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2023年1月

2023年1月31日 (火)

流星 2023/01/30-31

30日の夕方から始まった季節風の吹き出しは今日の昼頃には収まり穏やかになりました。天気の変化が早くなって春が始まりかけているようです。
上空の寒気は残っていますが風も弱まってそこそこの見え方が期待できました。しかし風が弱まったとたんいつもの切れの悪い雲がかかるようになり夕方に向けて雲の量が増えました。
望遠鏡をベランダに準備しておいたのですが木星のおいしい時間帯はすっかり曇り空となり終了。

仕方ないので昨晩捉えた流星を貼ります。
長い経路でしたが暗めで屋根に刺さってしまっているのでボツなのですが今日はこれしかないので。
_20230130_161235711_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、トリミング
1月31
日01時12分35秒頃
スピカの下を東北東から西南西に流れました。

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2023年1月30日 (月)

金星 2023/01/30

一日おきに冷え込みの強い日が来ますが今日は冷える日でした。
それでも日本海にある低気圧に向かう南風があって日中はいつもより暖か。
お昼休みに金星を撮影してみました。
Ven_202301300330_1
1月30日12時21分  D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、2ms、Gain=0、15000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

今シーズン初めての撮影です。8月が内合なのでまだしばらく変化の少ない丸い姿の金星です。
位置が南に低いので3月末頃までは7インチ鏡筒で撮影可能です。その後は北に移動してしまうので庇の向こう側。
夕方からは日本海の低気圧が東北地方に移動すると北風が強まり上空に寒気の吹き出し雲が広がって木星のおいしい時間帯が失われました。

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流星 2023/01/29-30

昨夜もずっと快晴が継続しました。
明け方に1個明るいのが写りました。散在流星はベランダ天文台が地球の公転運動の進行方向に向く明け方に写ることが多いですね。
_20230129_200123648_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、トリミング
1月30
日05時01分23秒頃
からす座の右に南東から北西に流れました。最後に光度変化しています。

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2023年1月29日 (日)

木星 2023/01/29

6:30起床。
快晴ですが朝は思いのほか冷え込んで-5度以下になっていました。危うく水道が凍結する気温でした。
その後の気温上昇も鈍く自転車で走ろうという気になったのは10時を過ぎてからで完全な負け戦。
冬型は昨日より緩んで午後は南東風に変わりましたが上空には寒気が残ったままで南寄りの風ですが空気は冷たいままで自転車上で鼻水が止まらなくなりました。

今日は雲がかからなかったので日没後から木星に向かいました。
Jup_202301290824_3
1月29日17時19~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300
、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

ここ最近の状況からするとかなり落ち着いていました。
色付き白斑と左下に1番白斑が見えます。
北赤道縞の北側は複雑なアーチ状に凸凹しています。中央付近には白い雲の沸き上がりも。
北半球中緯度に濃い目の縞が見られます。

このところ撮影枚数が少なかったのでこの後は30分ごとに同じ条件で撮影しました。
Jup_202301290853_4
1月29日17時48~57分

Jup_202301290924_0
1月29日17時19~28分

Jup_202301290954_0
1月29日18時49~58分

せっかくの好気流でしたが大赤斑は見えてきませんでした。
最後の一枚は西の空高度30度くらいまで下がっていましたがボケボケになりませんでした。南西の空に移ると気流が悪くなるのが常ですが今日はまだこの時間も弱い南東風が続いていたおかげで気流を悪くする繁華街の熱気が北方向に追い払われたおかげかもしれません。

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流星 2023/01/28-29

昨夜木星を邪魔した雪雲が去った後は透明度の良い快晴が続きました。
珍しく火球クラスが2個写りました。
_20230128_142658667_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、トリミング
1月28
日23時26分58秒頃
天頂付近に流れましたが惜しくも庇にかかってしまいました。

_20230128_204655650_ut
1月29日05時46分56秒頃
空が白々し始めた頃おとめ座スピカの傍らを北東から南西に流れました。
経路は短かったですが後半爆発して流星痕も写っていました。

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2023年1月28日 (土)

羽村のかつや失敗

6:30起床。
快晴です。そんなに冷え込んでいませんが昨夜ぱらついた雪が地面で溶けた後凍結していました。
自転車は日が高くなって凍結が解けた後で出発。そのころには北風がやや強くなっていました。

