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2024年10月

2024年10月31日 (木)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/31

関東南部は久しぶりに南まで張り出した移動性高気圧に覆われましたが未明頃からかかり始めた秋雨前線北縁の薄雲が日中次第に増えて日が暮れる頃には全天を覆ってしまいました。
それでも雲に濃淡があるので薄まった部分に彗星がはまれば見えるんじゃないかと望遠鏡を準備し自動導入で彗星をとらえてみました。
薄雲越しでもGainを上げると彗星の頭部が見えたので雲の薄まるのをじっと待ちました。
C2023_a3_20241020_1900
2024年10月21日19時00分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×36スタック、gain:440、トリミング、縮小

11日ぶりの彗星です。もう天気悪すぎです。
薄雲がかかり続けながらも電子観望の要領でスタックしてヒストグラムを見ながらストレッチすると立派な尾が浮かび上がりました。夏の天の川の中にいるので細かい星屑がいっぱいです。
画角は横1.0度×縦1.7度くらい。
写真の一番下中央の星は8.2等星なので小型望遠鏡でもまだまだ十分明るく大きな彗星です。

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木星 2024/10/31

0:40起床。
晴れていました。もう10月は今日でおしまいですがしつこい秋雨シーズンの影響で木星もあまり撮影機会が無かったです。7日ぶりの木星です。
Jup_202410301553_3
10月31日00
時49~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

低気圧が去った後面の気流だったのでややボケ気味でした。木星の衝が12月8日でずいぶん大きく写るようになりました。
大赤斑とその後ろの面です。4番、5番、7番白斑が並んでいます。
大赤斑の後ろで白い雲の湧きあがりが活発です。
北赤道縞の北縁は白斑の部分で北に盛り上がっています。
木星のすぐ右上はガニメデ。

Jup_202410301655_2
10月31日01時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は相変わらず落ち着きがありません。
大赤斑は沈み5番、7番、8番白斑が見えています。

Jup_202410301753_2
10月31日02時49~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞内最大の白斑が中央です。
色付き白斑がぼやけながらも8番白斑の左情報に見えています。

Jup_202410301853_0
10月31日03時49~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

すでに庇による口径食を起こしていました。気流の影響と口径食、さらに秋雨前線北縁の薄雲がかかりぼけぎみです。
かろうじて色付き白斑の薄いオレンジ色が分かります。南極地方の赤斑もボケて意外と大きく写っています。
木星の左上はガニメデ。WinJuposの衛星処理を加えてみました。

この後も気流は戻らず薄雲は増えるしで打ち切って本寝。

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2024年10月26日 (土)

どん曇り続く

6:10起床。
どん曇りです。低い雲が垂れこめて今にも小雨が落ちてきそうですが予報は一日曇り。
秋雨前線は南岸に停滞したままですが雨は心配しなくて良さそうなので自転車走に出発。

7:40出発~多摩川CR~是政橋折返し~多摩川CR~羽田折り返し~多摩川CR~府中四谷橋~多摩大橋間周回~多摩川CRで14:50帰宅。
とにかくどん曇りで薄暗く気分は沈みがちなので少しでも体を動かして体温を高めて汗を流すしかありません。
P50_20241026_124605
いつの間にかキンモクセイのシーズンは過ぎ去ったようで全く香りはありませんでした。今年は開花した時期と天気と自転車走行のタイミングが合わず気持ちの良い秋を感じられずに季節外れに暖かい晩秋に突入していきそうです。
せっかく明るい彗星も見られるはずなのに毎日毎日雲雲雲雲雲雲雲雲雲雲ばっかりでもったいないですな。

走行距離:151km

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2024年10月24日 (木)

木星 2024/10/24

1:10目覚めました。
外を見ると南から低い雲が速いスピードで流れていましたが木星は雲間に見え隠れしていたので雲の切れ間待ちで撮影準備。
Jup_202410231649_2
10月24日01
時46~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、10ms、Gain=450、6000フレームを45%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

