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2023年11月

2023年11月30日 (木)

木星 2023/11/29-30

28日の夜は夕方に寒冷前線のしっぽが関東地方を通過した直後で不安定となり寒気も流れ込んで気流が荒れ荒れでした。望遠鏡を出して木星を導入して見た瞬間撮影を断念して撤収。
今日は西風の冬型で風が吹き抜け、風のぶつかりで関東の南で雲が湧くことも無く快晴の天気。
20時過ぎに帰宅して望遠鏡を展開。設置した直後は無残な気流だったので撤収かと考えましたが望遠鏡の冷えを待って風呂と食事を済ませた21時過ぎやや落ち着いたので撮影体制にはいりました。
Jup_202311291224_4
11月29日21時19~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

1時間ほど経過しほぼ南中時刻。なんとか写す気になるだけの気流状態に改善していました。
暗斑列発生源が中央で1番白斑が右寄りにかすかに見えます。
北赤道縞中央付近の青黒い雲のカーブが目立ちます。

Jup_202311291324_0
11月29日22時19~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなりました。左の方に2番、3番白斑あたりがいるはずですがボケてはっきりしません。
ボケた分、北赤道縞と南赤道縞の活動具合の差が良く分かります。

Jup_202311291424_0
11月29日23時19~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑登場。大まかな模様しか見えませんが北赤道縞の南縁に青黒い雲。

Jup_202311291531_5
11月30日00時26~35分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの気流状態に加え上空には薄雲が流れ込んで来ましたが大赤斑が中央近くに来るまで我慢しました。
南赤道縞の茶縞折り返しで大赤斑の右上で途切れているように見えます。

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2023年11月28日 (火)

木星と土星 2023/11/27-28

日曜日にどん曇りと冷たい雨をもたらした関東沖の低気圧は東に離れて日中は晴れて穏やかな天気。積極的に高気圧に覆われているわけではなく低気圧と低気圧の間の高圧部なので風も弱く上空寒気も抜けています。
気流の様子を見るため薄明中の土星を撮影。
Sat_202311270825_4
11月27日17時19~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=420、4000フレームを60%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理

意外とよく写りました。寒い季節の日没後の薄明中は気流が落ち着いていることがあります。今日はその状態だったのかもしれません。

Jup_202311270914_5
11月27日18時10~18分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×9、RegiStax 6でWavelet処理

東海地方にある雨雲が山越えで消えた気流が西から流れ込み落ち着きがありません。
暗斑列やフェストーンが見えていますが全体的にボケて大きめに写っています。


Jup_202311271015_0
11月27日19時10~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がった分少し改善しました。
中央に1番白斑。暗斑列の発生源から右上に暗斑列が繋がっています。
南赤道縞は左方向ほど幅が絞られています。

Jup_202311271112_5
11月27日20時10~14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

山越えで消え切らなかった断雲が邪魔をして5ショットだけで処理
南赤道縞の茶縞が右から左に向かって狭まり色が濃くなっていきます。
北赤道縞中央付近は青黒い雲が濃く見えています。

Jup_202311271211_5
11月27日21時08~14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらず断雲が邪魔をして6ショットだけで処理
大赤斑が左端に顔を出しています。南赤道縞の茶縞の南側にあったグレーのリング暗斑列は見られません。

Jup_202311271312_6
11月27日22時09~15分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の茶縞は大赤斑の右上でほとんど折り返しています。


Jup_202311271413_0
11月27日23時08~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

せっかく大赤斑が中央ですが気流が悪くなってボケボケです。

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2023年11月26日 (日)

一家に一冊 天文年鑑2024年版

6:00起床。
どん曇りです。新聞を取りに北の玄関を出てもどん曇り。そして冷えています。
関東の南の風のぶつかりは弱い低気圧に発達していて午前中は小雨もパラつき昼に向かってさらに気温低下して真冬の寒さのどん曇り。
とにかくこのどん曇りで自転車は今日も休養日決定。

土日続けてのどん曇りは精神衛生上もいけません。そこで明るい明日を夢見るために先日出版されているはずの天文年鑑2024年版を本屋まで買いに行ってきました。
P50_20231126
表紙はすい星師匠が写した西村すい星の雄姿。スバラシイ。ベランダからは見られませんでした。

何と2023年版より13%以上値上げされ1500円になっていました。
真っ先に見に行ったのは小惑星による恒星食の観測結果のページ。

今年、幸運にもベランダ天文台で小惑星による恒星の掩蔽現象の観測に成功し小惑星掩蔽師匠に報告しておいたのでした。
すると観測結果の表の中に自分の名前を発見!。観測した小惑星の掩蔽結果の図も掲載されていたのでした。極めて嬉し。自己満足の極値。高校生の頃、月の写真が天文ガイドに掲載されて以来の喜びかな?

ベランダ天文台では数回の小惑星による恒星の掩蔽が予報されていましたが現象が庇の向こう側であったり高度が低くてマンションの向こう側だったり帰宅前だったり天気が悪かったりで観測できたのはこの1件だけでした。

観測結果を見ると同じ氏名で何件も掲載されている人がいます。恒星が小惑星に隠される掩蔽帯に遠征して熱心に観測されている人のようです。スバラシイ。

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木星 2023/11/25-26

6:10起床。
南の窓を開けると冬場特有の風のぶつかりによるキレの悪い雲が空を覆っていました。新聞を取りに北側の玄関を出ると北の空は雲一つない快晴の青空。家の上空が雲の境界なのでした。
北風は強くありませんがたぶん午前中は雲が切れないだろうなと思い前日との気温差が大きいことから自転車は休みにして完全休養日。日差しが無いまま日没を迎えた頃雲が南に下がり晴れてきました。
今日は木星のそばに大きな月が光っていました。
Jup_202311250943_2
11月25日18時42~44分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