今日は年明け一回目のかつや昼食を目指しました
9:50出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~羽村のかつや。
店内に入ろうとしたとき、マスクを忘れていたことが発覚。
近くのドラッグストアで買いたいのはやまやまですがマスクなしで店内に入るのは憚れますね。5月8日以降は関係なくなるのかな。
まさに服屋に着ていく服が無い状態に陥り引き返しました。

新奥奥多摩街道~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~立日橋まで周回して多摩川CRで15:30帰宅。
途中甘ったるいコーヒー飲料を自販機で補給しながらの走行となりました。

走行距離:105km

帰途、多摩大橋あたりから南の空を見ると雪雲らしき雲列が東に伸びているのが見えました。冬型の時はいつもは伊豆半島から伊豆諸島方面に風のぶつかりによる雲が伸びているのですが今日は神奈川県内で風のぶつかりが発生し陸上で雲が湧いているようです。

帰宅するとその雲は自宅上空を覆っていたのでした。
日没時刻になっても継続し木星のおいしい時間帯が奪われました。

雲がどいたときには木星はすっかり傾いてしまっていたのでササっとちっこい望遠鏡で月を撮影しておしまい。
Moon_202301281057_140
1月28日19時57分  D=60mm、F=370mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=4
0、1000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、40%に縮小

今夜の0時過ぎが上弦なのでほぼ上弦です。

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2023年1月26日 (木)

木星 2023/01/26

強烈寒気は抜けて朝7時の富士山頂の気温は-22.5度と前日の-36.0度から13.5度も昇温。しかし家の周りでは強烈な放射冷却で昨日より冷えて-7度以下まで下がっていました。
案の定、水道は凍結して出ませんでした。でも日中の日差しで気温上昇は早く10時頃には水道が復活。思いっきりトイレしました。

冬型は緩み西から移動性高気圧に覆われてきましたが夕方には次の悪天の前触れの薄雲が流れ込み始めていました。
Jup_202301260828_7
1月26日17時25~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=32
0、3000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日と比べれば良くなった感がありますがボツにする寸前の見え方で詳細は分かりません。
すぐそばに月がいたので見てみましたが焦点距離2700mmの拡大率ではクレーターがもやもやと揺れまくっていたので撮影せずに終了。

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2023年1月25日 (水)

木星はあきらめ月を撮る

日中寒かった分18時過ぎには氷点下まで下がりました。
風が止んだので明日の朝は強烈に冷えそうです。2018年には-8度くらいが3日ほど続き3日とも水道が出なくなりました。
明日の朝はそれに匹敵するくらいかも。

寒さはさておき、強い冬型が継続し寒気の底で木星は全く希望が持てなかったのですが見えているので望遠鏡を向けて撮影しました。
予想通り北赤道縞と南赤道縞がぼやけた茶色い帯に写るだけだったのでボツ。
代りに月をちっこい望遠鏡に変更して撮影しました。
Moon_202301250850_8
1月25日17時50分  D=60mm、F=370mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=10
0、300フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、40%に縮小

ベランダから南の空で日々大きくなっていく月を追いやすい季節です。
短い焦点距離で全景を写せば気流の影響は目立ちません。
危機の海が見えています。穴が開いているように見えます。

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流星 2023/01/24-25

1月13日の午後から下り坂となった天気は南岸低気圧、風のぶつかりによる曇天、南岸低気圧、と続き晴れる日がめっきり減りました。
そしてクリスマス寒波以来一か月ぶりに来た「今シーズン一番の寒気」は10年に一度の強さと言われ、今日9時の館野上空850hPa面(1500mくらい)の気温が-15.1度を記録しました。1957年に統計開始して以来の最低値なので確かに強烈な寒気です。
その割には自宅付近の朝の気温は普通に寒い-4度くらいでクリスマス寒波の時と同じくらいでした。強い北風が吹き続けていたので地面付近の放射冷却による冷気が程よく混合されて弱められたのかもしれません。その代わり日中は晴れているのに2度くらいで寒気の強さが感じられました。室内も20℃どまりでTシャツ姿では仕事できませんでした。
風の弱まる明日の朝は冷えそうです。
_20230124_185815772_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、トリミング
1月25
日03時58分15秒頃
昨晩写った一番明るい流星です。ぎょしゃ座の南を北東から南西に流れました。
流星師匠によると1月中旬から3月にかけては目立った流星群も無く流星数が一年で一番少ない時期なのだそうです。
ただでさえ少ない時期に冬だというのに晴れる日が少なくなって一層流星が捉えられなくなりました。