前線の近くで気流は荒れ気味で詳細は見えません。
7番と8番白斑、左端に色付き白斑、北赤道縞中央あたりに北赤道縞内で一番大きな白斑
北極の上空にカリストの暗い姿が見えています。

Jup_202410231849_1
10月24日03時46~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=450、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

南からの低空の雲の流れは無くなり気流はやや回復したもののその上層の雲がかかり続けました。
色付き白斑が右端に移動しました南極地方にある赤斑と同じくらいの色合い。
南赤道縞の南縁がリング暗斑の並びで凸凹しています。
カリストの暗い姿が左に移動しました。

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2024年10月22日 (火)

オリオン座流星群 2024/10/22

今朝木星撮影開始と同時に撮影始めた流星カメラの画角ギリギリの低空に一発火球クラスが写っていました。
A_20241021_192044202_ut
10月22日04時20分44秒頃
流れた方向はオリオン座流星群の放射点方向からなので群流星っぽいですが、低い高度で発光している割に経路が短いので散在流星かも。
でも明るさは火球クラスでしばらく流星痕が見えていました。

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木星 2024/10/22

4:00目覚ました。
曇っているとばかり思っていましたが晴れていたので急いで望遠鏡をベランダに設置。
気温は13度くらい。それでもお隣のエアコンは冷房運転継続中。窓開けりゃいいのに。
秋になってから室内と外の気温差が大きくなり、出したての望遠鏡はホカホカしていて像を結びません。30分ほど冷やしてから撮影。
Jup_202410211933_7
10月22日04
時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流も秋の気流で安定していませんでした。
1番白斑が中央を過ぎたところ。
南赤道縞の左寄りで北縁が裂けて白い雲と青黒い雲が湧いています。その場所から右で南赤道縞内に黒い雲の帯が見えます。

Jup_202410212031_0
10月22日05時27~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

すでに庇による口径食が始まっていました。
南赤道縞北縁の裂け目が中央付近に来ました。左端に大赤斑が見え始めています。
南温帯縞が右で途切れて暗斑列となり、その一番左は中央やや左の2番白斑の上あたりまで続いています。

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2024年10月21日 (月)

木星 2024/10/21

1:20起床。
透明度の良い快晴が続いていました。
さっそく木星撮影に入ります。
Jup_202410201636_7
10月21日01
時33~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は期待していませんでしたが予想外でした。
大赤斑が中央のタイミング。イオが大赤斑と白い雲の湧き上りの中間を経過中で影が落ちています。
4番と5番白斑は輪郭が無く淡く見えます。
北半球中緯度以北には暗斑と白斑が多く見られます。

Jup_202410201737_0
10月21日02時33~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イオが木星面の縁に移動して明るく見えています。
南温帯縞の暗斑列が大赤斑に向かって右上がりに流れて行く様子が良く見えます。
北赤道縞中央付近から濃いフェストンが伸びています。

Jup_202410201837_1
10月21日03時33~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなりました。
中央7番白斑、左8番白斑は輪郭がしっかりしています。
北赤道縞中央付近は白い雲の湧きあがりと青黒い雲の湧きあがりが激しいです。

Jup_202410201937_3
10月21日04時33~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が見えてきました。ややオレンジ色かかっています。
南極地方にも赤斑が見えます。

Jup_202410202036_6
10月21日05時33~39分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

急に風のぶつかりによるキレの悪い雲が湧いて後半木星にかかってきました。
胃と月白斑が中央です。グレーの輪郭あって見やすくなりました。南極域の赤斑と同じくらいの色合いです。
南赤道縞の南縁左寄りはリング暗斑が連なっているようです。

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2024年10月20日 (日)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/20

あまりの気温変化の大きさに自転車走はサボり。昨日が暑すぎたのです。
移動性高気圧が張り出して来て午後に向かって雲が取れ夕刻はほぼ快晴となっていました。5日ぶりの紫金山・アトラス彗星です。
C2023_a3_20241020-175207
2024年10月20日17時52分 ASI294MC+50mmレンズ、露出3秒、gain:194、トリミング、縮小

