木星 2022/10/15-16
10月も半分過ぎました。
午前中はどんよりでしたが昼過ぎに羽村あたりを走行中13時頃から青空が広がり始め日差しが出たので星見を期待して体力温存しつつ帰宅。
日差しを浴びて走れたのは2週間ぶりで僅かの時間でしたがだいぶ気分もスッキリしました。
夕方から夜の初めは低い雲がかかっていました。19時過ぎから木星を導入してモニター上で見ていましたがほとんど雲の中で見えず。たまにわずかな時間姿を現すとブヨブヨと大きく揺れていました。1枚でも撮影できれば良いかなと思っていたところ22時を過ぎる頃から急に晴れ渡りました。
10月15日22時21~29分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
雲が消えて晴れ渡ると気流は悪くなく安定しました。
北赤道縞の中央付近に2つ白い雲の沸き上がりが明るく見えています。
南赤道縞の南端にはリング状暗斑が並んでいます。
左端に大赤斑の縁が見えています。
10月15日23時53~00分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑の形は10月3日と比べて扁平になりました。
大赤斑の左を回り込む流れがしっかりしたようで大赤斑のすぐ右の縞は幅が広がりました。その先は細く途切れている場所もあります。
10月16日00時23~34分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=270、3000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
今日も肝心なところで雲が来るのかと思っていましたが快晴と安定した気流が継続しました。ところが撮影中の25分から26分にかけて地震があり木星はモニタ上をブンブン飛び回っていました。
北赤道縞中央付近は白い雲と青繰り雲が湧きあがって激しい活動です。
大赤斑の北側で縞が切れそこから白い雲が右に流れ出しているように見えます。
10月16日01時23~30分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
高度は30度近くまで下がりましたが好気流が継続しています。
2番から5番の白斑が並びました。2番と3番の間隔はさらに接近したようです。
暗斑列の大きめのものはあと4個でその後続は小粒のものが並んでいます。
北半球中緯度のやや大きめの白斑は色がついているでしょうか。
10月16日02時19~26分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
すでに高度は20度まで下がり、近くにある電線にもかかってしまったのでこれですが今日は良く見えています。
大赤斑から延びる縞は5番白斑の左上まで伸びたようです。暗斑列と重なっているため色が濃く見えます。
雲を気にせず大赤斑を追えたのは10月3日以来でした。
| 固定リンク | 0
« 秋霖 | トップページ | よみうりV通りを走る »
コメント