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2023年1月 3日 (火)

小惑星Finsen(1794)による9.5等星の恒星食を見る

2023年最初の星見は木星でも流星ではなく小惑星による恒星食現象でした。
1月2日20時32分頃、小惑星Finsen(直径43.1km)による9.5等星の食現象の予報があり、たまたまベランダ天文台はその現象が起こる幅43.1kmの帯の中に入っていました。
小惑星は17.3等と暗く5インチ鏡では見えませんが9等星は見えるので小惑星が重なっている間星が消えたような見え方をします。
こういう暗い星をCMOSカメラの狭い視野に導入するのに自動導入機能は大変重宝します。

食の始まり
03639
03669
03.669秒の時はまだかすかに星が見えています。このフレームを撮影している30msの間の前半に食が始まったと想定できます。
ちなみにSharpCapのタイムスタンプは撮影終了時の時刻らしいです。

食の終わり
07631
07.631秒でかすかに星が見え始めています。このフレーム撮影の後半で食が終わったと想定されます。
07661
1月2日20時32分過ぎ  D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、MONO8、ビニング2、30ms、Gain=500、タイムスタンプ

対象の星が消えるかどうかが分かればよいのでモノクロ撮影にして2×2ピクセルを1ピクセルに集光しGainを上げて可能な限り時間分解能を上げた結果が30msのシャッタースピードでした。
消えたのが分かればいいという写真なので地味でノイズザラザラで見栄えは最悪ですが確かにここを小惑星の影が通過して行ったという感動に約4秒間だけ浸りました。

動画撮影したデータを「limovie」という魔法のソフトウェアに食わせて解析させると光度変化のグラフが書けます。

20230102
左の赤丸が2枚目の写真、右の赤丸が4枚目の写真
最大継続時間が4.7秒と予報されていましたがベランダ天文台では4秒と少しかかっていますから小惑星の最大直径近くの影に入ったものと思われます。

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