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2023年1月21日 (土)

木星 2023/01/21

冬型で北風の強い一日でした。
気象衛星では昨日せっかくきれいになった関東の南海上に風のぶつかりによる雲が発生して南の空にキレの悪い雲が漂い北に広がりそうな気配がありましたが日没まで何とか持ちこたえました。
Jup_202301210819_5
1月21日17時15~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=30
0、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

冬型で寒気が入っているので仕方のない見え方です。
大赤斑を久しぶり意に見ましたがボケボケです

それでも大赤斑の左下に7番白斑、左端に8番白斑が認められます。

Jup_202301210920_5
1月21日18時16~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=28
0、3000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今日は悪いなりに悪い状態が安定していて南西の空域に高度を下げても何とか耐えていました。
中央を過ぎた8番白斑の北では左から幅広くグレーのソーンが途切れて白いゾーンに変わっています。

明日は移動性高気圧のタイミングですが関東の南で雲が湧く癖が治らないので夕方はきっと曇っているでしょう。その後は強烈寒波らしいのでしばらくボケボケでしょうか。

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水星 2023/01/21

6:00起床。
一晩流星カメラで撮影していましたが雲一つない空が継続していました。
202301210020033040
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、縮小
1月21日00時24分~03時30頃
ジェット機の光跡が入らない時間帯で流星カメラの約3時間分を比較明合成した星空の日周運動です。
右に冬の星座が去って中央付近まで春の星座が登場してきています。
流星の釣果はボウズでした。

朝焼けで東の空低くが赤くなり始めていました。季節風が吹き始めて透明度の良い快晴です。
水星が南東の空低くに上ってきていたので撮影してみました。
Mer_202301202241_9
1月21日07時21分  D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、2ms、Gain=100、12000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

撮影は高度が高くなった日出後。寒気の流れ込みで気流が悪くふにゃふにゃでしたが何とか半月形に欠けた姿にまとまりました。

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2023年1月20日 (金)

木星 2023/01/20

関東南部にしつこく張り付いていた風のぶつかりによる雲は低気圧としてまとまって関東から離れ朝から快晴となり一週間ぶりに日差したっぷりで室内は25度まで昇温してTシャツ短パン姿で仕事。
快晴は日没後も続き雲の心配もなく木星撮影に入りました。
Jup_202301200807_2
1月20日17時02~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

日本海を北海道に向かう低気圧の後面から寒気が吹き出しつつありますが関東はまだ西に山があるので影響を受ける前。薄明時間帯のラッキータイムに当たりまあまあの見え方でした。
南半球中央から左に2番から4番の白斑が見えます。1番はぼやけて東西に広がった姿。
3番の北にある白斑から右にグレーの縞が伸びています。
北赤道縞の北辺は波打つ形状で並と波の谷間に白斑状のものが見られます。

以降30分ごとの撮影
Jup_202301200837_7
1月20日17時32~41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

Jup_202301200907_3
1月20日18時02~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

薄明ラッキータイムは僅かな時間で終わりどんどん気流が悪くなっていきました。
3枚目はもうボツなのですが悪くなり具合を示すために採用。

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2023年1月17日 (火)

木星 2023/01/17

朝からどん曇りで気温の上がらない一日。14時過ぎてやっと雲が切れて日差しが出ましたが16時には南西のマンションの影となり部屋もそんなに温まらず。
日没時には南の空に関東南部特有の風のぶつかりによる雲が広がり木星周辺は晴れていましたが南西方向から急速に雲が流れ込み始めていました。
Jup_202301170759_6
1月17日16時58~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300~400、4000フレームを70%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

撮影を始めて1ショット目から雲がかかり始めて4ショット目には木星が見えなくなりました。
木星を導入してピント合わせしたときの見え方は薄明時のラッキータイムに当たったのかボケボケではありません。しかし2ショット目以降はGainを高くして撮影した3ショットでDe-lotatinかけたのでノイズでガサガサです。
色付き白斑が中央やや左に見えています。
北赤道縞中央から左に白い雲が湧いています。

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流星 2023/01/16-17

寒中だというのに3日連続の曇天雨天が続きました。上空には季節外れの暖気が流れ込んだものの日差しが無いので日中はその恩恵を全く受けられず予報に反して気温が上がらず、そのギャップで余計寒く感じてしまいました。
昨晩は夜半頃からやっと雲が切れたので流星撮影を再開。
_20230116_183407743_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、トリミング
1月17
日03時34分07秒頃
庇のきわ、ほぼ天頂付近から南東に流れしし座のお尻デネボラ(2等星)に刺さりました。
そんなに明るくないですが長経路でした。