上空の風は昨日より弱まり寒気の流れ込みは底を打っています。木星は昨日よりは落ち着いていました。
エウロパが右寄りに光点として、その影が左寄りに落ちています。影にくっついて左下に1番白斑があります。

次のタイミングではキレの悪い雲が勢いを増して全天を覆い再び晴れることはありませんでした。

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2023年11月25日 (土)

5インチと7インチのプラトーの写りの差

気流の良い晩に7インチで撮影したプラトー内部の平原に結構小クレーターが写っていたので過去に5インチで撮影したものと比較。
5インチで撮影したプラトー
Moon_20210423_2119_20231125161601
D=127mm、F=1500mm、2.5×パワーメイト、Neptune-C II

7インチで撮影したプラトー
150
D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 

太陽の照らす方向が逆で月の首振りにより見える角度がちょっと異なりますが口径2インチの差がハッキリわかります。
見えなかったものが見えてきます。

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木星 2023/11/24-25

日中いっぱい南風が入って日差しの差し込む部屋では暑くてTシャツ姿。
北風に変わったのは日没を過ぎてからでした。上空にはすでに寒気が入り始めて強風軸もかかって来て木星面は見るまでもありません。でも晴れて木星が見えているのに望遠鏡を出さないと落ち着かないので形だけセッティング。近くにいた月を見ても川底の月。ましてや視直径の小さな木星なんて。
Jup_202311241221_3
11月24日21時18~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がってから撮影してみました。ピント合わせにも苦労するくらいの揺れ揺れ。
これにて終了。

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2023年11月24日 (金)

木星 2023/11/23-24

自転車走で16時くらいまで走ってしまうと日没の一番早い時期でもありあっという間に夜になってしまいます。木星の撮影可能時刻も早まって来て忙しいひとときです。
Jup_202311230922_9
11月23日18時18~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

今回の移動性高気圧の一番気流の良かった空域は昨日の21時より前に通過しており今日は気圧の谷の前面で上空は南西の風が強まってきていて木星はピリピリと細かく揺れていました。
昨日の最後の写真の少し前の面で大赤斑のタイミングですが見え方がガッカリなほど悪化しています。

Jup_202311231027_9
11月23日19時23~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がっても改善する余地は僅かです。

Jup_202311231120_0
11月23日20時15~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

さらに悪化した感があります。上空の風は強まる一方なので仕方ないです。でも今夜を過ぎるとあすからの冬型と寒気でしばらくボケ木星になりそうなので頑張ってみます。

Jup_202311231220_0
11月23日21時15~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

南中の少し前だったせいか少し改善しました。
北赤道縞のイナズママークがさらに発達したようで目立っています。
大赤斑後方の白い雲の沸き上がり領域の幅が南赤道縞いっぱいくらいに広がっています。

Jup_202311231320_0
11月23日22時15~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

また悪化したのでこれで終了。

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2023年11月23日 (木)

ガニメデの出と食を見る

11月21日、ガニメデが木星の裏から出現してすぐに木星の影に入って消える現象が見られました。
まあまあの気流だったので20:28~21:00までの約30分間で連続撮影してコマ送り動画にしてみました。
202311211128_9capture_lapl4_ap80_pipp
11月21日19時28~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを65%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、縮小 33枚をPIPPで処理

途中気流の変化があって木星面がボケるのが良く分かります。
ガニメデ表面に落ちる木星の影が直線ではなく月食の時と同じく曲率を持っているのが見えます。
1分間撮影の画像を秒間6枚使用していますので実際の360倍速くらいです。

 

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境川湘南海岸相模川浅川多摩川周回

6:30起床。
青空はありますが雲の多い空。前夜の雨で路面が濡れています。今日は日本海低気圧に向かって南風が入り気温上昇の予報なので江の島まで進んで帰路の追い風をいただくコース。

8:30出発~多摩川CR~県3~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~江の島休憩~R134~県46~相模川沿い
20℃を越える予想ですが夏服は全て仕舞ってしまったので冬服で出発。
境川CRのR246交点あたりで南風に変わり汗ばんできました。江の島に11時頃到着。進捗が良いので相模川を北上するコースに変更。
P50_20231123_115946
相模川沿いは久しぶり。
堤防上の舗装状況の進捗など見ながら追い風を受けてらくちん走行。
相模川左岸はR1のアンダーパスを過ぎると堤防が現れます。すぐ上流に進んだ湘南マリーナの入り口で堤防上に出てみたところ砂利が敷き詰められてまだ未舗装。
寒川IC手前から数キロの区間が開通していました。その先もICや橋の部分で途切れているので厚木まで全通するのかどうか?

~相模川CR~厚木~相模川沿い~県48~町田街道~高尾~浅川CR~多摩川CRで15:40帰宅。
町田街道で甲州街道を横断した時イチョウ並木が黄色く光っていました。

走行距離:150km

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木星 2023/11/22-23

高気圧の後面に入って今日が一番気流のおいしい日と思われました。
しかし20:30頃帰宅したときには南からの湿った気流で発生した低い雲が流れて雲の切れ間からときおり木星が見える天気になっていました。予報ではこの後雨なのであきらめていたのですが21時過ぎて急に雲の量が減ってきたのであわてて望遠鏡を展開。
Jup_202311221218_5
11月22日21時14~23分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

望遠鏡が冷えるのも待たずすぐに撮影に入りました。昨日の続きの面です。南から流れ込む湿った気流の影響か期待したほどではありませんでした。
右寄りに1番、左寄りに2番、3番白斑が見えます。両者ずいぶん離れました。1番が2番から遠ざかる動きをしている感じです。
南、北両赤道縞に茶縞が目立つ写り方です。

Jup_202311221312_8
11月22日22時08~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

雲が頻繁にかかるため定時撮影は無理なので写せるときに写す方針で。
2番から4南白斑の集団。大きさは相変わらず4>3>2です。
北赤道縞内にツブツブと白い輝点がたくさん見えます。
南赤道縞の茶縞の南側にあったグレーの暗斑列を伴う縞がほとんど見えなくなって茶縞がより際立って見えるようになりました。

