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2023年10月

2023年10月31日 (火)

リゲルとシリウスの伴星

気流が良かったのでリゲルとシリウスの伴星撮影をしてみました。
これまでは直焦点撮影でしたが気流が良いので木星撮影と同じ拡大率にして挑戦。

リゲル
_202310301828_1
10月31日03時28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=450、2000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

さすがに気流が良いと拡大率を上げても伴星がきれいに写ります。ADCを使って大気による色分散を補正しているのも効果があるようです。


シリウス
_202310301833_4
10月31日03時33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=450、2000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

リゲルと同じ条件で撮影していますがシリウスBを強調するためWavelet処理をやや強めに掛けています。

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木星 2023/10/30-31

高気圧に覆われて日中はスッキリとした青空でしたが夕方から次第に雲が増えてきました。
撮影可能となった20時過ぎには西の空は雲が広がり迫りつつありました。
急いで1回目の撮影に入りました。
Jup_202310301112_4
10月30日20時07~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央を過ぎたタイミングでした。
昨日に引き続き大赤斑の左上の3つの白い雲の沸き上がり領域が目立ちます。
北赤道縞中央やや左のフェストーンと隣接した白いライン上の雲も特徴的です。

Jup_202310301224_9
10月30日21時24~25分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

1枚目撮影直後に曇におおわれました。雲の切れ間待ちして3分ほどの切れ間で撮影できたものの雲の周辺で気流は悪化してボケボケでした。
北赤道縞左寄りに白い雲の沸き上がりが目立ちます。

このあとずっとベタ曇りとなりふて寝してふと目覚めた1時過ぎ、雲が切れていました。
Jup_202310301612_3
10月31日01時07~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

気流がすごく安定していました。
連なる暗斑列の丸い形が良く分かります。
北赤道縞はイナズママーク領域は沈んでしまいその左に続く活動的な領域です。

Jup_202310301712_0
10月31日02時07~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

引き続きよく見えています。
北赤道縞のフェストーンの複雑な流れ、白い沸き上がり領域、引き延ばされた白い筋、南赤道縞のバームクーヘンのような成層構造など。
暗斑列は形の乱れた領域です。

Jup_202310301809_2
10月31日03時08~10分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=350、4000フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

雲がかかって来て気流が乱れボケました。庇も迫って来て撮影はこの時間が限界です。

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2023年10月30日 (月)

木星 2023/10/29-30

夕方には快晴となり透明度の高い月夜になりました。
上空寒気はまだ居座っていますがジェット気流からは離れていて上空の風はそんなに強くない状態。
Jup_202310291117_1
10月29日20時15~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

さすがに木星は小刻みに揺れていて細部は見えません。
北赤道しっまの活発なところが沈みかけ右端のくびれの場所に白い輝点が見えます。
1番白斑が見えてきたところ。

Jup_202310291215_6
10月29日21時13~18分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞南縁の青黒い雲とフェストーンが濃いです。

Jup_202310291316_3
10月29日22時11~20分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずフェストーンが多く見えます。
1版から3番の白斑や北半球高緯度の白斑が見えています。

Jup_202310291416_0
10月29日23時11~20分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

ボケがひどくなりました。が主要な模様の位置は分かります。
大赤斑から右に伸びる縞が長くなりました。

Jup_202310291523_6
10月30日00時21~25分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左側の南赤道縞の茶縞はなだらかなスロープ状で大赤斑から離れています。
その左上には白くて大きな雲の沸き上がりが2つ見えます。

Jup_202310291613_6
10月30日01時11~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の左手に新たな白い雲の広がりが見えます。

Jup_202310291713_7
10月30日02時11~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなりました。
北赤道縞の左端にイナズママークの領域が見えてきましたがボケボケです。
その右下はオレンジ色の領域は広がりました。

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2023年10月29日 (日)

桜咲く 2023/10/29

7:00起床。
雨降りでした。昨夜は久しぶりに5時間以上の連続した睡眠が取れて体力回復なのですが雨降りによって朝一の自転車出発は不発。
気温も低く日差しが出ず路面の渇きも遅いのであきらめてとこやへ行く。
11時に帰ってくるころには日差しもあって暖かく路面もドライでしたがこの時間から出るのも何なので今日は休養日。
昨日走っていて気になるところがあったので今日は徒歩で多摩川CRに出てみました。
自転車なら5分もかからない場所ですが歩いていくと20分近くかかりました。自転車は便利ですな。
P50_20231029_132730
気になっていたのはこれです。
10月初めにはすっかり葉を落としていた桜が緑緑した新芽を吹いて花を咲かせていました。このほかにも10数輪花が咲いていました。

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木星 2023/10/28-29

朝から埼玉方面は雷雲がかかっていました。その南に伸びるしっぽが東京23区の北部までかかっていたので自転車の出発は様子見。10時前、雷雲の南北軸が東に抜けたのを確認してから羽村まで往復してきました。
帰宅して望遠鏡をベランダに展開して外気に慣らし、仮眠をとって17時過ぎに目覚めると西から雷雲接近中であわてて望遠鏡を撤収。その後にわか雨でベランダはびしょ濡れ。
20時過ぎて月が雲間から照り始めたので再び望遠鏡を展開。雲が切れた21時過ぎから木星の撮影を開始。
Jup_202310281207_0
10月28日21時03~10分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲の近くなので木星は細かく震えていました。それでもそこそこ写るのは高度が高くなっているおかげでしょうか。
7番と8番白斑が見えています。
北赤道縞の左寄りにはイナズママークの白い雲、その右下にはオレンジ色っぽい輝点。中央やや右には白い輝点。

Jup_202310281306_6
10月28日22時01~10分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲が遠のき快晴となり気流も安定してきました。
北赤道縞のイナズママークが中央に来ました。右下の輝点で湧きあがりが続いているようで濃い茶色の島の北側をくるりと包むように延びています。
そのすぐ左上には昨日引き延ばされて形が崩れていた緑色っぽい暗斑が芯の部分だけ残って小さくなっています。
イナズマの右下のオレンジの輝点はモニター上でも明るく見えていました。

Jup_202310281406_1
10月28日23時01~10分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央やや左のくびれ部の白い輝点が目立ちます。
南赤道縞の南縁にはリング暗斑が鎖のように並んでいます。南半球は暗斑だらけです。

Jup_202310281504_5
10月29日00時01~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