4時半ころより風のぶつかりによるキレの悪い雲が南から広がり始め曇りました。

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2023年1月13日 (金)

流星 2023/01/12-13

時々飛行機雲が帯状に流れてくる空でした。
夜中の1時半過ぎにパソコンのリブートがかかって以降の撮影ができていませんでしたがその前に1個写っていました。
_20230112_155547597_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:310、トリミング
1月13日00時55分47秒頃
久しぶりに明るい流星でしたが、またしても前の家のアンテナでごちゃごちゃした場所に流れて屋根の向こうに消えました。

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2023年1月12日 (木)

木星 2022/01/12

大きな移動性高気圧に覆われて穏やかな晴天。昨日よりも期待が持てます。
Jup_202301120812_5
1月12日17時07~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

確かに気流は昨日よりずっと良くなりましたが期待したほどではありませんでした。上空の北西流で揺れ続けていました。
色付き白斑が左寄りに見えているのでぼやけ白斑は中央やや右にあったはずですが姿はありません。中央付近から右に白っぽい雲の中に暗斑列のようなものが見えますがこれが残骸でしょうか。

木星面を通過した人工衛星
撮影の合間も木星をモニターしていたのですが、ROIを780×780に狭めて映し出されている木星面を一瞬明るい面積を持った何かが上から下に通り過ぎたのが見えました。
ひょっとしてと思い撮影中だった流星カメラの画面を見ると人工衛星が木星から離れていく光線が見えました。
Jup_202301121
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:290、トリミング
木星を通過した前後4フレーム、1月12日17時59分30.4秒~45.5秒を合成、トリミングして2倍拡大
何という人工衛星だったのか調べてみると該当する時刻に木星付近を通過する人工衛星が見つかりました。
そのベランダ天文台から見た時の予想飛行経路図
Passskychart2
2007年6月8日に打ち上げられた高度620kmで太陽同期軌道で地球を周回するイタリアの地球観測衛星COSMO-SKYMED 1 でした。
木星と重なっているフレームは18:59:36.8だったので予報通りです。
もし木星撮影中だったら1フレーム15msのシャッタースピードなので1フレームか2フレームに伸びた線として写ったと思われますが形は分からないでしょう。

Jup_202301120912_0
1月12日18時07~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が中央に来ました。左下にあるはずの1番白斑はかすかにわかる程度。
南赤道縞の北側はグレーの縞が暗斑列のように見えています。

次のタイミングではボケたのでボツ。

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2023年1月11日 (水)

木星 2023/01/11

今日は移動性高気圧に西から覆われ昨日の強い北風は収まり上空寒気も抜けつつあります。気流は改善してきていると思われましたが都内から帰宅したら18:20頃。
木星はすでに西に傾き始めていたのでどうしようか思案しましたがまだ大赤斑が見えているタイミングだったのでベランダに望遠鏡を展開。
日中の日差しで暖まった室内はまだ20度近くあり望遠鏡が外気温になじむまでは気流の影響云々以前の話なので木星を導入した後もじっと我慢。
40分以上待って撮影に入りましたがその間にも木星は高度を下げて気流悪い南西の空域に移っています。
Jup_202301111009_4
1月11日19時04~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

結局ボケた木星でした。薄明時刻のラッキータイムではどうだったのでしょうか。
もう出社した日は帰宅後の撮影は無理ですね。

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流星 2022/01/10-11

せっかく透明度が良い快晴の空でしたがしぶんぎ座流星が終わって以降めっきり明るい流星が減りました。
_20230110_173250777_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:310、トリミング
1月11日02時32分50秒頃
昨夜の一番明るかった流星。おとめ座あたり西から東に流れ画角外に流れました。
流星の右下がおとめ座の一等星スピカ。

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2023年1月 9日 (月)

木星 2023/01/09

日中気温が上昇しぽかぽかのおだやかな天気でしたが日本海の低気圧が低気圧が東北地方に接近して冬型に移行し始めました。
Jup_202301090803_1
1月09日16時59~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

冬らしい気流に戻りましたがまだましな方です。
大赤斑は右に去って後ろの様子が見える面です。北赤道縞は大赤斑の北を回って左側に流れ大赤斑に巻き込まれてはいないようです。
大赤斑の左から近づく縞がゴロゴロした感じで暗斑列のような感じです。夏ごろ見えていた暗斑列が復活したのでしょうか。昨日の気流だったらはっきりしたのですが。
大赤斑の左下は7番白斑。
左端はエウロパ

