木星 2023/11/29-30
28日の夜は夕方に寒冷前線のしっぽが関東地方を通過した直後で不安定となり寒気も流れ込んで気流が荒れ荒れでした。望遠鏡を出して木星を導入して見た瞬間撮影を断念して撤収。
今日は西風の冬型で風が吹き抜け、風のぶつかりで関東の南で雲が湧くことも無く快晴の天気。
20時過ぎに帰宅して望遠鏡を展開。設置した直後は無残な気流だったので撤収かと考えましたが望遠鏡の冷えを待って風呂と食事を済ませた21時過ぎやや落ち着いたので撮影体制にはいりました。
11月29日21時19~28分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
1時間ほど経過しほぼ南中時刻。なんとか写す気になるだけの気流状態に改善していました。
暗斑列発生源が中央で1番白斑が右寄りにかすかに見えます。
北赤道縞中央付近の青黒い雲のカーブが目立ちます。
11月29日22時19~28分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
気流が悪くなりました。左の方に2番、3番白斑あたりがいるはずですがボケてはっきりしません。
ボケた分、北赤道縞と南赤道縞の活動具合の差が良く分かります。
11月29日23時19~28分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑登場。大まかな模様しか見えませんが北赤道縞の南縁に青黒い雲。
11月30日00時26~35分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
相変わらずの気流状態に加え上空には薄雲が流れ込んで来ましたが大赤斑が中央近くに来るまで我慢しました。
南赤道縞の茶縞折り返しで大赤斑の右上で途切れているように見えます。
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