木星 2023/08/31
1:00起床。
8月も暑いまま最終日。関東地方は東の太平洋高気圧に近いおかげで良く晴れ今年の8月は26夜も木星を見ることができました。良い夏でした。
昨夜空全体に広がっていた薄雲はまだかかっていておまけに南南西風に乗って下層の断雲が速いスピードで流れていました。
ベランダにも南風が吹いて鏡筒を揺らし条件は良くありませんが薄雲越しでも木星の明るさがあるので撮影に入りました。
8月30日22時49分 D=60mm、F=370mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、4.5ms、Gain=0、300フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理 縮小
前の晩に撮影した8月2回目の満月の前の姿。まだ左側がかなり欠けています。ほぼ近地点にいるので大きな月です。
8月31日01時12~18分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理
断雲の通過により木星は大きく明滅し気流も乱れました。
大赤斑、色付き白斑、白斑列がそろう一番賑やかな面ですがぼやけて詳細は見えません。大赤斑付近は変化ない模様。
8月31日02時05~12分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
断雲による明滅があった割には高度が上がりまずまずの写り。下層の気流が不安定で上層は安定しているようです。
2番から5番白斑が等間隔に並んでします。
8月31日03時07~11分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
この時刻が一番断雲が多く8ショット撮影して使えるのは4ショットだけで悪化しました。
5番白斑の下に見える小さな白斑の位置は5番に対して相対的に左にずれました。この緯度での移動速度はゆっくりなようです。
8月31日04時06~13分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
上空の薄雲が薄れ、流れ込む断雲が消えました。通常設定で8ショット。
7番白斑がクッキリ見えています。
北赤道縞らのフェストーンは広がり切きって淡くなっています。
8月31日05時05~13分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
かすかに薄雲がかかっていましたが気流は安定しました。しかし路面清掃車がゆっくりと振動を出しながら通過。
北赤道縞の一番広い面。中央やや右に白い雲の沸き上がりがあります。
南赤道縞中央の海老茶色の島状斑はずっと継続しています。
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