ってきた北半球中緯度の暗斑列は粒が大きいようです。
3番白斑は間もなく大赤斑の中央経度です。
このあと間もなくべた曇り。レーダーを見ると埼玉県方面から雷雲が南下中なので今夜も日付を跨がずこれで打ち切りです。

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木星 2022/10/22-23

夜の初めまで雲が広がっていましたが次第に薄雲に変化して木星が見え始めました。

Jup_202210221126_5200
10月22日20時26分  D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=260、10000フレームを40%スタック 、RegiStax 6でWavelet処理、200%拡大


昨日よりも気流は良いようです。
イオが木星面の経過を終えて影が落ちていました。薄雲の中で明滅していたので直焦点で1ショット撮影して2倍に拡大。
毎晩イオが絡んできます。

Jup_202210221231_2
10月22日21時28~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

やっと薄雲が通過して行ったので拡大撮影にしました。
南中近くでもあり気流の影響もその分減って意外とよく見えています。中央の色付き白斑の中にも明るい芯が見えています。
南赤道縞の茶色の縞は茶斑の連なりに見えてきました。

このあと大赤斑が見えてくるので期待が高まりましたが・・・
すぐに下層の風のぶつかりによる切れの悪い雲が湧いて邪魔を始めました。しかも気流も悪化。大赤斑も見えてきたのですが撮影できたものはすべてボツ。

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2022年10月22日 (土)

江の島に行く

6:30起床。
昨晩は早々に星見が終了して睡眠たっぷりなはずなのに寝坊しました。
空は思いっきり曇っています。低い雲ではないのですがどんより感があるのは雲を照らす太陽高度がまだ低いせいでしょう。
予報では晴れ間も出て南風が強まり気温も夏日一歩手前まで上昇とか言っていたので江の島を目指しました。ウェアは半袖にしようか悩みましたが最初がヒンヤリしているので止めておきました。

8:10出発~県3~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~江の島休憩
境川CRのどこかで南風に遭遇するかと思っていましたが江の島まで向かい風は感じませんでした。日差しも無くヒンヤリした感じ。
P50_20221022_113302
境川CRの藤沢側終点近くの小屋の前に「ねこ飛び出し注意」の手書きの立て札がいっぱい立っている場所があります。今日通ると幟が6本くらいずらっと並んで立っていました。
確かにねこの飛び出しは自転車にとっては不意打ちでスティンガーミサイルを撃ち込まれたに等しい打撃を受けることがあります。
この幟を調べると商品として販売されていてyahooでは1298円でした。背景色が赤、黄、黒の3タイプ用意されています。この場所では全部黄色だったような気がします。
さらにポール、スタンド、ウェイトは別売りで1セット1298円。かなりの出費です。
ちなみにこの場所でねこを目撃したことはまだありません。

11:00江の島出発~R134~R467~境川川CR~県57~都20~浅川CR~多摩川CR~立日橋~多摩川CRで15:20帰宅。
江の島から境川CRの初めのうちは弱い南風でしたがすぐに北風のエリアに突入。気温もさっぱり上昇せず日差し全くなく秋の天気予報はハズレが多いですな。でも最後の多摩川CRは追い風で終わったから良いかな。

走行距離:141km

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2022年10月21日 (金)

木星 2022/10/21-22

午前中に移動性高気圧が東に抜けると早くも上空には巻雲が流れて来ましたが厚みは増さず夕方にはほとんど消えました。
高気圧の後面に入り上空の寒気も抜けたので好気流を期待していましたが思ったようにはなりません。
もう10月下旬でほぼ晩秋に入りいつまでも夏の気流を期待してはいけないようです。

Jup_202210211003_1
10月21日19時00~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

昨日と比べてボケボケです。でも大赤斑が見えてますから採用。
北赤道縞中央付近から赤道方向に太いフェストンが流れています。

Jup_202210211103_0
10月21日20時00~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑から右に伸びる縞の先頭は左端に見えている5番白斑の上あたりまで到達したようです。
次の21時の時は気流がめちゃくちゃに悪くなりボツ。まもなく雲に覆われてしまったので今夜は早々に終了です。

エウロパとイオの潜入
2022102109571047
D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを70%スタック 、RegiStax 6でWavelet処理、40%に縮小、PIPP

撮影開始前に木星の右側にエウロパとイオが接近してきていたので連続撮影をしてみました。
18時57分~20時47分で最初の2枚は20分間隔、それ以降は気合を入れて10分間隔。 
衛星の動きなら直焦点の方が簡単ですが拡大撮影もしながらなのでROIを広げて撮影しました。

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木星 2022/10/20-21

19日夜遅くから雲が殆ど無い快晴がずっと継続して20日の夕方を迎えても穏やかな快晴でした。ずっと空ばかり見ていたわけではないのですがこの秋一番快晴が長く続いていると思われます。
木星は19時には高度35度を越えているので撮影開始と夕食時間が重なるようになってきて夜の初めが忙しくなってきました。
Jup_202210201034_1
10月20日19時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高気圧に覆われて昨日より気流は落ち着き木星の揺れも小さくなっていました。
8番白斑が右端、色付き白斑とぼやけ白斑の面です。大赤斑から伸びる縞の南側は白いゾーンが無くなって一体化したように見えます。

