木星 2023/12/06-07
未明まで小雨をもたらした南岸の低気圧は南東に離れ、その後積極的な高気圧の張り出しも無く穏やかに晴れました。しかし夕方からは日本海の低気圧にともなう薄雲がかかり始めました。
19時過ぎに帰宅した時は空一面薄雲で木星が滲んだように見えていましたがダメもとで望遠鏡を準備。
冷えるのも待たずとりあえずの1枚を撮影。
12月06日19時32~34分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
気流は悪くないようですが筒内気流と薄雲の影響で明るさ不足でコントラストが悪いです。
南半球に白斑の見えない面です。
北赤道縞の一番幅の広い部分が中央あたりです。
12月06日20時34~43分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=360、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
濃い目の薄雲の通過を待って撮影。高度も上がり望遠鏡も冷え良く見えるようになりました。薄雲さえなければかなり良かったんじゃないかと。
1番白斑が左寄りに見えてきました。
北赤道縞の中央から左に横に連なる特徴的な形の青黒い雲。なぜかフェストーンにならず南側に滲んだように広がっています。
12月06日21時46~55分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
雲の薄まるタイミングで撮影するとなかなかの写りです。
北赤道縞の中央から左では青黒い雲がフェストーンに変化しています。
暗斑列発生源のグレー縞の北側に沿って暗斑が並んでいます。
南半球の極地方に赤斑が見えています。
12月06日22時59~07分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=370、4000フレームを50%スタック×9、RegiStax 6でWavelet処理
相変わらずの薄雲でノイジーですが気流は良い状態が続きます。
2番から4番白斑が並んでいます。
北赤道縞中央付近に長く細いフェストーンが見えます。あちこちに白い輝点や白いラインが挟まり活動的です。
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