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2022年11月 3日 (木)

木星 2022/11/02-03

11月に入り悪天は昨日一日だけで穏やかな晴天が戻りました。秋雨明け宣言ですね。
会社から帰宅して早速望遠鏡をベランダに出して外気になじませている間に夕食を摂ってから撮影に入りました。
Jup_202211021029_3
11月02
日19時25~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、6000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央のタイミングに間に合いました。気流は安定しています。
大赤斑の左側から周りこむ縞に向かって赤い大赤斑の赤身が吹き出しているように見えます。その分左側を回り込む縞は大赤斑から離れました。
大赤斑の左上には白い雲の沸き上がりが増えました。
左上隅にさりげなくカリストが写っています。

Jup_202211021128_7
11月02日20時25~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、6000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

この時間の撮影でも大赤斑の左から赤身が飛び出しているように見えているので間違いないようです。
5番白斑が中央に来ました。右にある4番と比べ大きいですが輪郭がぼやけています。
大赤斑から右に伸びる縞が1周して中央付近まで濃い部分が伸びています。その先にも薄まった縞が大赤斑付近まで到達しています。縞の中には暗斑がゴロゴロと詰まっています。
北半球中緯度の縦に並んだ白斑は北側の方が右への移動が速いようです。

Jup_202211021229_0
11月02日21時25~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、6000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が去ってシマシマの木星面になりました。
大赤斑から伸びる縞は南赤道縞と同じくらいの濃さを持っています。
5番白斑と7番白斑が見えています。やはり5番はぼやけています。

Jup_202211021429_0
11月02日23時25~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、6000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

22時台の撮影を飛ばして2時間経過した面です。高度が下がり気流の影響が大きくなってきました。もう日跨ぎは難しいですね。
北赤道縞の中央から左は北側が茶縞、南側に青黒縞に分かれているエリアです。

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