木星 2023/11/02-03
南から移動性高気圧に広く覆われて穏やかな晴天で季節外れの夏日でした。
これで何日連続になるのでしょうか。秋にこれだけ連続して木星を撮影できるというのは異常気象のおかげかも。
日が沈むと気温はどんどん下がるので撮影前には必ずピント合わせが必要です。
11月02日20時09~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
7番白斑と8番白斑が見えています。
北赤道縞には3か所の白い雲の沸き上がりが見えていますが一番右は白い輝点が消えました。一番左のイナズママークの輝点は相変わらずの明るさをキープしています。
11月02日21時09~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
イナズママークが一番目立っています。その左からは目だった白い輝点は見えませんが北赤道縞はぐにゃぐにゃと入り乱れた複雑な形をしています。
右端はイオ。
11月02日22時09~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
安定した快晴が続きます。暗斑がいっぱい。
北赤道縞のイナズママークは沈み際まで行っても明るく見えています。
中央から左は濃いフェストーンが並んでいます。
11月02日23時09~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
暗斑列と1番白斑から右に伸びるグレーの縞は並行して右上がりです。この縞もハッブル師匠が撮影すると暗斑列に見えてくるのかも。
北赤道縞は荒れた感じが続いています。
11月03日00時09~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
暗斑列の発生源近くの暗斑の形はカンマ型など不規則だったものがだいぶ丸みを持ってきました。
北赤道縞から伸びる長いフェストーンの領域です。ところどころに小さく白い輝点も見えます。
11月03日01時09~16分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
1番白斑から3番白斑の上に暗斑列発生減の全体が見えています。右の方では右上がりの濃いグレーの縞状になってその先端が分離しているのか?
北赤道縞中央付近の輝点は白いライン状に伸びています。
11月03日02時10~19分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑登場。右に伸びる縞は南赤道縞の茶縞の折り返しが解消したあと伸びた部分が濃くなっています。
北赤道縞中央付近は活動が平穏な部分。
11月03日03時01~07分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、
4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理
今夜8枚目、庇が迫ってきており少し早めに撮影開始。ベランダから撮影可能な7時間をすべて使い切りました。1時間毎に撮影するのはこれが限界です。
大赤斑と南赤道縞の茶縞との間隔が広くなりました。
大赤斑左上の白い雲の領域のうち右のものは茶縞に張り付くように押しつぶされて大赤斑の上に流れ出しています。
衝の直前、快晴の好気流に恵まれ大いに堪能しました。
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