木星 2022/01/12
大きな移動性高気圧に覆われて穏やかな晴天。昨日よりも期待が持てます。
1月12日17時07~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
確かに気流は昨日よりずっと良くなりましたが期待したほどではありませんでした。上空の北西流で揺れ続けていました。
色付き白斑が左寄りに見えているのでぼやけ白斑は中央やや右にあったはずですが姿はありません。中央付近から右に白っぽい雲の中に暗斑列のようなものが見えますがこれが残骸でしょうか。
木星面を通過した人工衛星
撮影の合間も木星をモニターしていたのですが、ROIを780×780に狭めて映し出されている木星面を一瞬明るい面積を持った何かが上から下に通り過ぎたのが見えました。
ひょっとしてと思い撮影中だった流星カメラの画面を見ると人工衛星が木星から離れていく光線が見えました。
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出2.0秒、Gain:290、トリミング
木星を通過した前後4フレーム、1月12日17時59分30.4秒~45.5秒を合成、トリミングして2倍拡大
何という人工衛星だったのか調べてみると該当する時刻に木星付近を通過する人工衛星が見つかりました。
そのベランダ天文台から見た時の予想飛行経路図
2007年6月8日に打ち上げられた高度620kmで太陽同期軌道で地球を周回するイタリアの地球観測衛星COSMO-SKYMED 1 でした。
木星と重なっているフレームは18:59:36.8だったので予報通りです。
もし木星撮影中だったら1フレーム15msのシャッタースピードなので1フレームか2フレームに伸びた線として写ったと思われますが形は分からないでしょう。
1月12日18時07~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
色付き白斑が中央に来ました。左下にあるはずの1番白斑はかすかにわかる程度。
南赤道縞の北側はグレーの縞が暗斑列のように見えています。
次のタイミングではボケたのでボツ。
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