Jup_202210201134_0
10月20日20時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高度も高くなって色付き白斑の中に模様が見えるようになってきました。
北赤道縞の中央付近から左は活動が活発そうです。

Jup_202210201234_0
10月20日21時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の活発な領域が続きます。
大赤斑の縁が見え始めました。右に伸びる縞は中央付近から右では連続した幅ですが大赤斑寄りはくびれて破線状に見えます。
中央付近1番白斑の南に2つ縦に白斑と赤斑が見えます。

Jup_202210201334_0
10月20日22時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高度は十分なのですが気流が少し悪くなりました。近所のガス給湯器の排熱?。気温の下がる季節になり撮影が夕方からになると意外と近所の人間活動によって発生する悪気流に遭遇します。
この建物は南側ベランダにガス給湯器が設置してあるので入浴時間帯は乱気流に遭遇します。
大赤斑の北側は縞が繋がっています。
北赤道縞の大赤斑の経度から右の活動は茶白黒の雲が入り乱れて複雑です。

Jup_202210201434_0
10月20日23時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左上の活動は以前より穏やかになって乱れや沸き上がる白斑も僅か。
2番白斑は大赤斑の南通過を終え3番が大赤斑の左端経度にかかってきました。
左の直線状のものはイオです。昨日木星の裏側を通過しようとしていましたが、もう回ってきました。

Jup_202210201532_0
10月21日00時30~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

イオの影が落ちています。影を丸い形に収めたかったので4ショットだけ使用しました。
イオ本体は大赤斑と影の中間の位置、南赤道縞の中に見えています。中央が明るく両極が暗く写っています。
大赤斑の左の暗斑列は中央付近から左で目立つものが見えません。

眠くなったので終了。雲を全く意識しないで撮影できた夜でした。

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2022年10月20日 (木)

木星 2022/10/19-20

関東南部にかかっていたしつこい雲は夕方あたりからようやく雲が切れ始めました。
夜の初めはまだキレの悪い雲が湧きあがって頻繁にかかって邪魔をしていました21時を回るとやっと晴れ上がりました。
しかし上空の強風と寒気の流れ込みで気流は良くありませんでした。
まともな木星撮影は4日ぶり。このところ間が空くので模様の追跡もままなりません。

Jup_202210191253_5
10月19日21時52~55分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑と8番白斑が見えています。その中間あたりに広がる白い雲の領域が目立ちます。
大赤斑から伸びる縞はこの範囲では直線状に濃い色をしています。
この写真の範囲のすぐ左にはガニメデがあり、この後木星面を経過していきます。

Jup_202210191352_2
10月19日22時51~53分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×3 、RegiStax 6でWavelet処理

ガニメデが木星の縁 まで接近してきました。南側が明るく北側が薄暗く写っています。気流が良くないのが残念。

Jup_202210191453_5
10月20日23時51~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

ガニメデが経過中です。色付き白斑と一緒に木星面を移動していきます。ここでも南側が明るく北側が暗く写っています。右上端が一番黒く見えます。
北赤道縞は北側が茶色で南側が青黒い雲、その中央に白い雲がサンドされています。

Jup_202210191553_3
10月20日00時50~55分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

ガニメデが経過中、左にエウロパが見えてきました。大きさの違いが良く分かります。

Jup_202210191702_587
10月19日02時01~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理、縮小

高度が25度を切って気流の影響が大きく像が悪化していますがイオも画角に入れたくて撮影。
ガニメデの大きな影が落ちています。その影の上の光点は経過中のエウロパ。この狭い画角に3衛星がいます。スバラシイ。
大赤斑が姿を現し始めています。右に伸びる縞は途切れ途切れの破線状に見えます。

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2022年10月16日 (日)

よみうりV通りを走る

7:30起床。
昨日の自転車走と昨晩の星見ですっかり疲れ切り寝坊しました。寝た3時頃まであんなに晴れていたのにすっかりべた曇りの朝。
もう遠乗りに出る時間ではないので近場の坂を上ってみることにしました。

9:10出発~二子多摩川~多摩川CR~多摩川原橋~都19~都124~よみうりV通り~川崎街道~県3~多摩水道橋~多摩川CRで拝島橋折り返して14:10帰宅

よみうりランドへの都道124は稲城よみうりランド坂トンネルでループして上るように付け替えられ、トンネル内は自転車走行禁止となっています。
手前の立て看板には自転車はよみうりV通りを走るように勧められていました。
坂道はよみうりランド駅の前から始まり直登した後に傾斜は緩まず右カーブして正面にゴンドラが見えると頂上でした。
最初に力を使ったのでこのあとは平坦な多摩川CRを拝島橋まで往復して終了。