Jup_202301090903_0
1月09日17時59~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列と思われる縞は左の方では幅が広がってゴロゴロ感が無くなっています。
その縞の左端にエウロパの姿が光点として見えています。
北赤道縞の右手から赤道に沿って長いフェストンが見えます。
この次のタイミングではさらにボケてしまったのでボツ。

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2023年1月 8日 (日)

木星 2023/01/08

低気圧が通過後冬型とはならず西から移動性の高気圧に覆われて来て穏やかな天気。上空寒気の流れ込みも無く風速も落ち着いています。
昨日と同じくらいかと思って木星に向けたらゆったりと揺れる木星が見えました。
Jup_202301080759_0
1月08日16時56~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

夏の気流の時のような写りで冬の空とは思えません。
イオが右側にいてその影が南赤道縞の上に落ちています。
南赤道縞にはリング暗斑があり南側に丸みを持った出っ張りを作っています。
中央やや左から2番3番4番の白斑が見えています。
北赤道縞は複雑に入り組んだ模様となっています。
写真左上端にカリストがうっすら見えています。

Jup_202301080901_0
1月08日17時56~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

イオの影が右端まで移動しました。
2番から左端に5番まで白斑が見えています。2番はぼやけた姿です。
1枚目で北半球中緯度に見えていた縞は中央付近まで暗斑状に続いてその左で途切れています。

Jup_202301080959_0
1月08日18時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

久しぶりに大赤斑が見えてきました。
南赤道縞は大赤斑の北を回って左側に繋がっているようです。
4番と5番白斑は離れ5番の右上の平べったい奴は横に長くなりました。

次のタイミングでは大赤斑が中央付近に来るので期待していましたがこの後すぐ低い雲が一気に湧きたって全天を覆てしまって終了。
相変わらず大赤斑周辺の詳細は見せてくれません。

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2023年1月 7日 (土)

木星と火星 2023/01/07

低気圧の来るタイミングで天気予報は悪かったですが発達せずに通過して朝から穏やかな晴れが続きました。
Jup_202301070758_5
1月07日16時55~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを40%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

気流状態は良く8番白斑も見えています。
中央付近やや左の北赤道縞北側に白斑のようなものが見えています。
右には衛星イオ

Jup_202301070859_0
1月07日17時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

中央付近の北赤道縞は白い雲が湧いて活発です。
左端に色付き白斑が見えてきたので中央あたりにぼやけ白斑がいるはずですがはっきりしません。

Jup_202301070959_1
1月07日18時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

まずまず寒流としては落ち着いた気流が続きました。
色付き白斑の左下にかすかに1番白斑が見えます。

気流が良かったので火星も
Mar_202301071230_4
1月07日21時59分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー+延長筒 、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=300、20000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

左側がだいぶ欠けてきました。

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2023年1月 6日 (金)

流星 2023/01/05-06

夜半前から上空の薄雲が増えましたが晴れが継続。
_20230105_201316129_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:310、トリミング
1月06
日05時13分16秒頃
しし座のお尻あたりを北東から南西に流れました。薄雲のかかる空でしたが十分に明るい流星でした。
右端の星がしし座一等星レグルス。

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2023年1月 5日 (木)

木星 2023/01/05

冬型が続いていますが関東南部は比較的穏やかでした。昨日夕方から流れ込んだ寒気も底を打っていますが上空の風は強いままです。
Jup_202301050801_4
1月05日16時57~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを40%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

冬らしい見え方でした。
ぼやけ白斑が右、色付き白斑が左に見える面です。
北赤道縞の右寄りの方では縞の中に白い雲が帯状に湧いているようです。

Jup_202301050859_0
1月05日17時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを40%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑の左下に1番白斑がいるはずですがボケて見えません。
北赤道縞から多くのフェストンが赤道に伸びているようです。
次のタイミングでも同様の見え方だったのでボツ。
明日は冬型が緩むので雲が広がらなければ期待できるかもしれません。

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CSSを撮る 2023/01/05

明け方にCSSの通過がありました。
流星カメラでとらえたCSSの光跡
Css_20230105
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:320、トリミング
1月05日06時00分~03分頃
アークトゥルスのそばを通過して行きました。東に進むにつれ太陽の当たっている部分が見えなくなり暗くなって光跡が細くなりました。
東の空はすでに夜明けの明るさで真っ白に飛んでいます。

