木星 2023/12/02-03
上空寒気がとどまり日中も気温は弱め。でも弱い冬型ながら穏やかな晴天でした。日没の頃から断雲が流れ込んで邪魔をしていましたが19時前にようやく解消しました。
しかしお隣の暖房運転のエアコン室外機が振動出しまくり。15時に自転車で帰宅したときも運転していたので日中もフル活動させていたようで今夜も休止するタイミングを見ての撮影になります。
12月02日18時59~05分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
室外機が休止している時間が短いのでシャッタースピードを速めて撮影時間を短くして対応。
今日も気流は落ち着いていました。
1番白斑が右寄り、暗斑発生源が中央付近で千切れた暗斑が刺身の切り身のように縦長に並行して並んでいます。
北赤道縞中央付近の青黒い雲の形と白い輝点は昨日と大きな変化はないようです。
木星のすぐ左下はエウロパ。
12月02日19時55~01分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
良く見えています。
2番から4番白斑が並び3番白斑のすぐ右上にエウロパがいます。
北赤道縞南縁に湧き出た青黒い雲が南に流れてフェストーンを形成しています。北側はアーチ状の模様がいくつか見えます。
12月02日20時53~59分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑登場。今夜こそしっかりと見られそうです。
木星の自転による模様の移動よりエウロパの見かけの移動の方が早くこの時間は2番白斑のすぐ右上にいます。その影が色付き白斑のすぐ左に落ちています。
北赤道縞の中にある白スジの中にいくつもの明るい輝点が見えています。
12月02日21時56~04分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理
良い写りです。5番白斑がしっかり写りました。
エウロパは経過を終えて影が色付き白斑の上に落ちています。
色付き白斑後ろの南北2列になっている暗斑からなる縞の北側列の暗斑が大赤斑の下から右上に巻き上げられているように見えます。
大赤斑の左側は白い雲の湧きあがりで南赤道縞がぐちゃぐちゃです。
南赤道縞の茶縞は大赤斑の右上で全折返し。左側への流れがありません。
北赤道縞も白いスジや輝点だらけでぐちゃぐちゃです。
12月02日22時59~06分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×12、RegiStax 6でWavelet処理
エウロパの影も木星面を離れました。
北赤道縞の中央付近に3か所明るい湧きあがり領域があります。左側が10月中頃から継続しているイナズママークです。
南赤道縞の中央やや左、大赤斑からかなり離れた場所でも白い輝点の湧きあがりが見られます。
12月03日00時02~08分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理
7番8番白斑が中央です。
大赤斑は沈みかけ、イナズママークも右側に移ってにぎやかだった右半分に変わって比較的穏やかな感じの左半分。
北赤道縞左端の島状斑あたりから右にたなびく茶色の雲は中央付近まで伸びています。
今夜も良い気流に恵まれてご機嫌でしたが振動対策を考えなければいけません。お隣は昨晩から日中ずっとエアコン暖房を稼働させていますからこの冬の間中24時間運転すること確実です。
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