走行距離:101km



今日も昼を過ぎると空が明るくなり日差しも出て汗ばむくらいの気温。夕方まで青空が見えていたので今夜も星見ができると期待していたのですが暗くなり始めると急に低い雲が増え始めました。
Jup_202210161029
10月16日19時29分  D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、8ms、Gain=240、4000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、縮小

木星の高度が上がる前に低い雲が広がりかかり始めたので拡大撮影はあきらめて直焦点撮影。
珍しく狭い視野にガリレオ衛星が4つ見えていました。
衛星は左からガニメデ、イオ、カリスト、エウロパ

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木星 2022/10/15-16

10月も半分過ぎました。
午前中はどんよりでしたが昼過ぎに羽村あたりを走行中13時頃から青空が広がり始め日差しが出たので星見を期待して体力温存しつつ帰宅。
日差しを浴びて走れたのは2週間ぶりで僅かの時間でしたがだいぶ気分もスッキリしました。
夕方から夜の初めは低い雲がかかっていました。19時過ぎから木星を導入してモニター上で見ていましたがほとんど雲の中で見えず。たまにわずかな時間姿を現すとブヨブヨと大きく揺れていました。1枚でも撮影できれば良いかなと思っていたところ22時を過ぎる頃から急に晴れ渡りました。

Jup_202210151324_3
10月15日22時21~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

雲が消えて晴れ渡ると気流は悪くなく安定しました。
北赤道縞の中央付近に2つ白い雲の沸き上がりが明るく見えています。
南赤道縞の南端にはリング状暗斑が並んでいます。
左端に大赤斑の縁が見えています。

Jup_202210151426_6
10月15日23時53~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の形は10月3日と比べて扁平になりました。
大赤斑の左を回り込む流れがしっかりしたようで大赤斑のすぐ右の縞は幅が広がりました。その先は細く途切れている場所もあります。


Jup_202210151529_7
10月16日00時23~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=270、3000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

今日も肝心なところで雲が来るのかと思っていましたが快晴と安定した気流が継続しました。ところが撮影中の25分から26分にかけて地震があり木星はモニタ上をブンブン飛び回っていました。
北赤道縞中央付近は白い雲と青繰り雲が湧きあがって激しい活動です。
大赤斑の北側で縞が切れそこから白い雲が右に流れ出しているように見えます。

Jup_202210151626_7
10月16日01時23~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高度は30度近くまで下がりましたが好気流が継続しています。
2番から5番の白斑が並びました。2番と3番の間隔はさらに接近したようです。
暗斑列の大きめのものはあと4個でその後続は小粒のものが並んでいます。
北半球中緯度のやや大きめの白斑は色がついているでしょうか。

Jup_202210151722_9
10月16日02時19~26分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

すでに高度は20度まで下がり、近くにある電線にもかかってしまったのでこれですが今日は良く見えています。
大赤斑から延びる縞は5番白斑の左上まで伸びたようです。暗斑列と重なっているため色が濃く見えます。
雲を気にせず大赤斑を追えたのは10月3日以来でした。

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2022年10月14日 (金)

秋霖

今日も秋霖状態。
週末の関東南部予報も秋霖継続・・・。
気分は沈みますが今夜は残り少ない月イチの拓郎さんANN放送。

「たっちん・・」笑い転げてしまった。
篠原よ、よくぞ話してくれた。
おかげで気分よく眠れそう。

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2022年10月13日 (木)

月の首振り

秋霖です。
肌寒く薄暗く嫌ですね。
秋雨の季節は関東だけ天気が悪いというパターンが何度もあるので損させられたという気持にもなります。

10日の晩は満月の撮影に成功して今年は2月、4月、8月、9月、10月と5回成功しています。
12月や1月は満月の位置が北に寄りすぎてベランダからは庇の向こう側で撮影不可能となるので11月が最後のチャンスです。

10日の満月と半年前4月の満月を並べてみました。
20221011
左は4月16日、右は10月10日
4月の満月は左下に首を振っていたのに対し10月の満月は右上に首を振っています。
その差は約10度以上あるので月面の海やクレーターの見え方が変わっています。
右端の危機の海、左端のグルマルディ、明るい光条を持つティコなど縁にある地形の見え方は大きく変わっています。

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2022年10月12日 (水)

木星 2022/10/11-12

午後からかかり始めた薄雲は夕方には厚みを増してすっかり曇り空でしたが真っ赤な夕焼けの後次第に薄れました。その代わりに北東から下層の雲が流れ込んでしばし待機状態。
21時前雲に切れ間が広がり毎度のことながら雲の隙間をついての撮影となりました。

Jup_202210111213_3
10月11日21時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

今日の揺れ方は昨日と違ってブヨブヨとした周期の揺れで模様はそれなりに見えていました。
大赤斑がほぼ中央のタイミングで撮影できました。
大赤斑の左から進んできた暗斑の一つが大赤斑の左で下側に巻き込まれずに上方向に曲がり縦に2つ並んだ状態になっています。
2番白斑はほぼ大赤斑中心経度に達しました。
 