Jup_202311221409_1
11月22日23時08~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

雲量は増える一方でしたが久しぶりに訪れた雲の切れ間で3ショット撮影できました。
南赤道縞の茶縞が大赤斑右上で多くが折り返す動きに変わったかもしれません。
北赤道縞は活発なエリアに変わり随所に白い雲の湧きあがりがあります。
色付き白斑の輪郭も右上が淡い以外は見えるようになってきました。
5番白斑が大赤斑の南に近くなってきましたが淡くてはっきりしません。

レーダーを確認すると相模湾から侵入した雨雲がすぐ南に迫って来ていたので急いで撤収して終了。

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2023年11月22日 (水)

木星 2023/11/21-22

東西に広がる性高気圧に真上から覆われて昨日と打って変わって風も弱く穏やかな天気になりました。まさに何とかゴコロと秋の空。期待が持てます。
19時前に帰宅してすぐに望遠鏡をベランダに設置して夕飯を食べている間冷やしました。
Jup_202311211025_6
11月21日19時21~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

準備して30分ほどなので望遠鏡が冷え切る前でしたが大赤斑が見えているうちに無理やり撮影しました。まずまずの気流です。
大赤斑左上の白い雲の沸き上がり領域が左側に大きく広がりました。
北赤道縞は白い雲の沸き上がりが続く活発なエリア。左寄りの目立つ白は継続しているイナズママークの領域。

Jup_202311211135_4
11月21日20時33~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

南から流れ込んできたキレの悪い雲に邪魔され気流が悪くなったのでちょっと待って落ち着いてから撮影。
左上にガニメデが木星の裏から出現中の姿です。
イナズママークの白い沸き上がり領域が発達して北赤道縞を分断しています。

Jup_202311211235_0
11月21日21時30~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

前の時間に木星の裏から現れたガニメデはすぐに木星の影に入って消えてしまいました。
この面の南赤道縞は成層していて南北の幅も一定で整っています。それに比べ北赤道縞の乱れ方は大きい。
北赤道縞中央やや左の濃茶の島状斑から右に伸びるヒゲ構造はずっと継続しています。

Jup_202311211335_0
11月21日22時30~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央付近に東西方向の白い雲、そこから左方向に長く白いスジ。
フェストーンと明るいオレンジ色のエリアが交互になっています。
南半球は白斑列の見えない静かな面。

Jup_202311211435_0
11月21日23時30~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が見えてきました。
暗斑列発生源のグレー縞が左端で急角度で北上しているのが見えます。
北赤道縞南縁には青黒い雲の沸き上がりが間隔をあけて見られます。

Jup_202311211535_0
11月22日00時30~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなってボケました。

もう1回撮影可能でしたがこれで打ち切り。

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2023年11月21日 (火)

木星 2023/11/20-21

日本海の低気圧が東に抜けて寒冷前線が昼頃通過。北風が強まりました。
せっかく3
日掛けて気流が落ち着いてきたところなのに今日の前線通過でまた一時的な寒気の流れ込みと強風で元に戻った感じです。
何回か撮影してみましたが高度が高くなってもボケボケでした。
Jup_202311201205_0
11月20日21時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

今日は大赤斑の面なのですがガッカリ。
この冬型は一時的で21日は移動性高気圧に覆われる予想で気流の改善が期待できます。
秋の気流は日替わりで何とかゴコロと秋の気流です。

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2023年11月20日 (月)

木星 2023/11/19-20

低気圧が通過して3日目、西風の冬型ながら日本海に低気圧が発生して南寄りの風が入り地上は穏やか。上空寒気も弱まって抜けつつあり気流の回復が期待されました。
Jup_202311191005_0
11月19日19
時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

昨日、一昨日と比べたらかなり改善しました。
7番と8番白斑が見えています。
北赤道縞中央やや右にイナズママークの白い沸き上がり領域が見えます。活動的です。

Jup_202311191105_1
11月19日20時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央の茶色い島状斑の北から右方向にヒゲがたなびいています。
暗斑列は粒の大き目なものが不規則な間隔で並んでいます。

Jup_202311191205_0
11月19日21時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の中央付近にダブルの白い輝点があり北赤道縞の中を白い筋が繋がっています。

Jup_202311191303_0
11月19日22時00~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が見えてきました。
暗斑列発生源付近ではグレーの縞が右上がりになっています。

Jup_202311191407_0
11月19日23時04~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞内の北側にはグレーの塊状の雲が並んでいます。
暗斑発生減の先端はその南側の白いエリアに乗り上げるような感じで北側に曲げられているように見えます。

Jup_202311191505_0
11月20日00時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

急に気流が悪くなり始めました。日本海低気圧の影響で上空の風が強まって来たようです。
次のタイミングで大赤斑が見えてくるのですがこれで打ち切り。

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2023年11月19日 (日)

荒川入間川多摩川周回

6:30起床。
静かな快晴の朝。3度くらいまで冷えていますが朝日が差し始めています。
さっそく前夜仕掛けておいた流星カメラの画像チェック。しかし火球は不発でした。しし座流星群のピークを挟んだ2晩で収穫ゼロはガッカリ。

上空寒気は夜のうちに寒気の芯が通過して今日は暖かくなる予報。木星撮影の夜更かしが無く睡眠十分なので少し距離を走ることにしました。

8:20出発~多摩川CR~都19、都12~ひばりが丘~県36~志木~羽根倉橋~荒川CR~川島あたり~入間川CR~R254落合橋~笛木醤油
荒川CRに出ると北からの向かい風を覚悟していましたが予想外の南風。一晩過ぎただけで昨日と打って変わって穏やかな天気となりました。まさに何とかゴコロと秋の空。

