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2022年10月30日 (日)

木星 2022/10/29-30

夕方から風のぶつかりによるキレの悪い雲が広がりました。19時を過ぎてばらけてきたので撮影開始。
下層の風のぶつかりによる上昇流によってわいた雲なので雲の近辺では気流がとても悪い状態でした。

Jup_202210291022_0
10月29日19時07~12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑と8番白斑が見えています。両者の間のすぐ北側は白いゾーンが目立ちます。
暗斑列は目立たず大赤斑から伸びる縞と並行したグレーの縞に見えます。
写真の外側すぐ左にはイオが接近していました。

雲待ち
20221028
撮影中のパソコン画面
今日は雲が多いので流星撮影用の広角カメラも繋いで雲の様子を伺いつつ5分間雲のかからなそうな撮影タイミングを見ていました(その間ブラタモリを見ていた)。毎度のことながら木星の周辺に雲がかかっています。
夜の初めころ雲は北西方向から流れていましたがこの時は北東方向からに変化し一層キレが悪くなりました。
撮影を開始すると終わったショットからすぐスタック処理をかけ、揃ったらDe-lotatin処理してRegiStax 6でWavelet処理して完成させ次の撮影に備えます。
1回8ショット撮影なら撮影開始から画像完成まで15分程度。

Jup_202210291138_4
10月29日20時36~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

雲が遠のき気流が改善しました。
イオが木星面経過中でその影も落ち始めました。イオは南赤道縞の中央やや左に両極が暗く赤道付近が明るい丸い円盤で写っています。
南赤道縞の南端にはリング状の暗斑が並んでいます。
ぼやけ白斑の右で発生していた暗斑列ですが暗斑としてのまとまりは見られません。

Jup_202210291252_0
10月29日21時51~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

イオが経過を終えて離脱寸前です。
北赤道縞は比較的穏やかなエリアですが左の方に活発な部分が見えはじめました。

Jup_202210291354_2
10月29日22時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

影も去っておとなしい木星面。気流は意外とよくなりました。
北赤道縞の中央から左は左上右下方向に3層の縞がブロック連なっています。
0時頃には大赤斑が見え始めたのですが西から雲が流れて来てかかり気流が一気に悪化してしまったのでボツ。

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