海王星と衛星トリトン
10月6日の深夜23:36頃に海王星のトリトン(13.4等)が11.6等星を隠すというこのさき生きているうちに2度とないような恒星食が予報されています。
2等級ほど減光するのでCMOSカメラで撮影してモニターすれば現象をとらえられるのではと思い木星に手を付ける前に海王星の衛星トリトン撮影の練習。
D=180mm、F=2700mm、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、50ms、Gain=500、500フレームを40%スタック 、RegiStax 6でWavelet処理
望遠鏡は7インチを使用しADCをかました直焦点撮影。7.8等の海王星の青緑色を表現したうえでトリトンを浮かび上がらせるのは無理。
D=180mm、F=2700mm、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、200ms、Gain=450、500フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
シャッタースピードを長くして強めの処理を加えてトリトン(右下のかすかなシミ)を浮かび上がらせました。海王星は露出オーバーで肥大化しています。
トリトンの大きさは2700kmほどでその後ろを恒星が通過するとき約2分間の減光があるようです。
当日は暗いトリトンを見るのではなく11.6等の恒星の明るさの変化を見るので100ms、Gain500で行けそうな気がします。
トリトンは大気を持っているので月の星食のようにパッと暗くなるのではなく時間をかけて暗くなり時間をかけて元の明るさに戻るらしい。
しかしいつものことですが悪天候が邪魔をしそうです。
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