筒内気流を見る
1:10ふと目が覚めたので外を見ると薄雲越しでしたが月が出て木星も見えていたので活動開始。
外は昨日の寒さのまま11℃。室内は20℃ほどあり望遠鏡が外気温になじむには結構時間がかかりそうだったのでアライメントだけして冷えるのを待つことにしました。
ちなみに外気温と望遠鏡の温度差が大きいと下の写真の左側のようになります。比較のため右側に以前撮影しておいた外気温になじみ切った時の像。
ベテルギウスを焦点をずらして撮影した像です。
上に向かって光の柱が見えていますが。これは鏡筒が冷やされ始めて鏡筒内で対流が発生して立ち上る暖気の姿です。
またリングのところも円形が歪んでいるのは前面にあるメニスカスレンズ表面で発生している対流の影響です。
次は対流の様子が分かるようコマ送りにしてみました。
1コマ0.5秒を8枚、4秒間の動きです。
ああ恐ろしや!。暖気が下から上に上昇していくのが分かります。また同心円の部分もムラムラと明暗線が動き回っています。
この状態で拡大撮影に入ると気流が悪いのと同じことになり像はボケたものになります。
そして望遠鏡が外気温になじむのを待つ間に薄雲が厚みを増し始めてしまいました。
木星の拡大撮影はあきらめ、直焦点で木星と衛星を一緒に撮影。
10月8日01時46分 D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=250、2300フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、縮小
衛星は右からイオ、エウロパ、カリスト。
もうすぐ大赤斑が見え始めるタイミングでしたが雲が厚くなり光量を失ってしまったので終了。
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