木星 2022/10/19-20
関東南部にかかっていたしつこい雲は夕方あたりからようやく雲が切れ始めました。
夜の初めはまだキレの悪い雲が湧きあがって頻繁にかかって邪魔をしていました21時を回るとやっと晴れ上がりました。
しかし上空の強風と寒気の流れ込みで気流は良くありませんでした。
まともな木星撮影は4日ぶり。このところ間が空くので模様の追跡もままなりません。
10月19日21時52~55分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理
7番白斑と8番白斑が見えています。その中間あたりに広がる白い雲の領域が目立ちます。
大赤斑から伸びる縞はこの範囲では直線状に濃い色をしています。
この写真の範囲のすぐ左にはガニメデがあり、この後木星面を経過していきます。
10月19日22時51~53分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×3 、RegiStax 6でWavelet処理
ガニメデが木星の縁 まで接近してきました。南側が明るく北側が薄暗く写っています。気流が良くないのが残念。
10月20日23時51~56分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理
ガニメデが経過中です。色付き白斑と一緒に木星面を移動していきます。ここでも南側が明るく北側が暗く写っています。右上端が一番黒く見えます。
北赤道縞は北側が茶色で南側が青黒い雲、その中央に白い雲がサンドされています。
10月20日00時50~55分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理
ガニメデが経過中、左にエウロパが見えてきました。大きさの違いが良く分かります。
10月19日02時01~04分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4 、RegiStax 6でWavelet処理、縮小
高度が25度を切って気流の影響が大きく像が悪化していますがイオも画角に入れたくて撮影。
ガニメデの大きな影が落ちています。その影の上の光点は経過中のエウロパ。この狭い画角に3衛星がいます。スバラシイ。
大赤斑が姿を現し始めています。右に伸びる縞は途切れ途切れの破線状に見えます。
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