木星2自転分の模様変化を見る
やっぱり悪天候となり海王星の衛星トリトンによる恒星食を見るのは無理そうです。ニッポンてホントに天気の悪い国です。だから良く晴れた日が来ると「いい天気」と思えるんでしょうね。
というわけで先週末に望外の晴天と好気流に恵まれて木星撮影を堪能た結果を見直してみました。
1日と2日の2夜の撮影で同じ経度を撮影できたのでMAPに起こして模様の動きを見てみました。
1日夜の撮影から約20時間経過した2日夜の間に木星は2回自転しています。2夜で思いのほか模様が変化していることが分かります。
北赤道縞の南半分(白い雲の沸き上がりや青黒い雲)から赤道付近の領域は右方向に流れて行きます。
北赤道縞の北半分(茶縞やアーチ構造)はあまり動きが見えません。
南赤道縞の南半分(グレー縞)は左方向に流れ北半分は右に流れています。
大赤斑の左を回り込む縞の流れも暗斑の動きから分かります。
南北中緯度の白斑や暗斑は右方向に移動しています。暗斑の方が動きが速いです。
4番白斑の上にある平べったい暗斑は上を流れる暗斑列よりずっと遅い動きです。
5番白斑に比べ7番白斑の方が右への移動が速いようです。今後両者は接近しそうです。
衝の前後は長時間木星が見えているのでいろいろできます。
| 固定リンク | 0
コメント