高度が上がって電線に邪魔されなくなりましたが彗星は太陽からも地球からも遠ざかり小さく暗くなりました。
でもまだ立派な尾が長く伸びているので十分楽しめます。
彗星のすぐ左の星はへびつかい座のλ星(3.8等)、右上の明るい星はへびつかい座のκ星(3.2等)。彗星とκ星の距離は約10度。
彗星はまだ3等級の明るさをキープしているようです。

高度が高く時間に余裕があるので6cm屈折経緯台で拡大撮影
C2023_a3_20241020_182133
2024年10月20日18時21分 D=60mm、F=370mm、ASI294MC、露出3秒×20、gain:285、トリミング、縮小

カメラのセンサーが汚れているようでゴミの跡が大きな円形に写り込んでます。

いつも木星撮影に使っているカメラでも撮影してみました。
C2023_a3_20241020_175638
2024年10月20日17時56分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出2秒×30、gain:475、トリミング、縮小

望遠鏡を使って露出時間を稼げばまだまだ大彗星です。

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2024年10月17日 (木)

満月 2024/10/17

仕事から帰ってもベールのような薄雲越しに満月が見えていたので撮影。
今年一番大きな満月らしい。
Moon_202410171124_634
10月17日20時24分  D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、7.5
ms、Gain=35、34%縮小

ちなみに今年最少の満月は2月24日で運良く撮影していました。
Moon_202402241144_634
2月24日20時44分  D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、5ms、Gain=90、34%縮小
余白の広さで大きさが違うのが分かります。

両者を半切りにして並べるとより大きさの違いが分かりやすいです。
20241017
(右)今夜の月は 撮影時のベランダからの距離 353089km、視直径33分50.6秒
(左)2/24の月は撮影時のベランダからの距離 401751km、視直径29m44.6秒
こんなに違うのに見上げる月の比較対象が無いので気付きませんね。
なお、ベランダからの距離は月が南中したとき一番小さくなり 351664km、視直径33m58.8秒となります。

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2024年10月16日 (水)

木星 2024/10/16

前の晩撮影した土星。
Sat_202410151001_5
10月15日18時58~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、17.5ms、Gain=520、4000フレームを60%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

6月頃と比べると輪の傾きがだいぶ広がりました。赤道面の北6度から見下ろしています。
また輪が暗くなった感じがします。太陽の照らす角度はどんどん低くなり
赤道面の北3度から照らしています。

1:20起床。
薄雲がかかっていたもののまだ晴れていました。
Jup_202410151634_2
10月16日01
時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=440、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今日も夏のように安定した気流。
2番、3番白斑は縁取りもありクッキリ見えていますが大赤斑の南の4番白斑は白い淡く細長い形状にしか見えません。
南赤道縞の中央付近北縁で白い雲の湧きあがりがあり右方向に続いています。
北赤道縞の北縁はとてもフラット。

Jup_202410151734_0
10月16日02時30~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央でその左側で白い雲の湧きあがりが明るく見えています。大赤斑の中心に芯は見えていません。
南温帯縞の千切れた暗斑列が左から大赤斑に向かって一部南側を回って右側に細い紐のような縞を作っています。
3番白斑はクッキリ見えていますが4番白斑は中央に来ても白い淡く細長い姿。5番白斑も同じような感じ。


Jup_202410151835_0
10月16日03時31~38分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=450、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲がかかり続け気流が悪くなりました。
5番白斑が中央ですが淡いまま。4番よりは明るい。7番白斑は輪郭を持って判別しやすいです。

次のタイミングでは完全に雲中となっていたので終了。

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2024年10月15日 (火)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/15