追い風で進捗が良かったので川島の笛木醤油にせんべいを買いに寄り道。
P50_20231119_112047
大家さんに醤油屋のせんべいをお土産に買って帰ることにしました。
せんべいは値上がりしていて以前の1.5倍の価格でびっくり。

~落合橋~入間川CR~R299沿い~飯能~県195~都193~都28~東青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CRで15:40帰宅。
ほぼ予定通りの時間で走り切りました。風が邪魔にならない暖かで走りやすい一日でご機嫌です。

走行距離:146km

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2023年11月18日 (土)

木星 2023/11/18-19

夜になっても西風が強くベランダに吹き込んで望遠鏡が揺れました。
それ以上に今日は寒気の流れ込みで木星は時々縁が千切れそうな勢いでぶるぶる揺れていました。
21時まで頑張って一番マシな1枚だけを掲載。
Jup_202311181110_3
11月18日20
時06~14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理

せっかく大赤斑の面なのですが今夜もガッカリな木星面。
大赤斑の赤と北赤道縞中央やや右に青黒い雲の塊が目立ちます。

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橋場橋をみる

6:30起床。
晴れていますが南東の空には雲が流れて朝日を遮っていました。
朝食を食べながら前夜仕掛けておいた流星カメラの画像をチェック。しし座流星群のピークで火球が写っているか楽しみにしていましたがボウズでした。ガッカリ。

8:40出発~二子玉川~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩~羽村~草花丘陵あたりの坂道

今日は西風の冬型。多摩川上流に向かう時、北風でも向かい風ですが西風は正面からの向かい風で運動になります。
根がらみ前水田で休憩しましたが寒気の流れ込みが始まったのか急に雲が湧いて日差しを遮りヒンヤリ。休憩で体が冷えてしまったので草花丘陵の坂道を上ったり下りたりして暖まりました。
P50_20231118_122351
平井川の細い支流に架かる橋。上から読んでも下から読んでも。橋の規模の割に橋の名前のプレートが大きくて立派。

~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで14:40帰宅。

帰路はほぼ背中押しの追い風で楽しく帰りました。

走行距離:110km


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木星 2023/11/17-18

南岸低気圧の影響でお昼前後一時的に強い雨も降りました。低気圧の通過した午後になって雨は止んだものの雲が取れたのは夕方になってから。たっぷりの雨のあと日差しも風も無く冷気に包まれたまま日没後の気温低下で湿気いっぱい。夕方から準備してベランダに出しておいた望遠鏡は夜露でびっしょり。鏡筒のレンズ面も結露で曇っていました。
仕方ないのでせっかく冷えた鏡筒を室内に取り込んでレンズ面をドライヤーの温風で乾かして再度セッティングしなおし。
そこまでしても今夜は気流が悪いのは確実。地表付近は風は弱いですが上空はまだ南西からの暖気の流れ込みがあり強い風が吹きまくっています。
Jup_202311171036_6
11月17日19
時33~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

ガッカリな木星面です。
このあと南西風がベランダに吹き付け始め少し気温が上昇し結露は収まりましたが余計に気流は悪化して早々に撤収。

15日夜、数人の木星師匠が木星面への天体衝突閃光をとらえていたようです。時刻を確認すると僕の撮影時間帯からは外れていたので残念ながら画像はありませんでした。

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2023年11月16日 (木)

金星 2023/11/16

5:40起床。
静かな快晴の朝。昨夜の木星撮影で気流が良かったので望遠鏡をそのまま出しておいて金星に向けてみました。
Ven_202311152109_4
11月16日06時09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、IR642、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=150、15000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

木星撮影と同じ拡大率です。一段と小さくなりましたが赤外フィルターをかけると模様がしっかり見えています。

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木星 2023/11/15-16

高気圧と高気圧の谷間で弱い低気圧の影響を受けて日中は曇り空でしたが日が暮れる頃に夕日が差し始めました。20時過ぎに帰宅すると低い断雲が残っているものの天気は晴れ。
すぐに望遠鏡をベランダに出して冷やしました。
Jup_202311151205_0
11月15日21時01~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は落ち着いていました。
右端に1番、左寄りに2番から4番白斑、左欠け際に大赤斑の輪郭が見えはじめています。
北赤道縞の右よりのやや活発な場所からフェストーンが細く長く木星面の左端まで伸びています。左側は変化の少ない幅の細い部分になります。
北半球中緯度の縞中央やや右の白斑わきで北側に飛び出している模様は継続しています。

Jup_202311151303_5
11月15日22時00~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

かなり良く見えてきました。
大赤斑のすぐ右上でリング暗斑が大赤斑の北側を回る流れに入り始めています。
白斑列の大きさは4番>3番>2番の順で白さは同じです。

Jup_202311151403_5
11月15日22
時59~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

安定した気流が続きます。ほぼ南中時刻で大赤斑が正面に来ました。
大赤斑の左上側は白い雲の沸き上がり領域の中にいくつか輝点も見られ活発な状態です。
色付き白斑のは右側の輪郭がはっきりしません。中にリング状の模様が見えています。その後ろに続くグレーの縞と大赤斑の間は白いゾーンがあり巻き込みはほとんどされていないようです。
北赤道縞の活発な領域で白黒茶が入り乱れています。

Jup_202311151505_1
11月16日00時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の中央から左に白い沸き上がり領域が3つ見えていますが、右から2番目は昨日見えなかった新らしい白い輝点が発生しました。


Jup_202311151605_0
11月16日01時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

まだまだ気流は安定しています。
北赤道縞中央の白い輝点の左にグレーの円形の雲が見えます。
イナズママークの沸き上がり領域は今日も明るく見えています。

Jup_202311151646_7
11月16日01時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

庇に入りそうだったので早めに撮影。
北赤道縞イナズママークは中央付近で湧いて右下左上方向に引き延ばされてこの形を保っています。
南赤道縞内の赤茶の右上がりな模様が3つ今日も見えています。