Jup_202210111315_8
10月11日22時12~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=320、3000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

次の雲の切れ間は1時間後に訪れました。下層の雲が切れても上層に薄雲があるようで露出とGain を多めに。
大赤斑の左の暗斑列は後続に隙間が多くまばらとなりました。
北赤道縞中央付近で白い雲の沸き上がりが見られます。
北半球中緯度の白斑がぽつんと目立ちます。

このあとはさらに雲が多く耐えられ日が変わる前に終了。

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2022年10月11日 (火)

木星 2022/10/10-11

6:30起床。夏日で暑くなる予報だったので朝から半袖ウェアを着て自転車で出発準備。
まだ路面がびしょ濡れなので南風が吹いて日が差して気温が上がって路面が乾くまで待っていたのですが昼前になってもどん曇りで肌寒い天気。路面は乾いたものの体は久しぶりの夏日を期待していた分ギャップが大きくやる気を失いました。
16時頃になってやっと雲が消え始めたので星見に集中することにしました。

19時過ぎから木星に望遠鏡を向けましたが気流が悪くことごとくボケボケでボツ。
木星はあきらめて5インチ鏡筒に変更して今朝満月となった月を撮影して終了するつもりでした。
Moon_202210102145
10月10日21時45分  D=127mm、F=1500mm、0.5レデユーサー、ASI294MC、SharpCap 4.0、5ms、Gain=8
0、1000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、28%縮小

満月から半日以上経過して右側がだいぶ欠けていますが先月に続いて満月をGETできました。
次の満月は皆既月食です。11月ともなると満月の昇ってくる方位が北に寄ってしまうのでたぶんベランダでは前半が庇に隠された状態です。その前に雲に邪魔されないという難関があります。

せっかく5インチ鏡筒を出したので木星を撮影してみることにしました。
Jup_202210101325_3
10月10日22時25分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=260、4000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

1ショットものですがボケボケではなく思いのほか写りが良くなっていました。気流が改善したようです。
それならばと再び7インチ鏡筒を引っ張り出して来て撮影に入りました。

Jup_202210101415_3
10月10日23時12~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=290、3000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

この頃になって南風がベランダに吹き込み始め望遠鏡を揺らし始めました。気温も20度を越えて来て生ぬるい感じ。
夜の初めころよりは良くなりましたが今一つ。5インチは像が小さく圧縮効果でシャープさが出ていたのかもしれません。

Jup_202210101513_4
10月11日00時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを5
0%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

さらに気流は悪くなりました。
大赤斑の右の縞は大赤斑に近い所は斑点状に見えます。
北赤道縞中央やや左には青黒い雲の隣が白く明るく見えています。

大赤斑が中央付近に来るまで頑張ったものの薄雲もかかって条件はさらに悪くなりボツ。

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2022年10月 9日 (日)

木星 2022/10/08-09

予報ではもう少し晴れるはずだったのですが日中はなかなか雲が取れませんでした。宵のうちも雲が多かったのですが20時頃から雲の切れ間が広がり月のそばに木星が見えてきました。
Jup_202210081146_2
10月08日20時45~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=30
0、4000フレームを60%スタック×3 、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が中央を過ぎています。下の方にはカリストが通過中でした。
大赤斑から延びる縞は右の方で濃く左の方で薄くなる傾向です。
北赤道縞の中央付近の白い雲の沸き上がりは3日に明るく見えていた部分と思われます。

Jup_202210081223_8
10月08日21時20~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=270、4000フレームを4
0%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が見えてきたのでもうすぐ大赤斑が昇ってきます。
大赤斑から延びる縞の中央付近にリング状のものが見えます。

Jup_202210081337_4
10月08日22時34~39
分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=270、3000フレームを40%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

雲の通過が多くて気流が安定しません。
大赤斑の右の縞は大赤斑に近い所で細く途切れ途切れに見えます。
1番白斑左上の白斑は相変わらず白く目立っています。

Jup_202210081449_4capture_lapl4_ap762
10月08日23時47~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=270、3000フレームを40%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

しばらく雲に覆われた後切れ間から出た時には大赤斑が中央でした。しかし肝心な時に雲の近辺で気流が荒れてボケて詳細は見えません。
2番白斑は大赤斑の西側の経度に達したようです。

Jup_202210081608_3
10月09日01時04~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを40%スタック×7 、RegiStax 6でWavelet処理

またしばらく雲に覆われた後雲がばらけて姿を現しましたが気流は悪くなる一方なので打ち切りです。

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2022年10月 8日 (土)

