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2022年11月23日 (水)

購入後初のレンズ掃除する

せっかくの休みなのに一日中雨。
僕の2大趣味である自転車も星見もできないので録画が溜まっている「奥さまは魔女」を朝から10話連続再生して昼前には疲れ果ててしまいました。

その後、パソコンのディスク内のファイル整理して空き容量を増やしているときに撮影したまま未処理の火星を発見。今シーズンは見える位置が悪くてほとんど撮影していないので処理してみました。
Mar_202211111507_820
11月12日00時07分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=240、12000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、2倍拡大

経緯台に載せた5インチ1500mm直焦点撮影なのでちっこくて2倍に拡大してあります。
視直径16.2秒なので見かけの大きさは土星の本体と同じくらい。これくらいの大きさなら「大シルチス」、「小シルチス」、「ヘラス盆地」などは分かります。
いずれにしても今回の接近では赤緯が高すぎて南中時の高度が80度近く赤道儀に載せた7インチ鏡筒では常に庇の向こう側で撮影は不可能。

その7インチ鏡筒ですが、最近夜が冷えるようになって雨上がりの湿度の高い夜は望遠鏡のレンズ面に結露するようになりました。
レンズ面をよく見ると細かいホコリが付着しているのでこれが核となって余計に湿気を呼んで結露しやすくなったようです。
結露するとせっかくの快晴が薄曇りと同じ状態となって撮影画像が悪化します。
7インチ鏡筒は7月に購入してからほぼ木星観賞専用機として晴れていれば必ず使ってきました。稼働時間も長く汚れも溜まってきたのでレンズ面の清掃をすることにしました。

ブロアでホコリを吹き飛ばすのですがもはや貼り付いているホコリは拭き掃除です。シルボン紙をアルコールで湿らせてそっと優しくレンズ面を拭きます。
一拭き終わったシルボン紙を見ると何と黒いホコリが取れました。日中排出されて舞い上がった自動車や工場地帯からの煤煙が夜間沈降してきて木星撮影しているときレンズ面に降り積もったと思われます。布団を干す時ベランダの手すりを拭くと黒いホコリが取れるのと同じことですね。
何度も紙を交換して拭き後が残らないようそっとそっと外周に向けて汚れを追い込んで終了。
20221123
5インチ鏡筒は何度か清掃したことがありましたが7インチは5インチと比べ面積が2倍以上あるので使う紙の量も半端ないです。
これで僅かでも結露が減って明るさとコントラストが改善するでしょうか?

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