一晩中好気流が続きましたが明日以降低気圧通過とその後の寒気の流れ込みでまたしばらく悪気流に悩まされそうです。

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2023年11月15日 (水)

木星 2023/11/14-15

冬型が緩んで地上は穏やかな天気になりました。夕方から曇る予報でしたが19時に帰宅したときは木星が見えていたので望遠鏡をベランダに出して撮影準備。
望遠鏡が冷え切る前にキレの悪い雲が急に湧き始めたのであわてて1回目の撮影。
Jup_202311141032_7
11月14日19時28~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

気流は落ち着いていて昨日のビリビリという揺れ方ではなくモワモワとしたゆっくりとした揺れ方でした。
大赤斑が沈んだばかりで7番と8番白斑が見えています。
北赤道縞中央やや左の湧き上り領域は継続しているイナズママークです。その右にあった白い領域は薄れてしまいました。

Jup_202311141121_4
11月14日20時19~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

南から雲が湧きながら押し寄せてきたので予定時刻より早く撮影を始めましたが4ショット目で雲に覆われました。
イナズママークの南から伸びるフェストーンは鋭い直線状です。
南赤道縞の中には赤茶で右肩上がりの縞が3本見えます。

このあとべた曇りとなり小さな雨雲も湧きながら近づいてきたので撤収して終了。せっかく気流が落ち着いてきていたのに残念。

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2023年11月14日 (火)

流星 2023/11/13-14

昨夜撮影した流星カメラにおうし座流星群の火球が写りました。
_20231113_124939193_ut
ZWO ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ 露出3.0秒、Gain:270

11月13
日21時49分39秒頃

経路の最後でバクハツして増光してます。左上隅がマイナス2.9等の木星なのでマイナス5~6等級でしょうか。

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木星 2023/11/13-14

週末は寒気に覆われた上にどん曇りの天気が続き先週末と比べたら一気に初冬を迎えました。今日は午後から日差しが戻りましたが季節風が強まりました。
3日ぶりの木星ですが上空の寒気と強い風のためにプルプルと揺れまくっていました。高度が上がって大赤斑が見え始めたところから採用。
Jup_202311131130_0
11月13日20時25~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

かろうじて白斑列の2番3番4番白斑が分かります。

Jup_202311131230_0
11月13日21時25~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央のタイミング。
北赤道縞の中央付近に白と青黒の沸き上がりが隣り合ってコントラストの強い模様に見えています。
大赤斑の左上の白い沸き上がり領域は相変わらず活発なようです。

Jup_202311131330_0
11月13日22時25~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の経度から左の北赤道縞は相変わらず活発な活動のようです。

Jup_202311131430_0
11月13日23時25~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

南中を過ぎたところで高度は十分高いですが気流は悪くなりました。大赤斑も沈んだのでこれで打ち切り。

外は8℃を割り込んで冷え込んできました。先週まで冷房運転をしていたお隣のエアコン室外機の回転音が変わりました。暖房運転に切り替えたようです。振動の止まる夜は来ないようです。

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2023年11月11日 (土)

冬の始まりを感じる

7:00起床。
木星が庇に隠れる時刻が早まって朝までまとまった睡眠がとれるようになってきました。
外はどんより曇り空で北風が吹いて近くの屋根がピーピー音を立てて寒々した感じ。冷え込みは無いのですが起きだすのが億劫な朝です。
このどん曇りの雲は日中も取れそうもないので気温は上がらず寒そうな感じ。冬のウェアを引っ張り出してきて羽織って走ることにしました。
先週まで夏日を記録していたので体がなじめず余計寒く感じます。

9:10出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~日向和田~梅郷~都45~R411~奥多摩街道~羽村~多摩川CRで14:50帰宅。

多摩川CRに出ると北西の地平線近くに青空が広がっているので青梅あたりまで行けば日差しが浴びられる思い走りましたが、ほんのちょっぴり薄日が差しただけでどん曇りになり帰路の昭島あたりから路面がまだらに濡れるくらいのパラパラ雨にも降られました。昼過ぎだというのに夕方のような薄暗さ。幸い帰路は追い風気味だったので良しとしますか。
P50_20231111
センダングサの種
堤防の秋の草刈りが終わった後に勢力を拡大して来る厄介な草。黄色くちっこいみじめな花を咲かせた後、とげとげを持った種が全開となります。帰宅すると必ず靴下にくっついています。たぶん歩行者や自転車をよけるためにCRの際を走った時に引っ付かれているのです。

走行距離:111km

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木星 2023/11/10-11

雨は夕方には止んで夜は曇り空が続きました。24時前今夜はないなと思って寝ようとして念のため外を見ると急速に雲が切れて木星が見え始めていました。
低気圧の通過直後で寒気の流れ込みが言われている中でとても気流に期待できない空なのでどうしようか頭の中で迷っていましたが、体が条件反射的に望遠鏡をベランダに運んでいました。

Jup_202311101539_6
11月11日00時33~45分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理

望遠鏡はあったかいままだし気流は”やっぱり”的な状態でぼけぼけでした。
でもせっかく撮影したし、大赤斑の赤が見えているので採用。

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2023年11月10日 (金)

木星 2023/11/09-10

夜に入って雲の多い天気で時々雲の切れ間から木星が見える程度でこのまま明日の悪天につながるのかと思われましたが22時過ぎて雲の切れ間が大きくなり始めたので望遠鏡を準備。
Jup_202311091349_4
11月09日22時49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

わずかな雲の切れ間から1枚ものでコントラストを上げたのでノイジーでガサガサです。
8番と1番の間の白斑の見えない面です。

Jup_202311091451_6
11月09日23時44~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理

予想外に晴れ渡り雲も遠のき少し気流が安定。
1番白斑が見えてきました。
北赤道縞には明るい輝点は見られませんが引き延ばされた白い筋が幾本か見えます。

Jup_202311091550_1
11月10日00時45~54分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