西から雲が流れ込み始めると急に気流が悪化し始めました。7ショット目で雲がかかり始めました。
暗斑列が何とか分かる程度。
北赤道縞にはいくつかの白い輝点と南縁には青黒い雲が並んで活発です。

その後雲から出た木星はぶるぶると激しく揺れていました。強い寒気が入って来たようです。
レーダーを見ると西の丹沢方面に不安定性の雨雲が移動中。
これで望遠鏡を撤収して久しぶりに早めの睡眠に入りました。

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2023年10月28日 (土)

木星 2023/10/27-28

西から寒気が流れ込んでくるということでひまわり画像を見ると東海地方あたりまで不安定性の雲が東進してきておりいずれ雲がかかってくると予想されました。
今日は初めにガニメデの影と木星面経過が見られるので庇から出てすぐに撮影に入りました。
Jup_202310271114_2
10月27日20時12~15分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

庇ギリギリなのと高度が40度以下なので気流の影響が大きいですが何とか見れる画像になりました。
南極地方の縁にガニメデがかかり大きな影が落ちています。

Jup_202310271213_7
10月27日21時11~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の面になりました。大赤斑から右に太い縞が伸び始めました。
ガニメデは木星面から離れたところです。表面の明るさの違いが写っています。
北赤道縞から濃いフェストーンが並行して流れています。

Jup_202310271313_0
10月27日22時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左側から南に回り込んでいた流れが薄れ縞と大赤斑の距離が大きく開いた感じです。
色付き白斑と4番白斑は大赤斑の中心経度を通過したようです。

Jup_202310271413_0
10月27日23時08~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑左の南赤道縞内に明るい輝点が湧いています。
北赤道縞の中央付近は活動が弱く幅が細くなっています。
5番白斑が中央付近ですが輪郭がはっきりせず暗いです。

Jup_202310271513_0
10月28日00時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

上空はうっすらとベールのような薄雲が流れて来ました。気流も悪くなって模様がハッキリしません。

Jup_202310271613_0
10月28日01時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の活発なエリアが見えてきました。
イナズママークだった白い雲は明るさをキープしています。
その南縁にはオレンジ色っぽい雲が見えます。

Jup_202310271714_5
10月28日02時11~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

雲が厚くなりました。
北赤道縞のイナズママークが中央です。白い雲は左上にあった濃い茶色の島の北側を包み込むように巻いています。
その左側、緑色っぽかった暗斑がすっかり引き延ばされてしまって形が崩れています。

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2023年10月27日 (金)

木星 2023/10/26-27

今年の10月は台風の襲来が無く秋様前線の影響も少なく中旬以降は安定した気流の日が多く木星を連日楽しめているのですが疲れてきました。
今日も薄雲があるものの安定しています。
Jup_202310261158_1
10月26日20時53~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の中央付近北側の緑色っぽい暗斑の形が崩れました。心配したように北側のグレー縞の流れに暗斑の上側が巻き込まれて右に流されています。
イナズママークの白い湧き上りは白さをキープしていますが形がだいぶ変形してきました。濃い茶色の雲の周りを取り巻くような流れです。

Jup_202310261257_0
10月26日21時52~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央左に見える白い輝点は昨日より広がって明るさが増しています。
北赤道縞の中央から右側には北側に低気圧性の曲率を持った大きな渦のようにも見えます。
左上端はイオの光跡

Jup_202310261355_5
10月26日22時53~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

撮影後半は雲がかかってしまいましたが気流は良いままです。
南赤道縞がきれいな成層をしているのに対して北赤道縞はギザギザの乱流状態です。

Jup_202310261457_0
10月26日23時52~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が中央で目立ちます。
ここは先日北赤道縞からのフェストーンが濃かった場所で赤道地方に広がり切ってたなびいています。
北赤道縞の中央付近北側に茶色い縁取りを持った長円形の模様が見えます。2枚前のものと同じ構造なのか。縁取りの茶色い雲の一部が右上方向にたなびいています。

Jup_202310261557_0
10月27日00時52~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞から太いフェストーンがたなびき白い雲の沸き上がりが引き延ばされたラインが何本か見えます。
1番から4番の白斑が同時に見えています。1番と2番の間の北側には暗斑列の発生源となっているグレーの帯が見えます。

Jup_202310261723_9
10月27日02時21~25分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

厚い雲の通過を辛抱強く待ち、定刻より30分遅れで何とか5ショット撮れました。
大赤斑がほぼ中央で色付き白斑の存在がひところより分かりやすくなり4番白斑と共に3つが南北に並んでいます。
南赤道縞は大赤斑の北側で再び切れて大部が折返し、一部が左側に流れています。
北赤道縞は中央から左で白い輝点や青黒い雲の少ない活動の静かな領域です。

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2023年10月26日 (木)

木星 2023/10/25-26

20:30過ぎに帰宅してすぐに望遠鏡をベランダに展開しましたが東の方を雷雲が北から南に通過して行き一旦退避。
ちょうど大赤斑が中央あたりの木星をとらえていましたが雲がかかって撮影できず。
その後透明度の高い快晴となりました。
Jup_202310251400_2
10月25日22時58~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

寒気が流れ込んで大気不安定で気流が悪いかと思いましたが問題なし。
大赤斑は右端にほとんど沈みかけています。
イオとその影が南赤道縞に落ちています。衝が近いので両者の間隔が狭くなっています。
北赤道縞の左端には例の白いイナズママークの沸き上がり領域が見え始め東西に広がっているようです。

Jup_202310251459_0
10月25日23時57~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

イオとその影は右端に移動しました。
北赤道縞の白いイナズママークの沸き上がり領域が良く見えます。湧き上りは継続していて白さをキープしてます。その両端は東西に引き延ばされて白いラインを引いています。


Jup_202310251559_0
10月26日00時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の正面あたりが北赤道縞で一番活発で幅の広い場所です。
北赤道縞の中央付近北側に緑色がかったリング暗斑が継続しています。北側にある薄いグレーの縞にかかりそうな位置です。

Jup_202310251659_0
10月26日01時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の中央付近で南にへこんでいる場所に白斑が見えます。
中央あたりの暗斑列は南北にズレて密集しています。

Jup_202310251759_0
10月26日02時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑と南極地方に赤斑。1番白斑の右につながるグレーの縞は先を辿ると7番白斑の北側あたりまで追跡できます。
暗斑列は千切れ雲のように不規則な形をしています。
この面の北赤道縞も白雲と青黒雲が入り乱れて活発な様子。