今日も日没が近くなるにつれ雲が消え彗星時間に入ると彗星付近の雲も無くなり3日連続彗星を見ることができました。
C2023_a3_20241015_180430
2024年10月15日18時04分 ASI294MC+50mmレンズ、露出3秒、gain:285、トリミング、縮小

3日目ともなるとだいぶ撮影方法になれたのか彗星らしい姿がしっかりとれました。
思いっきり電線にひっかかっていますが昨日よりもさらに4度高度が上がり大気の減光の影響も少なくなりました。
彗星頭部から下方向に向かってかすかにアンチテイルが見えています。
彗星頭部の右の星はおとめ座110番(4.4等)、電線の上の方の一番明るい星はへび座のα星(2.6等)で彗星頭部まで11度あります。この写真では尾の長さが15度くらいまで写っています。

ちょうどこの頃双眼鏡で位置を確認した後肉眼で見えるか試したところしっかりと見えていました。今日晴れてくれたおかげで僕にとっては1997年ヘールボップ彗星以来の肉眼彗星となりました。

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木星 2024/10/15

1:30起床。
雲が増えましたが晴れていました。すぐに木星導入して撮影準備。
4日間秋晴れをもたらした大きな移動性高気圧の中心は北海道のずっと東に遠ざかったものの南西方向に張り出してまだ関東地方を覆っています。移動性高気圧後面の安定した気流の領域に入っているようです。

まだ庇に少しケラレていましたが気流が良かったので試写。
Jup_202410141642_3
10月15日01
時38~45分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今日も夏のように安定した気流でした。
色付き白斑が右端。1番白斑はまだ見えてこないので南半球で一番白斑の見えない面です。
南赤道縞は右の方で南側に広く左に行くにつれて北に後退しています。
赤道帯には南と北の赤道縞からフェストンが伸びて灰色にくすんでいますが背景は薄いオレンジ色が広がっているようです。

次の撮影タイミング以降は下層雲がかかり続けて撮影できず。仮眠しつつ4時まで何度か空を見上げましたが力尽きて終了。

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2024年10月14日 (月)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/14

午後から雲が湧きだして今夜の彗星は無理かと思われましたが日が暮れるにつれて雲が消散し彗星を拝むことができました。
C2023_a3_20241014_180615
2024年10月14日18時06分 ASI294MC+50mmレンズ、露出3秒、gain:285、トリミング、縮小

レンズを35mmから50mmに交換して大きく写るようにしました。
今日はさらに高度が上がったおかげで地平線近くの薄雲や靄に邪魔される前に空が暗くなって長い尾が明瞭に写りました。
彗星頭部の右上の星はおとめ座109番(3.7等)、彗星の上方尾の近くの星はおとめ座110番(4.4等)で彗星頭部まで約5度あります。

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木星 2024/10/14

1:40目覚めたので活動開始。
相変わらず大きな移動性高気圧に北から覆われて快晴の空が続いています。
さっそく木星を視野に導入。昨日5時撮影から約20時間経過しているので木星2自転後の昨日の最後の面からの続きになります。
Jup_202410131704_0
10月14日02時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の後ろの面です。
4番、5番、7番白斑が並びますがやはり4番5番とも横長に伸びてしまい周辺も白い雲が連なっています。
5番のすぐ右下に小さな白斑、その南に赤斑が
南温帯縞が暗斑状になって大赤斑に向かって北上しています。

Jup_202410131804_0
10月14日03時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

5番、7番。8番白斑が並びますがやはり5番は拡散したような感じ。
この面の南赤道縞は南北幅、縞の中の様子、北辺の白い雲と青黒い暗柱状の雲などパターンが一定しています。
北赤道縞左寄りの白斑近辺は活動的です。

Jup_202410131904_0
10月14日04時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

8番白斑の左上にややオレンジがかった色付き白斑が見えます。輪郭をグレーの雲に囲まれて形が見やすくなりました。中心にはよりオレンジの濃い円形が見えています。
南赤道縞の南縁でリング状暗斑の列が見えます。
北赤道縞の活発な部分が中央付近に来ました。青黒い雲は一定の間隔で湧いています。
北半球中緯度の短い黒縞の後ろには暗斑列が続いています。