予想外に晴れが続きました。今日一番気流の良いタイミングでした。
1番白斑が中央に、南極方面に赤斑が見えます。
1番白斑の北の暗斑列発生源近くではグレー縞から暗斑が千切れかかっているように見えます。

Jup_202311091650_1
11月10日01時45~54分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞左寄りの白い沸き上がり領域はダブル輝点が拡大したものです。まだ輝点が見えているので活動が続いています。
南赤道縞の中央付近に青黒い雲のベルトが見えています。
北半球中緯度のグレー縞中央に左上に伸びる雲が見えます。

一旦仮眠を挟んで2:30に起きてみると木星は庇にかかってしまっていました。

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2023年11月 9日 (木)

木星 2023/11/08-09

低気圧通過後の冬型は一時的で今日は移動性高気圧に覆われ始めて穏やかな天気になりました。
19時過ぎに帰宅してすぐに望遠鏡をベランダに展開して冷やしながら夕食。
Jup_202311081044_2
11月08日19時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

木星はゆらゆらとゆっくり揺れていましたが昨日よりもずっと気流は落ち着いています。
木星は現在逆行していて西南西の方向に移動しているので庇から現れる時間が余計に早まって来て19:30には撮影可能となりました。でもまだ望遠鏡は冷え切っていないので影響が出ていると思われます。
1番白斑が中央を過ぎたあたりの面です。暗斑列発生域が濃いグレーの縞に見えています。
北半球中緯度の縞の中央付近、白斑のすぐ左に縞の幅より大きなグレーの暗斑らしきものが見えます。

Jup_202311081144_0
11月08日20時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度が51度まで上がって望遠鏡も冷えてだいぶ見えてきました。
北赤道縞中央付近の輝点はダブル輝点だったものが結合して1つに見えています。
大赤斑と密集した2番から4番白斑が見え始め、右端に離れて1番白斑が見えています。

Jup_202311081245_0
11月08日21時40~49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

高度はさらに上がって60度を越え気流も安定してきました。
大赤斑のすぐ右下の色付き白斑の輪郭がうっすら見えるようになってきました。中にかすかに模様も見えます。左側に続くグレーの縞は大赤斑の南側に接するほど埋め尽くしています。
大赤斑と茶縞の間隔は広いままでリング暗斑が殆ど形を崩さず北側まで入り込んでいます。
大赤斑の左上側は3つの白い雲の沸き上がりが拡大しています。
北赤道縞の北辺の波打つ茶色の縞は大赤斑の経度より左に行くにつれ淡くなっています。

Jup_202311081345_0
11月08日22時40~49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

南中の少し前で高度67度近くに達し良く見えています。
大赤斑の左上側の白い沸き上がり領域の活動が目立っています。3つの大きな領域の中に新たな沸き上がりが白い輝点として見えています。
今日の大赤斑の形は左側が引っ張られたような楕円形です。
色付き白斑が結構明瞭に識別できます。
5番白斑がかなり淡く見えます。
北赤道縞の中央から左寄りは北辺が淡く消失していますが南縁は活発な領域で白い湧き上りのラインが見えています。

Jup_202311081445_0
11月08日23時40~49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑左の3つの沸き上がり領域のさらに左側にも波打つような領域が続きますがここもやがて大赤斑に近づくにつれて大きく発達するのでしょうか。
北赤道縞に3か所の沸き上がり領域が見えます。中央付近は青黒い雲の沸き上がりも濃いです。
5番白斑と7番白斑がずいぶん近づいてきました。


Jup_202311081558_0
11月09日00時54~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

急に高い所の雲が増えて解像度が落ちました。
北赤道縞中央左の白い沸き上がり領域は3週間前くらいから活動を続けているイナズママークの領域です。まだまだ白い輝点があり継続しています。

このあと急激に全天雲に覆われてしまったので終了。

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2023年11月 7日 (火)

木星 2023/11/07-08

6日の夜は10月15日から連続していた木星撮影が途切れ十分な睡眠が取れました。周期的に変わる秋の天気の中で23日間連続というのは驚異的な記録でした。それだけ今年の天気は変だということでしょうか。

今日は朝方で雨は止んで晴れてきましたが夜の初めから北から流れ込む雲が消えたのが21時過ぎ。発達した低気圧と前線の通過後なのでひどい気流と分かっていましたが撮影してみました。

Jup_202311071229_1
11月07日21時24~31分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

予想通り木星は大きく揺れてボケボケ。

Jup_202311071332_3
11月07日22時28~35分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がっても改善するどころか悪化しました。
これ以上撮影してもディスクの肥やしにしかならないので日を跨ぐ前に打ち切り。

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2023年11月 6日 (月)

木星 2023/11/05-06

高気圧は遠くに去って後面の暖気が流れ込み相変わらず暖かい日が続いていますが夜になってからは雲の多い天気で時々訪れる雲の切れ間からの撮影となり間隔は不規則です。
Jup_202311051127_9
11月05日20時24~31分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを60%スタック×9、RegiStax 6でWavelet処理

対流性の雲なので近くにあるとモヤモヤと揺れて像が悪くなりました。
1番白斑が左端かすかに見えています。
濃いフェストーンだけが目立つ面です。

Jup_202311051248_0
11月05日21時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、4000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番が中央に来ました。
中央から長く伸びるフェストーンが目立ちます。北赤道縞の中は白い湧き上りが引き延ばされたラインがクリームサンドのように挟まっています。

Jup_202311051347_0
11月05日22時46~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、4000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

撮影開始してすぐ雲がかかってしまい枚数不足でガサガサな木星面です。

Jup_202311051511_0
11月06日00時06~15分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見えてきたタイミングで広めの隙間が来ました。
北赤道縞中央で2日前ダブルで見えていた輝点が北側で繋がり明るい円弧となりました。
大赤斑の右に大きなリング暗斑が接近中です。
大赤斑左上の白い雲の領域では左奥に2つ新しい輝点が湧いています。
4番白斑は大赤斑の経度を抜け色付き白斑は半分が抜けた状態です。