大赤斑が見えていたころの悪天以外は好気流だったのであの雷は余計でした。

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2023年10月25日 (水)

木星 2023/10/24-25

昨日に引き続き帯状の高気圧に覆われ穏やかですが一つ高気圧が東に抜けて上空に薄雲が流れています。
Jup_202310241149_1
10月24日20時45~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は昨日と同じくらい安定しています。
昨日の最後から3枚目と同じ面からスタートです。
北赤道縞中央付近の2つの白い輝点は拡散して明るさが落ちて南に開いた白い入江のようになっています。
右下の光点はエウロパ。

Jup_202310241249_0
10月24日21時45~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞南縁にいく本ものフェストーン。
暗斑列の発生源からの暗斑の形が崩れています。
1番白斑と南極地方に赤斑。

Jup_202310241349_2
10月24日22時45~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

波状の薄雲が流れ込んで木星の明るさが明滅。少し解像度が落ちました。
北赤道縞南縁の濃い青黒い雲から伸びる太いフェストーン。

Jup_202310241445_4
10月24日23時43~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

濃い目の薄雲がかかりそうだったので早めに撮影スタートしたものの5ショット目で覆われました。
大赤斑登場。
中央から左に2番3番4番白斑。4番白斑と大赤斑の間に色付き白斑の縁取りが明らかに見えています。

Jup_202310241550_1
10月25日00時46~53分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

撮影時間中ずっと薄雲がかかり明るさ不足でしたが気流は悪くなっていません。
大赤斑がほぼ中央のタイミングでした。大赤斑、色付き白斑、4番白斑が南北に並んでいます。
南赤道縞の大赤斑左側のスロープが浅い角度で流れて大赤斑との隙間が広がりました。
一部折り返して大赤斑の南側を回る流れが続き右側に幅広い帯が形成されつつあります。

Jup_202310241651_1
10月25日01時47~54分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、25ms、Gain=450、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

濃密な薄雲越しとなりシャッタースピードを長くしGainも大幅に上げて撮影したもののボケボケでした。

このあと急に北から下層の雲が覆い始めてしまい終了。

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2023年10月24日 (火)

木星 2023/10/23-24

東西に連なる帯状の高気圧に覆われて穏やかな天気。夜になっても薄雲の流れ込みも無く快晴が続きました。
Jup_202310231144_0
10月23日20時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

庇から出たてで高度はまだ40度以下。大赤斑が沈む後ろ側の面。
4番5番7番の白斑が見えています。
大赤斑左の沸き立つような流れが左に進むにつれて幅が狭くなっていきます。

Jup_202310231250_0
10月23日21時46~53分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が良くなってきました。
北赤道縞の左寄りにイナズマ型の白い沸き上がり領域が見えてきました。

Jup_202310231347_0
10月23日22時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イナズマ型の沸き上がり領域の中心では新しく雲の沸き上がりが続きとても明るく見えています。
その左右にも小さな白い輝点が見えます。

Jup_202310231447_0
10月23日23時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央付近の白い輝点の北の端に緑色っぽいリング暗斑が見えます。
大赤斑の後ろから続く乱れた領域は幅が狭くなり南赤道縞の南縁にリング暗斑の列となっています。

Jup_202310231547_0
10月24日00時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の左寄りに白い輝点が2つ並んでいます。
中央付近の暗斑列は南北2列になっています。

Jup_202310231647_0
10月24日01時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

中央付近の暗斑列は縦の引き延ばされたような形をしています。
南極地方の中央付近に赤斑が見えます。

Jup_202310231747_0
10月24日02時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞から赤道方向に流れるフェストーンが太く濃く逞しいです。
次のタイミングでは大赤斑が見えてきますが今日は9時から出社なのでこれで打ち切り。

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2023年10月23日 (月)

金星 2023/10/23

5:30起床。
相変わらず上空の薄雲がかかっていましたが金星を撮影してみました。
Ven_202310222052
10月23日05時52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、IR850、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、3ms、Gain=270、15000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

850nm以降を透過する赤外フィルターを使用して撮影し強めの処理を加えています。
緯度方向に連なる何本かの明暗線が見えるようになりました。




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木星 2023/10/22-23

黄海にある移動性高気圧に緩やかに覆われ穏やかな夜。寒気の流れ込みは収まり寒気の底。上空の風は昨日より弱まり少しはまともな姿を見せてくれるんじゃないかと木星に望遠鏡を向けてみ案した。
Jup_202310221154_0
10月22日20時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は劇的に改善していました。
北赤道縞には等間隔でフェストーンと白い雲の輝点が交互に並び活動的です。
最近北赤道縞の少し北側にグレーの細い直線状の縞が見えるようになってきました。

Jup_202310221254_7
10月22日21時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がってさらに良く見えるようになりました。大赤斑登場。
北赤道縞中央付近の青黒い雲と白い輝点が目立ちます。
北半球高緯度にいくつか白斑が見えています。
1番から4番の白斑が並んでいます。全部グレーの縁取りをまとっています。

Jup_202310221354_3
10月22日22時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

上空の薄雲が流れ込んできたら急に気流が悪くなりました。
大赤斑の右上から左上は白いゾーンが広いですが南赤道縞が大赤斑の左側から南側に回り込み始めたでしょうか。

Jup_202310221454_0
10月22日23時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左側はいつもは白い雲の沸き上がり領域ですが今日は南赤道縞の回り込んだ茶縞が千切れた暗斑や青黒い暗斑など目立ちます。


Jup_202310221553_6
10月23日00時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がかかって明るさを失いました。
右寄りに4番と5番白斑、左端に7番白斑。

Jup_202310221654_0
10月23日01時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの薄雲です。
北赤道縞の左の方に例のイナズママークの白い雲の沸き上がりが見えてきました。そこから右に引き延ばされた白い筋が北赤道縞の中を伸びています。

Jup_202310221754_1
10月23日02時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央付近にイナズママークの白い雲の沸き上がり領域がきました。東西に引き延ばされながらも湧き上り場所は白い輝点として見えています。

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2023年10月22日 (日)

江の島に行く

7:00起床。
7度くらいに冷え込みましたがすでに冬型は緩んで西から高気圧に覆われ始めました。予報では日中南風らしいので追い風をもらいに江の島まで走ります。

8:20出発~多摩川CR~関戸橋~都18~野津田~県57~境川CR~遊行寺~R467~江の島休憩
P50_20231022_120220
出発が遅かったので江の島着は11:40でした。
防波堤上のベンチで陽の光を浴びながら持参した缶コーヒーと魚肉ソーセージ、非常食用に備蓄して賞味期限切れのカロリーメイト・チョコ味を食べて帰途につきました。
ちょうど南風が吹き始めたので目論見通りです。