Jup_202410132004_0
10月14日05時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪くなってボケ気味です。エウロパの影が落ち始めました。
南極エリアに赤斑と白斑が接近して並んで見えます。
この面の南赤道縞南縁はリング状暗斑が連なってもこもこした感じ。

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2024年10月13日 (日)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/13

一昨日、昨日と紫金山・アトラス彗星を見つけ出すことができませんでした。
今日の彗星は日没時高度が17度ほどあり、見た目金星と同じ高さで見えているはずなので、ベランダからその高度あたりを丹念に捜索してみました。

日没から40分経過した17:45ついに明るい空の中に彗星の頭部を発見。空が暗くなっていくにつれて頭部から上方向に尾が伸びているのも見え始めました。
空が暗くなればますます見やすくなりますが高度がどんどん下がって行きます。良さげなところで撮影。
広角のレンズで撮影した紫金山・アトラス彗星
C2023_a3_20241013_180101_org
2024年10月13日18時01分 ASI294MC+35mmレンズ、露出3秒、gain:285、トリミング、
ベランダから西の地平線上空は駅や商業施設が空を明るく照らし星見の条件は良くありません。すでに高度は6.5度で彗星は電線地帯に入り込んでしまいましたが明るい頭部と上方にスーッと伸びるダストの尾が明瞭に写りました。
こんな明るい彗星がなぜ昨日見つからなかったのか不思議。

彗星付近を拡大
C2023_a3_20241013_180101
街中低空のため肉眼では見えなかったですが双眼鏡で見る限りちょっと空の暗い場所なら肉眼でも行けそうなくらい頭部は明るかったです。






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相模川を走る

5時過ぎに木星撮影を終えて望遠鏡撤収。二度寝に入らず木星画像処理をすべて終え朝食を食べ自転車走出発準備完了。
今日は一日秋晴れ予報。梅雨明け以降の猛暑で午前中しか走れなくなり足が遠ざかっていた江の島方面に向かいました。

7:00出発~県3~都1~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~江の島休憩~R134~相模川沿い~相模川CR~厚木~相模川沿い~県48~町田街道~高尾~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:20帰宅。

境川CRから江の島まで北風に押されて楽な走行でした。
3か月ぶりの江の島で缶コーヒー休憩後湘南道路で相模川河口へ。
P50_20241013_102302
波浪は無く小さなうねりが繰り返し押し寄せていました。
今日は南風の押しは無くここからは北風の向かい風でした。

走行距離:153km

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木星 2024/10/13

目覚まし時計は2:50にセットしておいたのですが 1:20目覚めました。
空は快晴のようなので起きだして木星撮影準備を開始。

木星を導入してピントを合わせるとガニメデの大きな影が南極地方に落ちていました。
まだ庇の口径食だったのですがとりあえず撮影。
Jup_202410121634_9
10月13日01時33~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

大きな移動性高気圧に緩やかに覆われ久しぶりに夏のような気流です。
まもなく影は木星面から離れるタイミングでした。

以降、1時間毎の定時撮影に突入。10分準備、8分撮影、画像処理をかけて40分仮眠のルーチーンでした。
Jup_202410121704_4
10月13日02時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑が中央。気流が良いのでクッキリ見えています。
南温帯縞は中央から左で急に細って暗斑列だけになります。
南赤道縞の北側茶縞の中にギザギザした青黒い雲の流れがあります。

Jup_202410121804_0
10月13日03時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見え始めました。 1番、2番、3番白斑が見えています。
南赤道縞の南縁に大きなリング暗斑が見られず直線状になっています。
南赤道縞の北辺から幾条か青黒い雲が立ち上がってフェストンになっています。

