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2023年4月 3日 (月)

ISSを撮る 2023/04/03

昼前から良い天気になり夕方には快晴。
19時過ぎにISSの通過があったので撮影しました。

今日のコース
Iss_20230403
北西の空から南東の空に飛行しました。
最接近(425km)を過ぎてからベランダからは庇の影から現れて月の右を通過したあと地球の影に入りました。

今回の撮影は7インチ鏡筒を搭載した赤道儀で人工衛星自動追尾をおこないました。
このために赤道儀やWiFiのファームウェアのアップデートを行い、ファインダーをSV165に変更してASI294MCで電視ファインダー化してすべてPC上で操作できるよう変更を加えています。

しかしほかの人工衛星での練習も無くぶっつけ本番で庇の影から現れる動きの速いISSを焦点距離2700mmの狭い視野内に導入するのは至難の業。 
少しでも視野を確保するために×0.5レデューサーをかまして焦点距離を約1600mm程度にしました。

Iss_202304031009_6f0850008600_drizzle15
4月03日19時09分58秒  D=1
80mm、F=2700mm、×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1.0ms、Gain=300、RegiStax 6でWavelet処理、1.5倍拡大

最初に捉えたのは経路の上の矢印の位置で距離590kmほどに遠ざかっています。
完全な露出オーバーでラジエーターや本体が白飛びしてしまいました。でも太陽電池パネルはいい塩梅の写り方で新しく取り付けられたパネルも良く見えます。

Iss_202304031009_6f0990010000_drizzle15
4月03日19時10分11秒  D=180mm、F=2700mm、×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1.0ms、Gain=240?、RegiStax 6でWavelet処理、1.5倍拡大

追尾の微調整をしながらgainを下げました。いくつに下げたかは不明。
経路上の下の矢印の位置で距離660kmほどの距離です。まだラジエーターは露出オーバーですが他はまあまあの写りです。

焦点距離は5インチ鏡筒(1500mm)とあまり変わりませんが口径が大きい分距離が遠くなっても解像度が上がっています。
また赤道儀はステッピングモーターで追尾しているので振動が小さいのも解像度に貢献しています。
南から接近するコースであれば動きの遅いときから導入できるので2700mmで撮影できるかもしれません。

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