~R467~境川CR~県57~野津田~都18~府中四谷橋~多摩川CRで15:50帰宅。
15時を回ると影が長く伸びてすっかり夕方の風情。

走行距離:140km

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木星 2023/10/21-22

陽が沈むころから寒気が入り始めキレの悪かった雲が一時的に発達してにわか雨が降りました。18時過ぎて雷鳴のようなものが聞こえ雷雲まで発達したかと思いましたが二子玉川の花火の音でした。
21時過ぎて雲の切れ目が広がり始めたので望遠鏡をベランダに展開。
Jup_202310211234_4
10月21日21時31~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今日はさらにボケボケとなりました。気圧配置や流れ込む寒気の強さからして納得。
それでも北赤道縞中央付近にはイナズママーク型の白い雲の沸き上がり領域があるのが分かります。まだまだ湧いているようです。

見栄えが悪く雲も頻繁にかかるので一旦寝ることにしました。

1:20起床。
透明度の良い快晴となっていました。北風が吹いて気温も11℃まで下がりました。それでもお隣のエアコンは活動中です。Jup_202310211631_0
10月22日01時27~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

寝る前よりも気流は改善しています。とはいってもかなりボケボケですが。
大赤斑の右端が見え始め、1番白斑が右寄りに見えます。
北赤道縞の南縁は青黒い雲が広がり中央付近はやや白っぽい領域もあり活動的です。

Jup_202310211731_0
10月22日02時27~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

見え方は良くもならず、悪くもならず。
大赤斑の右側からグレーの縞が伸び始めたようです。

Jup_202310211830_1
10月22日03時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央の面です。
大赤斑の右上で折り返す南赤道縞の茶縞の量が多くなり、左側に流れる縞が淡くなった感じです。折り返すか左に流れるか微妙な位置なのでしょう。
大赤斑の左側の南赤道縞との隙間の白いエリアが狭くなりました。
色付き白斑の左側の縁のカーブが湾曲して見えています。

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2023年10月21日 (土)

根がらみ前水田

7:00起床。
キレの悪い雲が広がっていますが日差しは出ています。まだ冷え込みは無く北風がちょっと吹いている程度。お隣のエアコン室外機は相変わらず運転中。エアコンのホースからは水が出ているのでドライ運転か冷房運転。窓を開けた方が気温低いのに閉め切っていて訳が分からん。

それはさておき自転車日和なので出発。

9:40出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩
多摩川堤防の秋の草刈りはほぼ一巡して走りやすくなりました。刈り取った後の空間を占拠し始めたのはセイタカアワダチソウのショボい黄色い花。
堤防工事によるコース迂回が始まり秋の深まりを感じます。
P50_20231021_122735
根がらみ前水田はほぼ稲刈りが終わりました。
今年の冬もここをお昼の休憩地として利用しよう。

~羽村~多摩川CR~拝島橋~多摩川右岸~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:00帰宅。
帰路は東寄りの風に変化していてちょっと鼻水の処理に苦労しました。

走行距離:107km

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木星 2023/10/20-21

日中は前線通過前の強い南風で晴れて高温でした。午後から雲が増えましたが関東南部特有の地形による効果で雨雲の侵入は無く21時過ぎて前線が通過して北風に変わり静かになりました。
空を覆う雲は高い所の雲で隙間があり木星が見えていたので撮影開始。
Jup_202310201312_0
10月20日22時08~15分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は荒れ荒れでメインの縞しか判別できないのではと思っていましたが予想外に模様が見えました。とはいえボケボケです。
昨日の最後から2枚目と同じ大赤斑の面。大赤斑を乗り越えた南赤道縞の茶縞が左方向に伸び始めています。南側を回り込んで右側に溜まっていたグレーの雲は右に出っ張り始めました。

Jup_202310201410_0
10月20日23時06~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の最後の写真とほぼ同じ面。ボケ具合もほぼ同じくらいです。今日の方が高度が高くても悪気流のせいで同じくらいの見え方になってしまっています。
北赤道縞中央でループ状に凸になっている両側に白斑が見えます。

このあとは広く雲に覆われたためあきらめて撤収。寒気の流れ込みはこれからなので今夜晴れても期待薄です。

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2023年10月20日 (金)

木星 2023/10/19-20

移動性高気圧は東に去って日本海を前線が南下中で数日続いた好気流下の木星もたぶん今夜で見納め。
その後を今シーズン一番の寒気の流れ込みがあるようで再び安定するのは次の移動性高気圧に覆われるまで待ちですね。
Jup_202310191220_8
10月19日21時17~23分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

午後からかかり始めた上空の薄雲の流れがまだ残り木星は明るさを失っていましたが気流は悪化していません。
北赤道縞の白いイナズマ雲が右端に見えています。
南赤道縞の右寄りに赤茶の島状班があり東西に細い赤茶縞が伸びています。

Jup_202310191321_1
10月19日22時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

上空の薄雲が去りました。
暗斑列の個々の形は不規則です。
北半球中緯度の細い縞は中央付近から左で色が濃くなっています。

Jup_202310191421_4
10月19日23時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が中央に来ました。その北が暗斑列の始まっている場所。グレーの帯から周期的に渦が湧いて暗斑として千切れていくみたいです。

Jup_202310191521_0
10月20日00時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見え始めました。
北赤道縞の青黒い雲とフェストーンがいっぱいです。

Jup_202310191621_0
10月20日01時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

これからというところで気流が悪化してきて詳細が見えなくなりました。

Jup_202310191721_0
10月20日02時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は少し持ち直しました。
南赤道縞の茶縞が大赤斑の北を回り込む流れで左側に伸びる縞も長くなりました。
4番白斑と大赤斑の間に色付き白斑ののっぺりとした楕円が感じられます。

Jup_202310191821_1
10月20日03時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

再び気流が悪くなり高度も下がりボケボケとなりました。
次のタイミングでは木星は庇に隠れてしまっているのでこれで打ち切り。


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2023年10月19日 (木)

木星 2023/10/18-19

今日も東西に伸びた移動性高気圧圏内で穏やかな天気。空の透明度は落ちていますが気流はまあまあ安定しています。
Jup_202310181227_4
10月18日21時25~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