Jup_202410121904_2
10月13日04時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イオが裏側から出現しガニメデが接近してきました。ガニメデの表面が濃淡しているのが見えます。
大赤斑の右上の南赤道縞北辺にひときわ明るく白い雲の湧きあがりがあります。白い雲の沸き上がりのすぐ隣で青黒い雲の立ち上がりがあります。
大赤斑から右方向に薄くグレーの細い縞が伸びているのと並行してその南側にオレンジ色の細い縞が伸びています。その2本に挟まれた大赤斑のすぐ右に白斑が見えます。

Jup_202410122004_2
10月13日04時59~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

ガニメデが南極地方を経過中で黒・白・グレーの3色の円盤に見えています。
大赤斑の中に横に伸びた芯のようなものが見えます。
ガニメデの北にある4番、その左5番白斑は横に引き延ばされたような白いシミのように見えています。
北赤道縞の北側の白いゾーン内に細いグレーの2本の並行する縞が見えます。
北半球高緯度にいくつもの白斑が見えています。

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2024年10月12日 (土)

ラハイヤー山の長い影

南に低い月が夕食後ようやくベランダ手すりの口径食から解放されたので撮影開始。
以前も撮影した雨の海にあるラハイヤー山が日出線を越えて光が当たり長い影を引いていました。
Moon_202410121106_2
影の先端は日出ラインを越えて宇宙空間に達しています。
ラハイヤー山左上の3つ山の輝点付近から右上に薄く堆積した溶岩流の流れが右上に向かって蛇行しながら続いています。

雲の海のフラマウロ
Moon_202410121127_0
上にある大きなクレーターがフラマウロ(101km)その下に左右に並んだボンブラン(左60km)、バリー(右47km)、下方右寄りゲーリケ(63km)
フラマウロの北に小さなクレーターが作った湾のようなくぼみがありその左上のガサガサな場所にアポロ14号の着陸地点があります。
フララマウロの上から左側にかけてはガサガサの堆積物がありフラマウロのクレーター内左半分を埋めているようです。
また、フラマウロ内を南北に続く細い谷がありバリーのクレータ壁を断ち切ってその南の小クレーターも切りゲーリケの左側から雲の海の溶岩原にまで達しています。またフラマウロ内で左下に分岐した谷はボンブランを切って海の溶岩原に達しています。

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火星 2024/10/12

木星撮影の合間に火星も撮影してみました。ちっこいけど。
Mar_202410111917_9
10月12日04時19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、7.5ms、Gain=400、15000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

今日は黒っぽい地形が多い面でした。大きな北極冠とかすかな南極冠が見えます。

3:40と4:19撮影の2枚をコマ送りにしてみました。
Mar_202410111840_5_pipp
自転していますね。

火星はちっこいくせに明るいので2.5×バローレンズに2.5 ×パワーメイトを連結して強拡大して見ました。
Mar_202410111927_7
10月12日04時27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、12.5ms、Gain=480、15000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

像の大きさを比べると2.3倍ほど拡大されていました。しかしそれによって模様はぼやけてしまった感じが大きく(通常撮影の像を2.3倍拡大したほうが解像していた。)無駄な試みとしてこの方法は却下。

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多摩川CRにキノコ生えてた

8:00起床。
快晴ピーカンの朝。日出頃の冷え込みはすでに暖まっていてすぐ自転車走に出発可能だったのですが朝方まで撮影した木星と火星の処理が残っていたので片付けてから出発。

9::40出発~二子玉川~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩~草花丘陵周回~多摩川CRで15:10帰宅。

この時間出発では完全な負け戦。いつものコースでお茶を濁すことにしました。

前の週に全く走れなかったので2週間ぶりの走行で、スタートしたときはペダリングに違和感を感じるほど衰えていました。年を取るとすぐに衰弱しちゃうので意識して走るようにしないといけないですね。