撮影後はべた曇りとなり、相模湾方面から雨雲の北上が見られたので早めの撤収。

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2023年11月 5日 (日)

木星 2023/11/04-05

3日連続の夏日でした。
今日は夕方から出かける予定があったので自転車は休業して不足気味の睡眠を充足させるために昼寝などして休養。
午後から薄雲が多くなり夕方頃はかなり厚くなって今夜の星見は無理かなと思いつつ安心して三軒茶屋に出かけました。
22時過ぎて帰宅したとき薄雲濃しに木星が見えていて望遠鏡をベランダに出すべきか迷っていましたが気象衛星の画像を見てしばらく薄れるタイミングがありそうなので思い切ってセッティング。
Jup_202311041404_1
11月04日22時59~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=340、4000フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

望遠鏡が冷え切る前でしたが薄雲越しの木星像は安定して見えていました。昨日の最後の写真から少し進んだ面です。
北赤道縞の右寄りにはイナズママークの沸き上がり領域が見えています。全然薄れる気配がなく継続しています。その左中央付近には茶色の島状斑が楕円形に見えています。

Jup_202311041505_3
11月05日00時00~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=340、4000フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの薄雲越しですが望遠鏡も冷えて良く写っています。望遠鏡を出した甲斐がありました。
北赤道縞中央の南縁はオレンジ色の雲でしょうか?。青黒い雲の下はこの色の雲が広がっているのでしょうか。北赤道縞の中は引き延ばされた白スジや青黒雲の沸き上がりがあって活動的です。
南半球は8番白斑と1番白斑の間の空白地で暗斑しか見えません。

Jup_202311041640_1_ir
11月05日01時37~42分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、642IR-BP、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=460、4000フレームを60%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲が濃くなって通常の撮影が不可能になったので赤外フィルターに切り替えてどんなものか試してみました。
昨日の1枚目と同じ面です。フェストーンと青黒い雲がひときわ濃く、茶縞、グレー縞、暗斑などが黒っぽく写り白スジや白斑は白斑として写っています。

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2023年11月 4日 (土)

木星 2023/11/03-04

移動性高気圧の後面に入り南から緩やかに覆われ今日も秋晴れで連日の夏日。
木星はついに衝の日を迎えました。今日は木星衝祭りで、衝の時刻にガニメデの木星面通過も見られるので連続動画を撮ってみようかと画策していました。
Jup_202311031105_6
11月03日20時03~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを60%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

イオが南赤道縞の右寄りにいます。太陽ー地球ーイオー木星が一直線になっているのでイオ本体と影が重なって見えています。地球と木星の軌道の関係で木星の赤道面から4度ほど北極寄りから見下ろす形となり本体の位置が影の南側にずれています。

Jup_202311031204_0
11月03日21時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央付近に白い輝点と左上に伸びるラインが見えます。

Jup_202311031304_0
11月03日22時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑登場。でも気流が悪くなりました。
左下はガニメデでこれから木星面経過に入ります。
この時刻から1時過ぎまで1分毎撮影を連続する予定でしたが気流の悪さを見て努力が報われなさそうだったのであきらめました。

Jup_202311031406_1
11月03日23時04~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞中央右のダブルの輝点が目立ちます。
大赤斑左上の白い雲の領域は右側の領域が茶縞に押し付けられて崩れライン状となり大赤斑の北側に流れ出しています。左側の領域には新しい湧き上りの輝点が見えます。
大赤斑と茶縞の間隔が広いままです。そのためか大赤斑が小さく感じます。
ガニメデの経過と影が木星面に落ち始めました。

Jup_202311031503_6
11月04日00時01~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを60%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

天文年鑑には23:48が衝と書かれているのでほぼ衝の時刻。衝とは太陽と外惑星の赤道座標系での赤経の差が180度となる時。
太陽ー地球ーガニメデー木星が一直線に並んでガニメデ本体と影の一部が重なっています。
イオの時は気づかなかったのですが本体と影が上下に重なるはずなのに影が左にずれて見えているのは木星の北極を上にしているからです。赤道座標系で木星を表現すると右に25度ほど傾くので、その状態で見ると上下に重なっています。

木星面経過中は気流が良くなっていたのでこの時間帯だけでも連続撮影すればよかったと後悔。

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11月04日01時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなりました。
北赤道縞に3か所の大きな白い湧き上りのある面です。昨日右が淡く見えていましたが白い輝点が健在です。

Jup_202311031704_2
1月04日02時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は戻りません。
北赤道縞中央左がイナズママークの沸き上がり地域。

Jup_202311031758_1
1月04日02時54~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

西の空に高度も下がり気流の影響も大きくなり戻りませんでした。
北赤道縞中央付近にはひときわ茶色の濃い島状斑が見えています。

これで今シーズンの前半が終了しました。初めの頃はお隣のエアコン室外機振動に悩まされましたが対策を施し晴れた日が多く撮影回数は多くなりました。ちなみにまだお隣は夜間もエアコンの冷房運転を継続しています。なぜなんでしょう?
ベランダからだと3月上旬ころにかけての後半がスタートですが冬場の気流の期間となるのでこれまでどには力が入らないかも。

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2023年11月 3日 (金)

木星 2023/11/02-03

南から移動性高気圧に広く覆われて穏やかな晴天で季節外れの夏日でした。
これで何日連続になるのでしょうか。秋にこれだけ連続して木星を撮影できるというのは異常気象のおかげかも。
日が沈むと気温はどんどん下がるので撮影前には必ずピント合わせが必要です。
Jup_202311021113_1
11月02日20時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑と8番白斑が見えています。
北赤道縞には3か所の白い雲の沸き上がりが見えていますが一番右は白い輝点が消えました。一番左のイナズママークの輝点は相変わらずの明るさをキープしています。