イオの影が落ちています。イオは影の少し左にあって黄色っぽく見えています。衝まで3週間ほどとなり本体と影が近くに見えるようになってきました。衝の当日11月3日はガニメデの木星面通過が見られますが、この時は本体と影が重なって見えます。

Jup_202310181326_0
10月18日22時23~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑が見えてきました。
暗斑列の先頭が中央付近に見えます。
この付近の北赤道縞は茶色くのっぺりした感じで活動が弱そうです。

Jup_202310181428_0
10月18日23時23~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

とても白く明るい雲の沸き上がりが続く北赤道縞の活動領域が見え始めました。

Jup_202310181527_0
10月19日00時23~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞のイナズママークがさらに左上右下方向に引き延ばされています。
それでも白い明るさが変わらないのは湧き上りが続いているからでしょう。

Jup_202310181627_0
10月19日01時23~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列の密集部分が中央から左に連なっています。
右に行くにつれて北上している暗斑列ですが中央付近では列が南に湾曲しているように見えます。

Jup_202310181727_1
10月19日02時23~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなりました。1番白斑が左端に見えていますがボケボケです。

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2023年10月18日 (水)

木星 2023/10/17-18

移動性高気圧に覆われはじめ今日も穏やかな秋晴れが続きそのまま夜に。今回の高気圧は前回よりも南寄りに移動してきているので北東風による低い雲の邪魔も無く快晴が続いています。
Jup_202310171244_0
10月17日21時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の最後の写真と同じ面です。ちょうど木星2自転後の姿。見え方は高度が低い分昨日よりも少し甘い感じですが落ち着いています。
北半球高緯度のグレー縞の北側に白いゾーンがあり中央付近に白斑があるようです。

Jup_202310171344_1
10月17日22時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が昇ってきました。大赤斑の右から細く淡い紐のような縞がずっと伸びています。
1番白斑と1番白斑の間がずいぶん離れました。
北赤道縞の中央から左の南縁は青黒い雲のがいっぱい。白い輝点も見えます。

Jup_202310171444_0
10月17日23時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の右上で折り返していた南赤道縞の茶縞が大赤斑の左側に流れるように変化しました。
その一部は大赤斑の南側を回り込んで右側に溜まり始めています。
色付き白斑は見えにくいですが4番白斑の右上にあって大赤斑の南側を通過し始めました。
北赤道縞中央付近は青黒い雲が多く赤道付近まで塊状の雲が存在します。

Jup_202310171545_1
10月18日00時41~48分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

5番白斑がかなり淡くなっています。4番白斑との間にあった平べったい奴が両者をつなぐように大きく拡散しています。
3番白斑の左からグレーの縞が白斑列の南側に伸びています。

Jup_202310171648_2
10月18日01時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

5番白斑が正面近くですが何とか楕円形に見えています。
左上隅は昨夜影を落としていたイオが木星の裏から現れてきたところ。

Jup_202310171744_0
10月18日02時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南中を大きく過ぎたので鏡筒を東側に入れ替えました。この向きから撮影すると像が悪化するようです。原因を突き止めないと。
7番と8番白斑が左寄りに見えてきました。

Jup_202310171844_1
10月18日03時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

西に傾き庇が近づいて気流が悪くなりました。
北赤道縞の左寄りに昨日見えていた引き延ばされつつある白い輝点がイナズママークのような形で長くなってきています。
今夜も晴れればこの位置が見えるのでどれくらい変化するか楽しみです。

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2023年10月17日 (火)

木星 2023/10/16-17

21:20には庇から出て撮影可能になりましたが建物から流れ出る熱気によって気流が乱れていたので庇から少し離れるのを待って撮影開始。
Jup_202310161304_5
10月16日22時00~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

真夏ほどではありませんが気流は落ち着いていました。前日の面からの続きになります。
北赤道縞の左寄りに真っ白く明るい白い雲の沸き上がりが見えます。輝点から左上、右下方向に伸び始めています。

Jup_202310161404_0
10月16日23時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞中央近くに長期間存在する赤茶の島状班が見えます。

Jup_202310161504_1
10月17日00時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

この付近の南赤道縞は南側からグレーのリング暗斑列、赤茶の島状班を貫く縞、濃いグレーで北側に突起を持つ縞、オレンジ色のゾーン、グレーの縞の層構造をしています。
暗斑列の中央付近から左は暗斑の密度が高くなっています。

Jup_202310161604_0
10月17日01時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列の発生源から右上がりに暗斑列が続きます。
1番白斑の右のグレーの縞も暗斑の連なりのようで右上がりです。

Jup_202310161704_0
10月17日02時02~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が中央でグレーの雲に取り囲まれて大きく見えます。
暗斑列発生減の左寄りは細かいツブツブ、右寄りは濃いグレーの縞状になっています。
イオとその影が落ちています。衝が近くなってきたので衛星の近くに影が落ちるようになってきました。

これ以上やると仕事に支障が出そうなので打ち切り。

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2023年10月16日 (月)

土星 2023/10/16

秋晴れの穏やかな一日でした。
木星が見えてくる前に土星で気流の状態をチェック。
Sat_202310161101_4
10月16日21時37~44分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=400

土星は相変わらずの姿ですが気流はかなり良いようです。
6月18日の土星と比べるとリングの開きが大きくなり、リングの影が上側に見えるようになっています。

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木星 2023/10/15-16

昼過ぎまで冷たい雨降り。その後一時日が差したものの気温は上がらず路面が乾く頃には日が傾いたので自転車は休業。
夕方から不安定性のにわか雨が2波に分かれて降りせっかく乾いたベランダがびしょ濡れ。でもその後は快晴となったのでベランダに望遠鏡を展開。21時半から木星を狙いました。
Jup_202310151241_2
10月15日21時37~44分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

発達中の南岸低気圧の通過後に寒気の流れ込みによる不安定降水があったので気流は期待薄でしたが思った通り。しかも冷えた望遠鏡に夜露がびっしり。鏡筒のふたを開け撮影開始すると次第に光量が減ってメニスカスレンズ面も夜露で曇り始め薄曇りと同じ状態に陥りました。
でも大赤斑の面なので撮影続行。
ボケボケでした。

