金星、木星、天王星など 2023/02/23
明け方関東沖で発生した低気圧が遠のいて弱いながらも高気圧圏内となり午後から穏やかに晴れました。
寒気の流れ込みも無く気流が良いんじゃないかと日没前の金星に望遠鏡を向けてみました。
2月23日17時56~05分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、IR850、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、3ms、Gain=80、15000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
赤外フィルターを付けて木星の拡大撮影と同じ拡大率で撮影してみました。金星の揺れは小さく予想通り気流は良いようです。
でもやっぱり模様は写りません。
日没前から木星を導入しておいて日没とともに撮影開始
2月23日17時33~36分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
5日ぶりの木星です。大赤斑の面でこれだけ良く写るのは今シーズン最後かもしれません。
中央やや右にイオの影、南赤道縞上右端にイオがちょっと横に伸びて写っています。
7番白斑は大赤斑の南通過を終えています。右の方に5番白斑。
北赤道縞は相変わらず活発な状態。
最近木星を撮影できていないので以降1時間ほど連続撮影して約15分毎に画像処理しました。
2月23日17時51~54分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
2月23日18時10~13分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
2月23日18時24~32分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
最後の1枚は高度20度くらいまで下がっていましたが気流が良いとこれくらいまで写せます。
今シーズンは3月上旬くらいで限界に達しそうです。
天王星も西に傾くと庇に隠れるので撮り納めです。
2月23日18時41分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、40ms、Gain=450、2000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
木星と同じ拡大率で撮影しています。模様は見えませんが何となく濃淡があるような気がします。
最後に火星を直焦点で撮影して金星と天王星との大きさ比べ
火星は遠のき益々ちっこくなり視直径は7秒くらい。天王星の倍くらいしかありません。金星は12秒。
火星はレモンみたいに欠けていますがまだ模様が写りますね。
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