木星 2023/09/28-29
日本海を進んだ低気圧に向かって暖気が流れ込み真夏の暑さが戻りました。日が暮れてからも気温の低下がゆっくりでムンムンとした夜。
木星が庇から現れるのは22:30頃まで早まってきました。今日は前半に大赤斑の面が来るので早寝しないで木星撮影に入りました。
9月28日22時37~44分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
庇から出たてで高度40度。低気圧の影響で上空の西風が強まっていて気流は悪くボケボケでした。
9月28日23時31~38分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
高度が上がり庇からも離れて建物からの影響が減り少し解像度が上がりました。
大赤斑を取り巻いていたグレーの雲がだいぶ薄れ、右に伸びていた細い縞もかすかになっています。
南赤道縞の右方向から大きなリング暗斑が2つ接近してきました。右上で折り返している茶縞の流れにどんな影響を与えるでしょうか。
大赤斑の左側は活発な白い雲の沸き上がりが続いています。
色付き白斑はグレーの輪郭が失われいよいよ見えなくなってきました。
2番白斑と3番白斑の距離が縮まってきました。
9月29日00時30~37分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
空の透明度が悪くなり大きな月の光で靄ったような白い空になっていますが木星はさらに良く見えるようになりました。
色付き白斑の後ろから始まるグレーの縞が2列の暗斑列になっているのが見えてきました。
北赤道縞の中央付近から左下に直線状のフェストン、大赤斑の左に南赤道縞を横切るような直線状の縞が目立っています。
9月29日01時33~41分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
北日本を通過した低気圧に伴う前線が通過しているようで北から雲が流れ込み始め気流が急に悪化しました。高度が70度近いのに詳細は見えなくなっています。
この後雲は増え続けて全天を覆い終了。
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