ISSを撮るのち木星 2022/11/18
今日は早い時間にISSの通過があるのでそちらを優先。
ベランダには5インチ鏡筒を載せた人工衛星自動追尾の経緯台をセット。
まずはピント合わせを兼ねてウォーミングアップに木星と土星を撮影。
ハッブル師匠がISSに先駆けて南の空を通過するので人工衛星自動追尾の練習
今日のハッブル師匠のコースは最高の条件で真南高度30度で距離970km。
それでもちっこ過ぎて1.5倍にしています。両脇に太陽電池パネルらしきものが見えます。
ジェームスウェッブに話題を持っていかれていますが32年選手のベテラン、ハッブル師匠にも頑張ってもらってもっと木星を写してほしい。
ハッブル師匠の10分後にISS登場
今日のコースは南西の空から北東の空に飛行し南東の空で500kmまで接近します。太陽に対して順光でベランダからは接近して来る姿を最初から追跡できるので好条件です。
真南の空600kmほど
ISSの左下前から見上げた姿。ISSは北東方向に飛行し太陽光は西南西から照らしています。このため太陽光パネルはISSの左後ろを向いているので細く見えています。
南東の空最接近時500km
ISSの左下横から見上げた姿。かなり写りが良いです。
左右のラジエーターがきれいに分離して見えています。
横方向から見る一位になったので太陽光パネルが2枚ペアで幅広く見えるようになりました。太陽光パネルの見え方によってISSの見かけの大きさがずいぶん違います。
ISS撮影を終えすぐに7インチ鏡筒を赤道儀にセットしてベランダに展開。
好気流を期待して木星に向かいます。
11月18日17時44~52分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
撮影し始めると南から断雲の集団が流れ込み始め木星にかかってきて気流が悪化。
色付き白斑とぼやけ白斑の面です。最近この辺が多い。
北赤道縞から垂れ下がる青黒く太いフェストンが目立っていました。
このあとは雲量が増すばかりで撮影できず。夕食、風呂を済ませても雲だらけで望遠鏡を片そうとした21時過ぎ大きな雲の切れ間が到来。
11月18日21時14~21分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
雲が無いと意外と気流は良かったのです。
大赤斑が見えていました。右に伸びる縞は弱々しく細くなっています。一周回ってきた縞が再供給されても同じ濃さにはならないのでしょうか。
北赤道縞は濃く幅広です。
11月18日22時31~41分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
相変わらず雲の流れ込みが続きました。高度が35度くらいまで下がりましたが大赤斑が中央のタイミング。
大赤斑の南を通過した縞はそのまままっすく右に抜ける成分は少なく、右上まで巻き上げられてから右委に流れています。
大赤斑の左側の乱流に寄る白い雲の沸き上がりが増えました。
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