筒内気流を見る

1:10ふと目が覚めたので外を見ると薄雲越しでしたが月が出て木星も見えていたので活動開始。
外は昨日の寒さのまま11℃。室内は20℃ほどあり望遠鏡が外気温になじむには結構時間がかかりそうだったのでアライメントだけして冷えるのを待つことにしました。
ちなみに外気温と望遠鏡の温度差が大きいと下の写真の左側のようになります。比較のため右側に以前撮影しておいた外気温になじみ切った時の像。
20211008
ベテルギウスを焦点をずらして撮影した像です。
上に向かって光の柱が見えていますが。これは鏡筒が冷やされ始めて鏡筒内で対流が発生して立ち上る暖気の姿です。
またリングのところも円形が歪んでいるのは前面にあるメニスカスレンズ表面で発生している対流の影響です。

次は対流の様子が分かるようコマ送りにしてみました。
20221008_pipp
1コマ0.5秒を8枚、4秒間の動きです。
ああ恐ろしや!。暖気が下から上に上昇していくのが分かります。また同心円の部分もムラムラと明暗線が動き回っています。
この状態で拡大撮影に入ると気流が悪いのと同じことになり像はボケたものになります。

そして望遠鏡が外気温になじむのを待つ間に薄雲が厚みを増し始めてしまいました。
木星の拡大撮影はあきらめ、直焦点で木星と衛星を一緒に撮影。
Jup_202210071646_357
10月8日01時46分 D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=250、2300フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、縮小

衛星は右からイオ、エウロパ、カリスト。
もうすぐ大赤斑が見え始めるタイミングでしたが雲が厚くなり光量を失ってしまったので終了。

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2022年10月 7日 (金)

惑星のピント合わせ その2

昨晩は宵のうち一時的に雲が薄れて月が見え隠れした時間がありましたがすぐにべた曇りに戻り海王星の衛星トリトンによる恒星食は観測できずでスーパーガッカリ。

話は変わって、拡大率の高い惑星撮影ではピント合わせが難しいものです。
以前は恒星でバーティノフマスクを使ってピントを出してから惑星を導入してヘリコイドフォーカサーの目盛りを一定値回転していたものです。
でも秋から春は日没後の気温変化が大きく1時間も経つと望遠鏡が冷えて収縮し長い焦点距離ではピントがずれていきます。
撮影のたびに上の手順を行っていては効率が悪すぎます。

最近はオートフォーカサーで星像を自動分析してデジタル式にピントを合わせられるようなものも売られているようです。
でも自分の目と手を使ってピント合わせしてから撮影するという手間を楽しむのも趣味のうち。それでうまくいけば自分の力で「撮ったどー!」という喜び(自己満足)も大きい? と思っています。

そこで現在は惑星に対して直接バーティノフマスクを使ってピント出しするようにしています。
Pint20220930
とはいえ視直径の大きな惑星では使えないので衛星を利用します。
上の写真は先日、木星の衛星でピント合わせしたときのものです。
対象が暗いので露出を長めにしてGainを上げて露出オーバー状態にしてバーティノフマスクにより表示される干渉ラインの一番内側の明るい3つの光線を利用します。
3つの明るい部分が等間隔になればピントが合っているということになります。
気流が悪いとゆらゆらと変化するし薄雲があったりすると明るさが不足して難しいのですが、そういう時はジャストピントにしてもボケて写るからまあイライラせず適当に。

Jup_202209301101_1
これは直焦点でピントを合わせたもの。上のバーティノフマスクの画像から時間が経過しているので衛星の配列がちょっと変わっています。

土星でも薄雲がかからなければタイタンでこの手が使えます。
火星や天王星や海王星は木星や土星が見えていればその衛星でピントを合わせてから対象に向けます。
月は極近くの欠け際の輝点を利用しています。
最近の惑星や月はこの方法でピントを合わせています。撮影結果を見ると良いんじゃないでしょうか。

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2022年10月 6日 (木)

木星4日間の大赤斑付近の模様変化を見る

大赤斑付近については1日~4日の4晩撮影に成功したので模様変化を見てみます。
4日は気流が悪化した日で詳細は見えなくなりボツなのですが大まかな模様の動きは追えそうだったのでむりやり連結しました。
撮影の間隔は
1枚目→2枚目 19時間47分(2自転後)
2枚目→3枚目 29時間47分(3自転後)
3枚目→4枚目 19時間45分(2自転後)

2022100104_pipp
大赤斑の縁の濃淡の動きを見ると180度くらい回転しているようにも見えます。相当な暴風です。
大赤斑の左側を回り込む縞や下側の暗斑の動きは4日間で90度以上の動きです。
大赤斑の左上にわいた白い雲は右上に流されて淡くなっていきます。左に流れるものと思っていました。
大赤斑に向かって進む暗斑列の先頭2つを見ると先行する暗斑が回り込む縞に近づくにつれ動きにブレーキがかかり後ろの暗斑が距離を縮めています。
北赤道縞の北側と南側は動きが逆でその境界線上に白い雲が湧きたっています。同じことが南赤道縞にもあてはなるようです。
北赤道縞の南側は赤道付近よりも縞の南縁付近が速く右に流れるので中央やや左の青黒いフェストンが引き延ばされていくのが見えます。
南赤道縞南縁の円形のグレーの雲は左に流れますが北側のほうが動きが速いので次第に歪んでいきます。