スタート時はすでに20度を越えていたので半袖ジャージ。猛暑の頃の走行スタイルと同じにしました。日差しの中では暖かく風はサラサラで快適。もうそろそろキンモクセイの匂いが漂ってもいい頃ですが残暑が厳しかったので遅れ気味でしょうか。
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多摩川CRでは草刈りされた道端に巨大キノコの傘が開いていました。直径が15cmくらいあり傘の天井は地面から15cmくらいの高さ。先日の秋雨の威力でしょう。

羽村の根がらみ前水田で日向ぼっこしながら持参した缶コーヒー、魚肉ソーセージ、賞味期限切れカロリーメイトで昼食としまったりしてから帰途につきました。

走行距離:111km

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木星 2024/10/12

2時に目覚ましをセットしておいたが1:30目覚める。
昨夕かかっていた上空の薄雲は夜には抜けたものの北陸にあった雨雲の消えかすの中層の雲が西から流れ込んで来ていて隙間から木星が見える空。
東の方では雲が消えているので撮影準備だけして雲の切れ間待ち。
Jup_202410111659_3
10月12日01時55~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=440、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲がかかり続ける中で6ショット撮影。やはりボケ気味でした。
7番と8番白斑が見えます。左端に色付き白斑が見えます。
北赤道縞中央には縞内最大の白斑。その水面は時から濃いフェストンが伸びています。

Jup_202410111759_2
10月12日02時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

流れ込んでいた中層雲が途切れて連続8ショット撮影。気流が一気に良くなりました。
色付き白斑が中央付近に来ました。今日は輪郭もしっかりと見やすく中央に一段濃い色の円形の芯も見えています。
赤道域に赤斑と白斑が接近して並んでします。
南赤道縞の北縁は白い雲と青黒い雲の柱の連なり。
北半球中緯度に短いながらも細く濃い縞があります。

イオとその影
Jup_202410111849_8
10月12日03時49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、6000フレームを50%スタック 縮小


Jup_202410111859_0
10月12日03時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

イオの影が落ち始めました。影が落ちている場面を撮影するのは今シーズン初めて。
南赤道縞の北縁は白い雲と青黒い雲の柱の連なりはさらに左に続いている。
北赤道縞中央に来た白斑も明るいものの一つ。

Jup_202410111959_0
10月12日04時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

影を落としているイオの姿が南赤道縞左寄りの茶縞の中に白点として見えています。
左下隅に1番白斑がありその北側の南温帯縞の濃い部分がイオの影の下あたりまで続きます。
南赤道縞北縁の白い雲と青黒い雲の柱の連なりは昨日見えていた大赤斑の経度の裂けめの白い雲の湧き出し領域まで続いているようです。
この面のフェストンの量はやや少なく1枚目と比べて赤道域が少し明るく見えます。

今シーズン初めて1時間毎の4枚撮影に成功。今の木星の赤緯ではこれが撮影限界ですが逆行に入っている木星は少し赤緯を下げて南に下るので庇出から没までの時間が長くなり5枚連続撮影できるかも。

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2024年10月11日 (金)

いよいよ夕空の紫金山・アトラス彗星スタート

久しぶりの日差しいっぱいの一日でした。ここ数日の秋寒と日差し不足を経験したあとだったので天にも昇る上天気に感じました。
しかし未明に木星撮影を邪魔し始めた薄雲の流れがずっと継続していました。

9月下旬ころの明け方の紫金山・アトラス彗星はちょうど始まった秋雨シーズンに邪魔されて完全不発でしたがそろそろ夕空での紫金山・アトラス彗星が始まります。
とは言っても今日の日没後の高度は9度ほど。明るく輝く核が見えるかと双眼鏡で探しましたが西の空は薄雲が埋め尽くしていました。毎度の意地悪である。

明日以降一日ごとに日没後高度が高くなっていくので期待しましょう。
20241011174822
準備しておいたカメラも出番なく、マンション上の低空の金星を写して撤収。
13日には日没後の高度が金星より高くなってくるので発見しやすくなります。

