« 金星と木星 2023/03/16 | トップページ | 根がらみ前水田での昼休憩はそろそろ終わり »

2023年3月16日 (木)

ISSとカーゴドラゴンを撮る 2023/03/16

木星撮影を終えて急いでISS撮影の準備に切り替えます。

今日のコース
流星カメラがとらえたISSの光跡
Iss_202303162
南西の空に姿を現して北東方向に飛行するベランダから狙いやすいコースでした。広がっていた薄雲も消えて絶好の条件です。
高度が低く動きのゆっくりな時に自動追尾のずれを電子ファインダーで修正してフレーム内にとらえて撮影開始。
矢印の位置の姿が下の写真。

Iss_202303160954_9capture_f2078520885_15
3月16日18時55分  D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1.0ms、Gain=240、RegiStax 6でWavelet処理、1.5倍拡大

ISSは上に向かって飛行しています。太陽光は右側から照らしています。向かって右側のラジエーターには全面太陽光が当たってあみあみが良く見えていますが左側はISSの影が落ちて半分くらい隠れています。
ほぼ下から見上げる角度となったので太陽電池パネルは視線方向となりほとんど見えなくなっています。代わりに太陽電池パネル冷却用の4枚のラジエーターが良く見えています。
11日早朝の時、先端にドッキングしていたドラゴン宇宙船は若田宇宙飛行士と共に地上に帰還したのでいなくなっています。

撮影中に電子ファインダーの画面を見るとISSの後を追うように小さな光点が飛行しているのに気づきました。
ちょっと離れているので拡大撮影範囲には入らなかったのですが電子ファインダーの画像を撮影した1枚が下の写真。
Iss_202303161
電子ファインダーの露出は0.2秒なのでISSは露出オーバーで丸く膨らんでいます。人工衛星自動追尾のため恒星は線状に流れています。右上隅の色が変わっているところは庇で間もなく隠されます。

中央の明るい光点がISS、その下にある光点がずっとISSの後を追いかけていました。
NASAやスペースXのHPを調べてみると昨日打ち上げられたスペースX社のカーゴドラゴン補給船でした。
ISSへの補給物資を積んでこの後20:31にISSにドッキングしたようです。
ISSクルー向け実験用物資、新鮮な果物やチーズを含む貨物を届けたと書かれていました。
いい物を見ました。

| |

« 金星と木星 2023/03/16 | トップページ | 根がらみ前水田での昼休憩はそろそろ終わり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 金星と木星 2023/03/16 | トップページ | 根がらみ前水田での昼休憩はそろそろ終わり »