連続して晴れてくれればもっと変化を辿れるのですが日本は晴天が続きません。

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2022年10月 5日 (水)

木星2自転分の模様変化を見る

やっぱり悪天候となり海王星の衛星トリトンによる恒星食を見るのは無理そうです。ニッポンてホントに天気の悪い国です。だから良く晴れた日が来ると「いい天気」と思えるんでしょうね。

というわけで先週末に望外の晴天と好気流に恵まれて木星撮影を堪能た結果を見直してみました。
1日と2日の2夜の撮影で同じ経度を撮影できたのでMAPに起こして模様の動きを見てみました。
Jup_202210011002_pipp

1日夜の撮影から約20時間経過した2日夜の間に木星は2回自転しています。2夜で思いのほか模様が変化していることが分かります。

北赤道縞の南半分(白い雲の沸き上がりや青黒い雲)から赤道付近の領域は右方向に流れて行きます。
北赤道縞の北半分(茶縞やアーチ構造)はあまり動きが見えません。
南赤道縞の南半分(グレー縞)は左方向に流れ北半分は右に流れています。
大赤斑の左を回り込む縞の流れも暗斑の動きから分かります。
南北中緯度の白斑や暗斑は右方向に移動しています。暗斑の方が動きが速いです。
4番白斑の上にある平べったい暗斑は上を流れる暗斑列よりずっと遅い動きです。
5番白斑に比べ7番白斑の方が右への移動が速いようです。今後両者は接近しそうです。

衝の前後は長時間木星が見えているのでいろいろできます。

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2022年10月 4日 (火)

木星 2022/10/04-05

季節を分ける前線が日本海から南下中で南風が強まりました。
夕方は雲が多かったのですがその後薄れて木星が見え始めたので活動開始。週間予報では次に木星が見られるのがいつになるか分かりませんから撮れるだけ撮っておきます。
しかしベランダに吹き付ける南風で望遠鏡は揺れ、強まった上空の風で木星面も揺れ、薄雲がかかってコントラストは落ち昨日とは別の惑星面になっていました。
Jup_202210041120_8
10月04日20時35~43分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑がいるので採用。昨夜と比べて全く詳細が見えません。

Jup_202210041223_4
10月04日21時19~26分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=300、3000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がっても全く改善せず、夏の気流は昨日でおしまい。
雲が増えて日付を跨がずに終了。

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木星 2022/10/03-04

相変わらず日本海に広がる雲が北から流れ込むパターンが継続していて日中は雲の多い晴れの天気。20時過ぎて雲の切れ間が広がってきたので活動開始。
季節の変わり目が北から接近中らしいので明日以降またしばらく星見ができなくなる可能性が高く撮れるだけ撮ってしまおう。

Jup_202210031139_4
10月03日20時35~43分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

今日の木星は小刻みに震える揺れ方でした。下層は移動性高気圧に緩く覆われていますが北西の高い所の気流がよろしくないようです。
色付き白斑とぼやけ白斑の面です。ぼやけ白斑の右側からは相変わらず暗斑が発生し続けています。
南赤道縞の南端は南北に波打つように縞がうねっています。

Jup_202210031236_8
10月03日21時35~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを40%スタック×3 、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞左寄りに明るい白い雲の沸き上がりが見えます。
北半球中緯度の三つ子暗斑は左側が一番濃くなっています。

Jup_202210031341_8
10月03日22時38~45分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

雲が消え高度が上がって気流の影響が少なくなりました。
北赤道縞の白い雲の沸き上がりが正面近くなると一層輝くような白さ。その左の方は青黒い雲の沸き上がり。
1番白斑はグレーの雲に取り巻かれています。
大赤斑が見え始めました。

Jup_202210031438_7
10月03日23時35~42分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

中央あたりの北赤道縞は3層構造になっています。
大赤斑の右下側にはグレーの暗斑状のものがこびりついています。
1番白斑の左上の白斑がモニター上でも明るく見えていました。

Jup_202210031538_9
10月04日01時35~42分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央です。
大赤斑の左を回る縞は大赤斑から少し離れて隙間が広がりました。その左には後ろ側の乱れた気流が暗斑列あたりまで流れています。
大赤斑の右下に暗斑状のものがありますが、その左に続く縞は淡くなって途切れています。

Jup_202210031638_9
10月04日01時35~42分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

ベールのような薄雲がかかり始めたようで木星は明るさが変化し揺れが大きくなりました。
3番白斑が2番白斑に接近しました。
北赤道縞は大赤斑の経度から左ではアーチ構造が見られません。
右端はエウロパ。

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2022年10月 3日 (月)