せっかく冷えた鏡筒を温めるのは筒内気流が発生するのでいやなのですが夜露で曇るのよりはマシなので一旦鏡筒を室内に入れてレンズ面をドライヤーで乾かして次の撮影に備えました。
Jup_202310151335_5
10月15日22時34~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央のタイミングです。10ショット撮影しましたが4ショット目から気流による木星の揺れが激しくなり最初の3ショットでDe-lotatin。
南赤道縞の茶縞折り返しは続いていますが大赤斑の北から左側にも茶色の縞がハッキリしてきました。
北赤道縞の南側は13日と同様青黒い雲がいっぱいです。中央付近に白い輝点が見られます。

Jup_202310151436_3
10月15日23時32~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

前の時間から鏡筒に蓋をして置いたらレンズ面の結露は抑えられました。
大赤斑左側の白い雲の輝度は前回より落ちた感じですが左方向に続く乱れは同じです。
北赤道縞中央左に白い輝点が見られます。

Jup_202310151535_1
10月16日00時31~38分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

少しレンズ面に露が付き始めましたが南中直前で気流は良い方に変化しました。
右の方に4番と5番白斑、左に7番白斑が見えます。
北赤道縞は右の方で細くなっていますが中央から左ではまだ幅があります。

Jup_202310151635_0
10月16日01時31~38分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

蓋を開けて撮影を始めるとまたもや夜露が付き始めてレンズ面が曇り始めあとのショットになるほど木星の光量が落ちました。
気流に関しては予想外に悪化は無くこの時期としては良いんじゃないでしょうか。
7番8番白斑が並んでいます。両者の間隔は以前より近づいたようです。
北赤道縞の左端の方は一番活発なエリアで今日も白い輝点が見えています。

Jup_202310151736_5
10月16日02時33~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

鏡筒を室内に取り込んで夜露を乾かしてから再度撮影に入りましたが筒内気流が発生したのかボケました。
1枚前で北赤道縞の左端に見えていた白い輝点が中央寄りに周ってきました。左上右下方向に引き延ばされ始めています。

夜露の影響が大きすぎてこれで打ち切り。

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2023年10月14日 (土)

金星 2023/10/14

5:30起床。
木星撮影を終えてから2時間後です。狙いは金星。
Ven_202310132105_4ir
IRフィルターで撮影して強調処理しています。
可視光ではのっぺりしていましたが赤外フィルターで撮影したところほのかに濃淡模様が見えるようになってきました。

今朝の気温は10℃を割り込んで今シーズン一番の冷え込みなのに隣のエアコン室外機は相変わらず運転中で振動を出し続けています。何を冷やしているのやら。
10℃以下といったら真冬の日中の気温です。寒くてすぐに自転車で出発するのは躊躇しました。
日中は快適ですが早朝は寒すぎでウェアに悩みます。

8:30出発~摩川CR~府中四谷橋~多摩大橋間周回~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田折り返し~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで14:30帰宅。

あちこちで一斉にキンモクセイが咲いて多摩川CR走行中ずっと香りが漂っていました。
夏は遠くに去りましたね。

走行距離:116km

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木星 2023/10/13-14

高気圧の張り出しの軸が関東から見ると少し北に偏り北東風が吹き込み夜になると低い雲に覆われて曇る天気が続きました。12日は急に雷雲が湧いてベランダで外気になじませていた望遠鏡を危うく濡らすところでした。
今日は高気圧が移動性となって日本海から覆うようになりやっと夜も晴れました。上空の寒気も抜け風速も落ち着いてきたので気流が期待できました。
Jup_202310131231_1
10月13日21時26~35分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の見えている面からでした。庇から出たてで高度40度弱ですが気流は落ち着いています。
南赤道縞の折り返しは継続。
大赤斑の左側には白い雲の沸き上がりが左下右上方向に何層も縞を作っています。
北赤道縞全体の幅は細くなりましたが南側には青黒い雲がいっぱい湧いています。

Jup_202310131330_0
10月13日22時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左側の乱れが左手に進むにつれて小さくなっていきます。
5番白斑が中央ですがぼやけた感じです。
北赤道縞南側の青黒い雲の沸き上がりはさらに左に続いています。

Jup_202310131430_0
10月13日23時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が安定して久しぶりに良く見えるようになってきました。
7番白斑が明るく見えています。
北半球中緯度に大きめの白斑が見えます。
色付き白斑の左から始まっている濃いグレーの縞が左端で終わっています。

Jup_202310131530_0
10月14日00時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度も上がり縞のツブツブが見えてきました。
7番と8番白斑が明るく並んでいます。
暗斑列の先頭が等間隔に見えています。
北赤道縞の左手、活発な領域に白い輝点が湧いています。

Jup_202310131630_0
10月14日01時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の輝点が中央に来ました。この輝点を含む白い帯状の縞が左上右下方向に伸びています。
暗斑列内の小さなものは消失し大きめのものが間隔をあけて並んでいます。

Jup_202310131730_1
10月14日02時26~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

白斑列の見えない面です。
暗斑列左の方は密集しています。
北半球中緯度の茶縞は2重になっています。
左下端にエウロパの影が落ち始めました。

Jup_202310131838_2
10月14日03時34~41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度が下がり気流が悪くなってきました。
左下端にエウロパ、中央に影が落ちてその中間に1番白斑が見えています。
暗斑列の発生源から右は暗斑が密集しています。

次のタイミングでは木星が庇に隠れているのでこれで打ち切り。
今期の木星は東の空に昇ってから西に沈むまで13時間30分ほど見えていますが、ベランダからは庇の出から庇の入りまで7時間しか観測できません。今日は気流が良かったので目いっぱい頑張りました。

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2023年10月11日 (水)

木星 2023/10/10-11

南岸低気圧が通過したあとを追って上空に寒気が流れ込み大気不安定となって夕方は強いにわか雨が降りました。
その後は弱い冬型となって雲が消えて21時過ぎには晴れてきました。
どう考えても気流が良くないのは確実ですが木星が庇から見え始めるので習慣的に望遠鏡を展開。
Jup_202310101258_2
10月10日21時54~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

やはり木星は揺れ揺れでした。
詳細は見えませんが大赤斑が見え始めていたのでこの後も撮影を続行する気になりました。

Jup_202310101400_1
10月10日22時56~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がって少しは良く見えて来たでしょうか。2番から4番の白斑が見えています。
南赤道縞の茶縞の折り返しは継続中
北赤道縞南縁の大赤斑の経度に青黒い雲の塊が見えます。

Jup_202310101459_2
10月10日23時51~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

後半薄雲がかかって使い物にならず4ショットでDe-lotatin。
大赤斑後方の白い雲の沸き上がり領域が広がっています。
大赤斑すぐ左下の色付き白斑のいるあたりがのっぺりとして見えています。
左端にイオが姿を現しました。

