木星 2023/11/15-16
高気圧と高気圧の谷間で弱い低気圧の影響を受けて日中は曇り空でしたが日が暮れる頃に夕日が差し始めました。20時過ぎに帰宅すると低い断雲が残っているものの天気は晴れ。
すぐに望遠鏡をベランダに出して冷やしました。
11月15日21時01~08分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
気流は落ち着いていました。
右端に1番、左寄りに2番から4番白斑、左欠け際に大赤斑の輪郭が見えはじめています。
北赤道縞の右よりのやや活発な場所からフェストーンが細く長く木星面の左端まで伸びています。左側は変化の少ない幅の細い部分になります。
北半球中緯度の縞中央やや右の白斑わきで北側に飛び出している模様は継続しています。
11月15日22時00~06分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理
かなり良く見えてきました。
大赤斑のすぐ右上でリング暗斑が大赤斑の北側を回る流れに入り始めています。
白斑列の大きさは4番>3番>2番の順で白さは同じです。
11月15日22時59~08分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
安定した気流が続きます。ほぼ南中時刻で大赤斑が正面に来ました。
大赤斑の左上側は白い雲の沸き上がり領域の中にいくつか輝点も見られ活発な状態です。
色付き白斑のは右側の輪郭がはっきりしません。中にリング状の模様が見えています。その後ろに続くグレーの縞と大赤斑の間は白いゾーンがあり巻き込みはほとんどされていないようです。
北赤道縞の活発な領域で白黒茶が入り乱れています。
11月16日00時00~09分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
北赤道縞の中央から左に白い沸き上がり領域が3つ見えていますが、右から2番目は昨日見えなかった新らしい白い輝点が発生しました。
11月16日01時00~09分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
まだまだ気流は安定しています。
北赤道縞中央の白い輝点の左にグレーの円形の雲が見えます。
イナズママークの沸き上がり領域は今日も明るく見えています。
11月16日01時43~50分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
庇に入りそうだったので早めに撮影。
北赤道縞イナズママークは中央付近で湧いて右下左上方向に引き延ばされてこの形を保っています。
南赤道縞内の赤茶の右上がりな模様が3つ今日も見えています。
一晩中好気流が続きましたが明日以降低気圧通過とその後の寒気の流れ込みでまたしばらく悪気流に悩まされそうです。
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