木星 2022/10/02-03

夕方まで快晴状態でしたが日が沈んでしばらくすると日本海に広がる雲のうち薄雲が北から流れ込み始めました。

Jup_202210021051_8
10月02日19時47~55分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の5枚目、夜中0時とほぼ同じ面からスタート。
高度30度ほどでしたが気流が良かったので大赤斑の写りも昨日と同じくらいです。
木星2自転後の姿なので見た目ほぼ同じ模様です。

Jup_202210021151_6
10月02日20時47~55分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを40%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の6枚目と同じ面です。
大きな変化は見当たりません。

Jup_202210021251_6
10月02日21時47~54分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、4000フレームを40%スタック×7 、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲の量が増して木星の光度が下がりました。でも気流は悪化していません。
昨日の7枚目と同じ面です。でも今日はガニメデはいません。
南赤道縞南端のグレーの雲は昨日よりはっきりと丸みが見えます。

Jup_202210021351_1
10月02日22時48~54分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=370~400、4000フレームを40%スタック×7 、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲は量を増すばかりで撮影中Gainをどんどん高くしています。雲のせいで解像度は落ちていますが気流は良いようで残念。
8ショット目は雲が厚みを増してしまい撮影不能。

以降、空を見上げれば木星は滲んで見えているものの撮影するには光量不足で日付の変わる前に終了。

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2022年10月 2日 (日)

2周年記念日だった

6:00起床。
今日も快晴の朝です。秋雨シーズンなのにこんなに晴れが続くとしっぺ返しが来そうです。
寝不足ですがこんないい気候で走らないわけにはいきません。昨日交換したシフトワイヤーとタイヤの試走を兼ねて平坦地を走ってきます。

8:10出発~多摩川CR~是政橋折り返し~多摩川CR~羽田~昭和島~京浜島周回~城南島周回~大井ふ頭周回~羽田~多摩川CRで14:20帰宅。
ずっと快晴が続きました。ちょっと昼過ぎは暑さがありましたがカラリとしていて気持ちの良い風でした。真夏の常に汗で肌が濡れている状態とは別世界。
P50_20221002_112330
京浜島の公園でトイレ休憩に立ち寄ると木陰で城南島ねこがたたずんでいました。
ねこの写真を撮るのはずいぶん久しぶり。と思い出したのはちょうど2年前の週末にねこを轢いて転倒骨折して以来ねこを撮影していなかったことに気付きました。
2年経過してようやく呪いが解けたのかもしれません。

走行距離:120km

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木星 2022/10/01-02

秋雨シーズンには珍しく晴れが続いています。
今夜もほぼ快晴の空。大赤斑が南中時刻頃中央を向くので期待して撮影に入りました。

Jup_202210011103_1
10月01日20時00~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

今日は上空高い所の気流が悪いようで木星は細かく震えていました。
色付き白斑が中央を過ぎたところですが詳細は良く見えません。
北赤道縞は4連アーチ。

Jup_202210011203_0
10月01日21時00~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

高度が40度を越えて来て気流の影響が少し減ったでしょうか。
大赤斑が見え始めました。

Jup_202210011304_0
10月01日22時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

モニター上では1番白斑の左上にある白斑が明るく目立っていました。
大赤斑の南側を回る縞が暗斑列のようにごつごつした感じに見えています。右側は一時的に流れ込みが減って縞が薄くなっています。

Jup_202210011404_1
10月01日23時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が真正面を向きました。気流に落ち着きがないのが残念ですが。
南赤道縞の茶縞はほとんどが大赤斑の右上で折り返して大赤斑の北側では途切れています。
大赤斑の南側に連なる暗斑状のものは左から流れて来た暗斑列のものではなく左側を回り込む縞が大赤斑の縁に接近して千切れたものではないでしょうか。
2番白斑の右上にあった平べったい白斑は薄れて拡散したような感じになっています。

Jup_202210011504_1
10月02日00時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の中央付近は青黒い雲が顕著です。
北半球中緯度では左寄りの白斑が唯一目立ちます。
暗斑列は2個ペアを作っているようです。

Jup_202210011604_0
10月02日01時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑は右端に沈みました。
その後を追うように暗斑列が左端まで続きます。
南赤道縞の南側にはグレーの雲がループを描くように連なっています。
5番白斑が中央で、その右上の平べったい奴は中央がくびれて2つに分かれたようにも見えます。

Jup_202210011704_1
10月02日02時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

ガニメデを枠内に入れることができました。体力の限界に達しこれが最後の1枚。
中央付近から左では暗斑列と大赤斑から延びる縞が重なって太い1本の縞に見えます。
微妙に気流が荒れていましたが雲の邪魔が無く1時間毎にルーチンワークのように撮影ができました。

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2022年10月 1日 (土)

走り始めて5分でシフトワイヤーが切れたこと

6:00起床。
未明の続きで雲の散らかっている空ですが晴れて涼しい朝で絶好の自転車日和。
そそくさと準備して7:00出発。
多摩川堤防上のCRに出るため緩い坂を上りつつもう一段軽いギヤを落としたところでカツンという軽い音とともに急にペダルが重くなりました。
リヤシフトワイヤーが切断してチェーンが一番重いギヤに落ちたのでした。