Jup_202310101559_5
10月11日00時57~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×、RegiStax 6でWavelet処理

5番白斑が中央付近ですがぼやけてはっきりしません。
北赤道縞の南縁には点々と白い雲の領域があります。

Jup_202310101659_1
10月11日01時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今日の中では一番解像していました。
北赤道縞中央付近に白く輝く雲の沸き上がりが見えます。
7番白斑が左の方に見えてきました。

南中を過ぎて高度は下がり始めたし、大赤斑は沈んだし、気流は一向に改善してこないのでこれで打ち切り。

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2023年10月 9日 (月)

見えにくくなった色付き白斑

過去に撮影した木星画像から最近淡くなって見えにくくなった色付き白斑の変化を追ってみました。
過去を遡ると8月20日から10月7日までの間で12日間隔で色付き白斑付近がよく写っている画像があったので切り出して並べたのが下の写真。
20231009
木星師匠たちの間ではこの白斑のことをBA白斑と呼んでいます。
BAは一定のスピードで右に移動しており並べてみると輪郭が見えにくくなっていきながらも動きが追跡できます。こんな大きな渦が簡単に消滅するはずがありません。
10/07の画像ではBAの右端と大赤斑の左端が同経度になっています。
2番から4番の白斑の移動も追跡できます。はじめ等間隔でしたが2番が3番に接近して間隔が詰まってきました。
大赤斑の右上の南赤道縞の茶縞の北側に見える白斑はゆっくり右に移動しています。
初め南赤道縞の茶縞が大赤斑を乗り越えて左側に流れていましたが9/13では右上で折り返す流れに変化して現在に至っています。

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2023年10月 8日 (日)

小峰峠

6:30起床。
相変わらずの高曇り状態。夕方以降は雨予報なので日差しは無く気温も低め。低めといってもこれまでが高すぎたので平年並みの気温が肌寒く感じます。
木星画像処理を終えてから自転車走に出発。

8:30出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~陣馬街道~都61~戸沢峠~都32~旧小峰峠
例年だと10月上旬になっても生き延びている回転数の落ちたツクツク法師の声が聞こえるのですが今年はもう静かになってしまっています。連日の猛暑続きで休みなく鳴き続け早々に体力を使い切ってしまったのでしょうか。
P50_20231008_110238
静かな旧小峰峠トンネル
すっかり秋の気配で落葉が始まっていて夏のじめついて鬱蒼とした雰囲気から明るい雰囲気に変わっていました。

~五日市~都165~草花丘陵~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで14:00帰宅。
明日の休日は11月並みの冷たい雨降りらしいので引きこもり生活のため食料を買い込んでおきました。

走行距離:110km

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木星 2023/10/07-08

日没頃には雲が増えて夜には全天高い所の雲に覆われてしまいましたが雲の切れ間も来るかもしれないとベランダに望遠鏡を出しておきました。
22時頃、庇から現れたばかりの木星が雲の切れ間に見えていたので急いで撮影体制に入りました。
Jup_202310071312_8
10月07日22時11~14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、30ms、Gain=450、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

木星を視野に導入してピント合わせ、ADC調整、視野回転しているうちに雲がかかり始めてしまいましたが撮影を強行。
普段は15ms、Gain=290の撮影設定を光量不足を補うため30ms、Gain=450にして撮影。4ショット目以降は暗くて写らなくなりました。
昨日の2枚目の少し後ろの面です。昨日よりもちょっぴり気流は安定したようにも見えますが雲の邪魔が効いてボケボケです。

再び雲待ちとなりましたがまだ上空の薄い雲主体なので望遠鏡は撤収せず撮影体制をとったまま仮眠作戦に入りました。

1時過ぎ目覚めました。今日もまた仮眠が3時間近くの本寝状態に陥ってしまいました。気温が下がって熟睡しやすくなったのですね。
外を見ると覆っていた雲は少なくなり木星周辺は広く晴天域。
Jup_202310071629_1
10月08日01時24~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

信じられないくらい気流が改善して、1枚目とは別惑星のような見え方になりました。10月に入って一番まともな木星面です。しかも大赤斑の面。
南赤道縞茶縞の折り返しは継続していました。
大赤斑左上に明るい小さな白い輝点が数点、湧きあがって来たばかりの白い雲が見えます。
大赤斑のすぐ左下に色付き白斑の楕円の輪郭が見えています。
1番白斑は右端で中央の2番と間隔が広がりました。2番と3番は接近しています。

久しぶりに良く見える木星面なのでこのあとも仮眠に入らず連続撮影に入りました。
Jup_202310071703_8
10月08日01時59~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

再び雲に覆われる直前の10ショットでDe-lotatin。
大赤斑が中央です。
色付き白斑の輪郭が分かります。大赤斑の南側通過が始まります。
大赤斑の南側を回って右側に細い紐のような縞が伸びています。
北赤道縞の南縁には白い輝点や青黒雲が湧いてそこからフェストーンが前線の雲のようにつながっています。

この後は急速に雲が厚くなったので打ち切って終了。

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2023年10月 7日 (土)

都立日野高校仮校舎は解体されつつあり

殆ど活躍できなかった望遠鏡を撤収して朝食を食べ自転車走です。
すっかり秋の空気に入れ替わって乾いた空気で予報では風も弱まり快適そうです。

7:30出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村折り返し
多摩川に出てみると予想外に北風が吹いていましたがそのうち弱まるのだろうと上流を目指しました。
P50_20231007_085510
日野高校では2020年2学期から今年の夏休みまで3年間使われたプレハブの仮校舎の解体作業中でした。
鉄骨にパネルをはめ込んだだけの簡単な構造で旧校舎解体の時のような重機など使わずパネルを外したところからクレーンで鉄骨をつを釣り上げて外し解体に時間は長くかからないようです。
今年春の卒業生にとっては2年半過ごした思い出の校舎だったのに。

~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで12:10帰宅。

羽村まで到達しましたが風は強くなったようでこれ以上上流に向かうのはやめて追い風で羽田まで下る計画に変更。
しかし秋の花粉症なのか鼻水が止まらなくなりました。しかも左の鼻の穴だけ症状が出ています。頻繁に止まって鼻をかんでいるうちに集中力も無くなりそのまま帰宅してしまいました。

