紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/31
関東南部は久しぶりに南まで張り出した移動性高気圧に覆われましたが未明頃からかかり始めた秋雨前線北縁の薄雲が日中次第に増えて日が暮れる頃には全天を覆ってしまいました。
それでも雲に濃淡があるので薄まった部分に彗星がはまれば見えるんじゃないかと望遠鏡を準備し自動導入で彗星をとらえてみました。
薄雲越しでもGainを上げると彗星の頭部が見えたので雲の薄まるのをじっと待ちました。
2024年10月21日19時00分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×36スタック、gain:440、トリミング、縮小
11日ぶりの彗星です。もう天気悪すぎです。
薄雲がかかり続けながらも電子観望の要領でスタックしてヒストグラムを見ながらストレッチすると立派な尾が浮かび上がりました。夏の天の川の中にいるので細かい星屑がいっぱいです。
画角は横1.0度×縦1.7度くらい。
写真の一番下中央の星は8.2等星なので小型望遠鏡でもまだまだ十分明るく大きな彗星です。
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