Jup_202311021213_0
11月02日21時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イナズママークが一番目立っています。その左からは目だった白い輝点は見えませんが北赤道縞はぐにゃぐにゃと入り乱れた複雑な形をしています。
右端はイオ。

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11月02日22時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

安定した快晴が続きます。暗斑がいっぱい。
北赤道縞のイナズママークは沈み際まで行っても明るく見えています。
中央から左は濃いフェストーンが並んでいます。

Jup_202311021413_0
11月02日23時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列と1番白斑から右に伸びるグレーの縞は並行して右上がりです。この縞もハッブル師匠が撮影すると暗斑列に見えてくるのかも。
北赤道縞は荒れた感じが続いています。

Jup_202311021513_0
11月03日00時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列の発生源近くの暗斑の形はカンマ型など不規則だったものがだいぶ丸みを持ってきました。
北赤道縞から伸びる長いフェストーンの領域です。ところどころに小さく白い輝点も見えます。

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11月03日01時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑から3番白斑の上に暗斑列発生減の全体が見えています。右の方では右上がりの濃いグレーの縞状になってその先端が分離しているのか?
北赤道縞中央付近の輝点は白いライン状に伸びています。

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11月03日02時10~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑登場。右に伸びる縞は南赤道縞の茶縞の折り返しが解消したあと伸びた部分が濃くなっています。
北赤道縞中央付近は活動が平穏な部分。

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11月03日03時01~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、
4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

今夜8枚目、庇が迫ってきており少し早めに撮影開始。ベランダから撮影可能な7時間をすべて使い切りました。1時間毎に撮影するのはこれが限界です。
大赤斑と南赤道縞の茶縞との間隔が広くなりました。
大赤斑左上の白い雲の領域のうち右のものは茶縞に張り付くように押しつぶされて大赤斑の上に流れ出しています。

衝の直前、快晴の好気流に恵まれ大いに堪能しました。

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2023年11月 2日 (木)

木星 2023/11/01-02

良く晴れていましたが帰宅が遅くなったので開始が遅れました。
望遠鏡をベランダに出してもすぐには外気温になじまないので夕食を食べて風呂に入りいつで寝られる体制を作ってから撮影開始。
Jup_202311011236_1
11月01日21時31~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

ちょうど大赤斑が中央のタイミングで気流もまずまず。
大赤斑を乗り越えるスロープは変わらず、そこから大赤斑の南に向けてラインが形成。このラインの流れはどっち向きなのでしょうか?
色付き白斑後方のグレー縞が大赤斑に巻き取られて南側を回って右に伸びる様子が良く見えます。
大赤斑の左上の白い雲の沸き上がり領域のうち右側がスロープの上に乗り上げ始めて形が崩れてきました。

Jup_202311011335_0
11月01日22時30~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

今日は5番白斑が縁取りの無い楕円形に見えています。
北赤道縞左寄りの白い輝点は昨日と同じくらいの明るさを保っています。

Jup_202311011521_2
11月02日00時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イオの経過が始まりました。2日後の衝を控え本体が影の一部に重なっています。
北赤道縞に3か所白い輝点と伸びたラインが並んでいました。一番左は長期間続いているイナズママークの沸き上がり箇所です。

Jup_202311011620_0
11月02日01時16~23分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イオとその影が重なりながら移動していきます。モニター上でリアルで見ていても影の形がまん丸ではなく見えていました。
イナズママークと左の茶色い島状班の距離が開いています。

Jup_202311011720_1
11月02日02時16~23分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなって詳細が見えなくなりました。
イオの経過が終わりました。今回はイオの処理がうまくできています。

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金星 2023/11/01

視直径が小さくなり輝面率が上がってだいぶ模様が写るようになってきました。
数時間連続撮影して雲の動きが見えたら面白そうですが・・。
Ven_202310312112_5
11月01日06時12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、IR850、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、3ms、Gain=310、15000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

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2023年11月 1日 (水)

木星 2023/10/31-01

東西に広がる高気圧に覆われているものの東海沖の風のぶつかりによる雲域がかかり朝から曇り空。夜になっても曇っていましたが次第に雲が抜けて21時頃には雲の切れ間から木星が見え始めたので撮影開始。
Jup_202310311236_0
10月31日21時34~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、7.5ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲域の近くでまだ気流が乱れ気味。
エウロパが経過中でその影がすぐ右に落ちていました。衝まであと3日。

Jup_202310311336_3
10月31日22時33~38分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

安定して見えてきました。
エウロパとその影が右に移動しました。
北赤道縞は白スジ雲と青黒雲が湧きたって活動的。
南赤道縞の南縁にはいくつか飛び出した暗斑が見えます。

Jup_202310311436_0
10月31日23時32~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

エウロパが木星面を抜けました。
1番と左に2番3番白斑、左隅に大赤斑の輪郭が見えています。
長く伸びるフェストーンが見えます。

Jup_202310311537_1
11月01日00時32~41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

11月になりました。大赤斑の面からスタートです。
大赤斑から右に伸びる縞はコブ状に連なっています。
南赤道縞の南縁に大きなリング暗斑が並んでいます。
白斑は2番3番4番の順に大きく見えます。

Jup_202310311637_1
11月01日01時32~41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の北を越えた茶縞は緩いスロープ状に左側に下がって伸び始めています。
大赤斑の左側の2つの白い雲の沸き上がり領域は継続しています。
色付き白斑の輪郭が見えるようになってきました。中に模様も写っています。
色付き白斑の後ろに続くグレー縞の上端が大赤斑の南側に巻き取られて右に伸びる縞に供給されているように見えます。
北赤道縞は比較的静かな領域。

Jup_202310311739_0
11月01日02時34~43分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

5番白斑は相変わらず淡い状態。
北赤道縞左端の白い領域は拡大しています。

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