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2022年12月22日 (木)

「今はまだ人生を語らず」のCD

吉田拓郎のアルバム「今はまだ人生を語らず」の完全版CDが届きました。
1曲目「ペニーレインでバーボンを」の中のたった3文字のために発売できなくなっていたCDです。

P50_20221221

思い返せば僕が初めて買ったレコードがこの「今はまだ人生を語らず」でした。

アルバムの発表は1974年12月ですが、僕は当時の拓郎をリアルタイムで知っていたわけではなく高校の友人の影響で1979年の篠島オールナイトコンサートが終わったころから聞くようになりました。
そしてレコードプレーヤーも持っていないのに1980年3月27日に町のレコード屋に行き吉田拓郎コーナーのLPの中からこれを抜き出して買ったのでした。当時2500円。

幸い兄が高級なステレオセットを持っていたので帰宅してすぐさま兄の部屋にこっそり侵入してカセットテープにダビングしたという思い出が残ります。
それ以来カセットテープで再生ばかりしていました。

86年にCDとして発売された時はレコードを持っているので購入しないでいたら、いつの間にか「今はまだ人生を語らず-1」として「ペニーレインでバーボンを」がカットされた不完全版CDに変わっていました。
コンサートでも歌われることがなくなり、唯一2006年のツアーで「蚊帳の外」と言い換えて歌ったのを武道館で聴きました。

そして今日、最初のCD発売から36年目にしてようやく全曲フルで聴くことができました。
拓郎の魅力はステージのライブにあると思っているのですが、レコード録音された1974年、当時28歳のバイタリティに溢れたパワフルなボーカルはスタジオ録音でもライブに負けない勢いを感じます。
最近の円熟した楽曲とは違った若さで突っ走ってる感満載のアルバムで元気をもらえ、気分だけは初めてレコードで聴いた高校時代に戻ります。

これをもって拓郎関連イベントは全て終了してしまいました。
以降、コンサートもテレビもラジオも雑誌も?一切の活動を終了なのでしょうか。
音楽は続けますよね。
ラジオもひょっこりどこかで出ますよね。きっと。

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