いつもは2万5千キロで交換していたのですがつい億劫がって4万キロまで引っ張ってしまったのがいけませんでした。
幸い出発して5分の場所で発生したことに感謝です。これが栗買い出しの日高や奥多摩のような上り返しがある遠距離だったら涙ものでした。
P50_20221001
切断する箇所は決まってシフトチェンジを行うSTIレバー内のタイコからわずかの場所で発生します。数千回?のシフトチェンジのたびにワイヤーがこすれて撚ってあるワイヤーの1本一本が順番に切断していき、最後の一本が切れてカツンとなります。
カツンとくる前兆はワイヤーが伸びているのでシフトチェンジがスパスパと決まらなくなります。普段いじらないワイヤーのテンションボルトをいじるようなときは限界と見た方がいいですね。

帰宅して買いだめしてあるワイヤーの張り替え、シフト調整作業。
ついでに前輪が1万キロ越えたので後輪をローテーションして後輪に新品タイヤ装着。
ちょっと近所を試走して今日は休養日としました。

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海王星と衛星トリトン

10月6日の深夜23:36頃に海王星のトリトン(13.4等)が11.6等星を隠すというこのさき生きているうちに2度とないような恒星食が予報されています。
2等級ほど減光するのでCMOSカメラで撮影してモニターすれば現象をとらえられるのではと思い木星に手を付ける前に海王星の衛星トリトン撮影の練習。

Nep_202209301116_7
D=180mm、F=2700mm、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、50ms、Gain=500、500フレームを40%スタック 、RegiStax 6でWavelet処理

望遠鏡は7インチを使用しADCをかました直焦点撮影。7.8等の海王星の青緑色を表現したうえでトリトンを浮かび上がらせるのは無理。

Nep_202209301106_2
D=180mm、F=2700mm、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、200ms、Gain=450、500フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

シャッタースピードを長くして強めの処理を加えてトリトン(右下のかすかなシミ)を浮かび上がらせました。海王星は露出オーバーで肥大化しています。
トリトンの大きさは2700kmほどでその後ろを恒星が通過するとき約2分間の減光があるようです。
当日は暗いトリトンを見るのではなく11.6等の恒星の明るさの変化を見るので100ms、Gain500で行けそうな気がします。
トリトンは大気を持っているので月の星食のようにパッと暗くなるのではなく時間をかけて暗くなり時間をかけて元の明るさに戻るらしい。
しかしいつものことですが悪天候が邪魔をしそうです。

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木星 2022/09/30-01

朝から快晴ピーカンで穏やかな秋の日でした。
南海上に台風があるものの南岸に前線が発生せず帯状の高気圧に覆われて日が沈んでからも快晴が続きました。この秋は南岸に秋雨前線というパターンがまだ少ないです。これからなのでしょうか。
Jup_202209301206_9
9月30日21時04~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑が中央です。
南赤道縞の南の白いゾーンの右寄りに小さくなったオタマジャクシ斑の暗斑があり、大赤斑から延びる縞の先頭はそのすぐ左まで進みました。北上してくる暗斑列に被っています。
北赤道縞の中央あたりはいくつか白い雲の沸き上がりが見られ幅が広くなっています。

Jup_202209301307_1
9月30日22時04~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の活発な部分は右に去りやや穏やかな部分で幅が細くなっています。
南赤道縞南端中央付近にはいくつかのリング状暗斑が見られます。
ぼやけ白斑の右の暗斑列発生場所にいくつか暗斑が並んでいます。

Jup_202209301407_5
9月30日23時03~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

南中直前で高度55度近く気流も安定。
南赤道縞の中央北側に白い雲の列が見られます。

Jup_202209301501_4
9月30日23時57~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

月を跨いで8ショット撮影。10月になりました。9月はあっという間に過ぎ去った感じです。
色付き白斑が中央を過ぎました。かすかに白斑内に模様が見えています。
北半球中緯度中央に三つ子暗斑。前回等間隔だったのですが中央の暗斑が左によってバランスが崩れました。
北赤道縞は4連アーチ構造です。
この面の南赤道縞は南側の茶縞と北側のグレー縞の間に白いゾーンが入り込み完全に2本の縞に分かれています。

0時を過ぎると急に北東方向から雲が流れ込み始めしばらく木星は雲の中に隠されました。雲がどいて姿を現した木星は悪気流でモヤモヤと揺れていました。
Jup_202209301631_4
10月01日01時29~33
分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が昇ってきたところですが気流が悪くなりボケました。いつも肝心なところでこのパターン。
大赤斑から延びる縞は大赤斑近くが細く淡くなっているようです。
南半球高緯度の中央付近に赤斑が見えます。

このあと2時過ぎまで粘りましたが頻繁な雲の通過と悪化する気流であきらめました。

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