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2022年10月21日 (金)

木星 2022/10/20-21

19日夜遅くから雲が殆ど無い快晴がずっと継続して20日の夕方を迎えても穏やかな快晴でした。ずっと空ばかり見ていたわけではないのですがこの秋一番快晴が長く続いていると思われます。
木星は19時には高度35度を越えているので撮影開始と夕食時間が重なるようになってきて夜の初めが忙しくなってきました。
Jup_202210201034_1
10月20日19時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高気圧に覆われて昨日より気流は落ち着き木星の揺れも小さくなっていました。
8番白斑が右端、色付き白斑とぼやけ白斑の面です。大赤斑から伸びる縞の南側は白いゾーンが無くなって一体化したように見えます。

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10月20日20時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高度も高くなって色付き白斑の中に模様が見えるようになってきました。
北赤道縞の中央付近から左は活動が活発そうです。

Jup_202210201234_0
10月20日21時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の活発な領域が続きます。
大赤斑の縁が見え始めました。右に伸びる縞は中央付近から右では連続した幅ですが大赤斑寄りはくびれて破線状に見えます。
中央付近1番白斑の南に2つ縦に白斑と赤斑が見えます。

Jup_202210201334_0
10月20日22時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

高度は十分なのですが気流が少し悪くなりました。近所のガス給湯器の排熱?。気温の下がる季節になり撮影が夕方からになると意外と近所の人間活動によって発生する悪気流に遭遇します。
この建物は南側ベランダにガス給湯器が設置してあるので入浴時間帯は乱気流に遭遇します。
大赤斑の北側は縞が繋がっています。
北赤道縞の大赤斑の経度から右の活動は茶白黒の雲が入り乱れて複雑です。

Jup_202210201434_0
10月20日23時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左上の活動は以前より穏やかになって乱れや沸き上がる白斑も僅か。
2番白斑は大赤斑の南通過を終え3番が大赤斑の左端経度にかかってきました。
左の直線状のものはイオです。昨日木星の裏側を通過しようとしていましたが、もう回ってきました。

Jup_202210201532_0
10月21日00時30~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理

イオの影が落ちています。影を丸い形に収めたかったので4ショットだけ使用しました。
イオ本体は大赤斑と影の中間の位置、南赤道縞の中に見えています。中央が明るく両極が暗く写っています。
大赤斑の左の暗斑列は中央付近から左で目立つものが見えません。

眠くなったので終了。雲を全く意識しないで撮影できた夜でした。

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