走行距離:90km

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木星 2023/10/06-07

昨夜、ISS撮影を終えて夕食を食べ木星が庇から出てくるのを待って撮影体制に入りましたが上空はすでに濃い目の薄雲に覆われてしまいました。
木星を導入すると前日よりは木星の揺れは小さくなっていました雲のせいで木星は明るさを失ってしまっています。
それでも薄まったタイミングで撮影。
Jup_202310061404_0
10月06日23時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

上空の風も弱まっていますがまだまだ冬のような気流でボケボケ。
たぶん7番白斑が中央やや左にあります。

この夜も仮眠作戦で連続撮影を狙っていましたが仮眠のつもりが目覚ましが鳴っても起きず本寝に突入してしまいふと気づくと2時前で3時間も寝てしまいました。
Jup_202310061708_9
10月07日02時07~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

空は一層濃い薄雲がかかって木星はさらに光を失っていました。でもせっかく起きたので撮影。
ボケボケですが右端にエウロパの影が見えます。

木星はもうあきらめて明け方の金星を狙うことにして就寝。
5:30起床。
P50_20231007_054010
空は高い所の雲に覆われ金星どころではありませんでした。ガッカリ。
でも日出直後の太陽光が雲の下面を照らして朝焼けはきれいでした。

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2023年10月 6日 (金)

ISSを撮る 2023/10/06

日没から30分後にISSの通過がありました。
自動追尾するのに星でアライメントするのですが空が明るすぎて微妙でしたがアルタイルとアンタレスの2星を使ってアライメントに成功。
無事自動追尾の準備ができました。
ISSは北西の空から南東の空に飛行し、南西の空で最接近します。庇から現れて最接近の位置まで少し猶予があったのでそれまでに狭いCMOSカメラの写野に導入成功しました。
Iss_202310060852_9
10月06日17時52分頃  D=127
mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1.0ms、Gain=220、RegiStax 6でWavelet処理
現在古川宇宙飛行士が滞在している国政宇宙ステーション。
ISSをほぼ左下から見上げた姿。ISSは写真の左に向かって飛行。昨日からの悪気流でそうなるかと思ったのですが少し落ち着いてきたようです。それでも9月に撮影したときより細かい部分はボケています。
進行方向右側のラジエータが明るく写っています。ISSからの光の多くはラジエータの反射光です。

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木星 2023/10/05-06

北海道付近の低気圧から延びる前線が午後に通過したあと冬型の気圧配置に移行。北風に変わり寒気が流れ込み始め、夜には南岸で風のぶつかりが始まり冬に見られるキレの悪い雲が南の空に漂う状態となりました。
22時過ぎて庇から現れた木星に望遠鏡を向けてみました。想像しただけで気流は最悪と思われましたが案の定、木星の縁が千切れんばかりの揺れ方でピント合わせすら困難で撮影する気にもなれず。でもこの後大赤斑の面が来るので高度が上がったら少しはマシになるかと思い仮眠して待機。
Jup_202310051749_1
10月06日02時46~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

仮眠が本寝になってしまい目覚めたら大赤斑は沈んでいました。ガッカリ。
気流は最悪で汗だくになりながらも安定した木星を見せてくれた夏の空気が恋しい。

透明度はいっちょ前なので電子観望でオリオン星雲を眺めて終了。
20231006

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2023年10月 3日 (火)

木星 2023/10/02-03

昨日は日中秋風が吹いて湿度が下がり雲が多かったですが爽やかな天気。
その雲は夜になっても流れ込み続けていましたが木星が庇から現れる頃には切れ間が広がってきたのでそのまま撮影に入りました。
Jup_202310021345_7
10月02日22時44~46分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの気流状態に加え薄雲越しでボケボケでした。
左上にガニメデ、木星面左端にイオ、その影が落ちていました。

Jup_202310021446_0
10月02日23時44~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲が切れて高度も上がり気流がちょっと良くなってきました。
イオが南赤道縞の南縁中央付近にあり影が落ちています。
暗斑列の発生源と1番白斑が見えてきました。

Jup_202310021540_5
10月03日00時38~42分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

イオが右端まで移動しました。
1番白斑が中央あたりまで来て次のタイミングでは大赤斑が見え始めます。

Jup_202310021642_1
10月03日01時38~45分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

快晴状態となりました。気流も落ち着いてきて大赤斑の芯が何とか写っています。
南赤道縞の茶縞は引き続き大赤斑の右上で折り返しています。
暗斑列の発生源は大赤斑の右下から1番白斑の右上まで広がっています。

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10月03日02時38~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が正面に近い位置でほぼ南中時刻となりました。
南赤道縞から接近していたリング暗斑が大赤斑の右上で押しつぶされてリングの左側が消失して引き延ばされています。
大赤斑を取り巻いていたグレーの雲は北側で薄まり中心より南側に見られます。
大赤斑と左下の4番白斑の中間、左に向かってグレーの縞が始まる位置に色付き白斑があるずですがすっかり輪郭が見えなくなりました。

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10月03日03時38~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

この角度から色付き白斑のいるはずのエリアがのっぺりと楕円に見えています。
北赤道縞の左寄りの方には白い雲の沸き上がりが明るく写っています。

Jup_202310021944_3
10月03日04時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度が下がって気流の影響が大きくなりました。
この面の北赤道縞は茶縞の幅は狭いですが白と青黒の雲の沸き上がりが活発です。
今日は1時間毎の撮影に仮眠を挟んでここまで来ましたがこれで打ち切って出社前の本寝に入りました。

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2023年10月 2日 (月)

木星 2023/10/02

2:50頃目が覚めて外を見ると雲が切れて月と木星が並んでいるのが見えたので起きだして望遠鏡を設置。
頻繁に断雲が北西から流れ込んで来て木星にかかるので月を直焦点撮影などしながら雲待ちしながらしばらく待機。
月を見る限り今日も気流は期待できません。
Jup_202310011855_5
10月02日03時53~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

やはりボケボケでしたが今日の中では一番の写り。
暗斑列も大きくボケて並んでいるのが分かります。1番白斑が左の方にいるはずですがはっきりしません。

Jup_202310012004_0
10月02日04時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

木星は西南西に傾き高度が下がり庇が近くまで迫ってきました。明け方までの撮影は困難になってきました。
大赤斑が左端にいるはずですがはっきりしません。
秋雨シーズンに入ってから木星はめっきり見えにくくなりました。

Ven_202310012021_2
10月02日05時12分  D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0
ついでに金星を撮ってみましたが悪気流でのっぺりです。

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