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2024年9月20日 (金)

木星 2024/09/20

1:30頃目を覚ますと月あかりが見えたのでちょっと撮影してみることにしました。
東の欠け際にある大きめのクレーターを狙いました。
Moon_202409191623_9
ペタビウス(177km)
クレーター壁の傾斜が緩く二重になっているように見えます。
中央丘から放射状に延びる谷が見えます。

Moon_202409191626_7
ラングレヌス(132km)
ペタビウスよりもクレータ壁が急で段丘上状になっています。

Moon_202409191633_3
フルネリウス(135km)
古いクレーターであとからの衝突でできたクレーターによりクレーター壁は壊されてシャープさが無くなっています。
クレーター内右寄りに小さな谷が見えています。

この後全天を雲が覆ったため木星時間まで二度寝に入りました。

3:40起床。
北西方向から流れ込む雲が多いながらも木星が見えていたのですぐに撮影開始。
Jup_202409191853_5
9月20日03時50~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

8ショット連続撮影したものの途中で雲に遮られた2ショットは廃棄して処理。雲の近くでは気流も悪く木星はぶるぶる揺れていました。
5番、7番、8番白斑が並んでいます。8番の左上にはややオレンジ色っぽい色付き白斑も見え始めています。
この面の南温帯縞は暗斑の塊状になっています。
南赤道縞の左寄り北辺は裂けて白い雲が湧きたっている場所。右の方にも青黒い雲がフェストンのように伸びています。
北赤道縞中央の白斑は北赤道縞内に取り込まれている白斑のうち一番大きい物。

この後も雲に入ったり出たりしていましたがしばらく見えない時間が続いたので不安になってレーダーを確認すると稲城市あたりで発生した小さな雨雲が上空に流れ込み始めていたのでした。
あわてて望遠鏡を撤収して終了。三度寝に入りました。

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