庇から現れた後、矢印付近で南東に遠ざかりつつあるの姿を5インチ鏡にて拡大撮影。
Css_202301042102_1
すでに高度が下がり冬の気流の影響を大きく受けてボケボケでした。

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2023年1月 4日 (水)

しぶんぎ座流星 2023/01/03-04

明け方に向かってしぶんぎ座流星の条件が良くなっていきました。明るかったもの3つ掲載
_20230103_173957664_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:310、トリミング
1月04日02時39分57秒頃
またもやこんな狭苦しい所に流れました。しぶんぎ座流星の中では一番明るく写っていたもの。

_20230103_184328685_ut
1月04日03時48分28秒頃
一番明るかった流星ですがしぶんぎ座流星ではありません。南から北に流れ最後に小バクハツを繰り返しています。

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1月04日05時43分03秒頃
明るかったですが放射点に近く短経路です。

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2023年1月 3日 (火)

木星 2023/01/03

安定した冬型が続きます。関東南部は北風も弱く穏やか。
上空はそれなりの強さのジェット気流がながれていて寒気も流れ込み気流は期待していませんでしたが、
Jup_202301030755_7
1月03日16時51~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを40%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

薄明タイムマジックでしょうか。今年一枚目の木星ですが今年一番の写り。
色付き白斑の左下に1番白斑が接近してきました。
南半球左端の欠け際から暗斑列が2股に分かれて右に伸びています。

Jup_202301030900_0
1月03日17時55~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを40%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

薄明時間帯のサービスタイムは終わり気流が悪化してきました。でもまだましな方かな。
左寄りに2番と3番の白斑が見えています。
暗斑列(すでにボケてグレーの縞に見える)の湧き出しは左寄りのぼやけた白斑の右上でした。
北赤道縞の中央付近ではアーチ状の模様の北側ににさらにアーチ状の模様が見えます。

Jup_202301031000_0
1月03日18時55~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを40%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

南西の空域に移動して一層気流が悪くなりました。
たぶん2番から4番の白斑が並んでいる面ですがほとんど分かりません。

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小惑星Finsen(1794)による9.5等星の恒星食を見る

2023年最初の星見は木星でも流星ではなく小惑星による恒星食現象でした。
1月2日20時32分頃、小惑星Finsen(直径43.1km)による9.5等星の食現象の予報があり、たまたまベランダ天文台はその現象が起こる幅43.1kmの帯の中に入っていました。
小惑星は17.3等と暗く5インチ鏡では見えませんが9等星は見えるので小惑星が重なっている間星が消えたような見え方をします。
こういう暗い星をCMOSカメラの狭い視野に導入するのに自動導入機能は大変重宝します。

食の始まり
03639
03669
03.669秒の時はまだかすかに星が見えています。このフレームを撮影している30msの間の前半に食が始まったと想定できます。
ちなみにSharpCapのタイムスタンプは撮影終了時の時刻らしいです。

食の終わり
07631
07.631秒でかすかに星が見え始めています。このフレーム撮影の後半で食が終わったと想定されます。
07661
1月2日20時32分過ぎ  D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、MONO8、ビニング2、30ms、Gain=500、タイムスタンプ

対象の星が消えるかどうかが分かればよいのでモノクロ撮影にして2×2ピクセルを1ピクセルに集光しGainを上げて可能な限り時間分解能を上げた結果が30msのシャッタースピードでした。
消えたのが分かればいいという写真なので地味でノイズザラザラで見栄えは最悪ですが確かにここを小惑星の影が通過して行ったという感動に約4秒間だけ浸りました。

動画撮影したデータを「limovie」という魔法のソフトウェアに食わせて解析させると光度変化のグラフが書けます。

20230102
左の赤丸が2枚目の写真、右の赤丸が4枚目の写真
最大継続時間が4.7秒と予報されていましたがベランダ天文台では4秒と少しかかっていますから小惑星の最大直径近くの影に入ったものと思われます。

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流星 2023/01/02-03

2023年、とし明け後の初撮影で明るい流星が写りました。
_20230102_200603297_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:310、トリミング
1月03日05時06分03秒頃
しし座の顔の前を北から南に流れました。中央あたりの明るい星が1等星レグルス。
しぶんぎ座流星とはちょっとコースが違うようです。

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