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木星と天王星 2024/10/11

0:30起床。
目覚ましは2時設定でしたが早く目覚めてしまったので活動開始。
木星はまだ庇の向こう側なので時間待ちを利用して天王星を撮影。
Ura_202410101618_7
10月11日01時18分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、70ms、Gain=500、1500フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

き気流は相変わらず秋のままのようでのっぺりとした天王星が写りました。

2時前に木星は庇の口径食を終えて撮影可能に。
Jup_202410101656_2
10月11日01時53~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の続きの面からです。
やはり気流は今一つで2番3番白斑が見えますがクッキリ感がありません。
南赤道縞の北側が大赤斑付近の経度から白く明るい領域になっています。その明るい領域に青黒い雲の柱がフェストンとなって流れだしています。

Jup_202410101757_0
10月11日02
時53~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

気流は今一つながら快晴が継続するのは爽快です。
大赤斑がしっかり見えてきました。ここ数年の撮影では大赤斑の中心に芯のように赤い斑が写っていたものですが今シーズンは写らなくなりました。
大赤斑右下の2番、3番白斑と比べ左下の4番、5番は輪郭が無く淡い感じ。
大赤斑の真北の南赤道縞の北辺で裂けるように白い雲が湧きだしています。
赤道域は南北赤道縞からのフェストンで灰色の霞がかかようにみえます。

Jup_202410101857_0
10月11日03時53~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲の流れ込みが始まり気流が悪化して詳細が見えなくなりました。
ガッカリして就寝。

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2024年10月10日 (木)

木星 2024/10/10

前夜遅く風が西寄り成分に変わって雲が切れ始めていたのでベランダに望遠鏡をセットして目覚ましを3時に合わせて就寝。

5:00起床。
目覚ましに気付かづ寝坊しました。
気温は14度くらいでヒンヤリ寒いくらい。猛暑日に耐えられる体を作って来たのに逆にあだとなって余計寒く感じてしまいます。さらに驚いたことにお隣のエアコンは冷房運転継続のようで間歇的にファン回転の振動を送り続けていました。窓開けた方が冷えるよ。

上空は晴れていましたが北東から流れ込む低い雲がありました。
Jup_202410092036_9
10月10日05時33~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

8日ぶりの木星でしたが秋の気流でややボケ気味です。 この時刻、木星はすでに西の空に移って庇がギリギリに迫っていました。今年の木星は悪天と庇により撮影可能時間がとても短い。
左端に大赤斑が昇り始め、1番、2番、3番白斑が見えます。
南赤道縞の北側茶縞の中に3番白斑の経度あたりから暗斑列のようなものが並んでいます。
北赤道縞の中は茶縞の中に白い雲の湧きあがりが網目のように入り込んでいる感じ。

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2024年10月 2日 (水)

ISSを撮る 2024/10/02

久しぶりに真夏日になりましたが日が暮れると気温の降下は順調で過ごしやすくなりました。
宵の時刻にISSの通過がありました。
今日は北西から南西の空を通って南東の空で地球の影に入るコースでした。北の空から来るので庇から出現後すぐに視野に導入しなくてはならないのでプレッシャーですが、自動追尾ソフトがある程度の精度を出してくれるので助けになります。
Iss_202410020934_3_drizzle15
10月02日18時35分ころ D=127mm、F=1500mm、Uranus-C 、SharpCap 4.1、1.0ms、Gain=270、RegiStax 6でWavelet処理、1.5倍拡大

今日は土星でピントを合わせましたが気流が良くなくてシャープさがありません。
最接近前の姿ですが先頭にある日本の希望モジュールがピカピカに光っていました。
ボーイングの宇宙船「スターライナー」で帰還できなくなった2人の宇宙飛行士の帰還のためのスペースXの宇宙船「クルードラゴン」が先端にドッキングしています。


大きさ比較のため土星
Sat_202410021028_8

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木星 2024/10/02

2:30起床。
快晴でした。木星はすでに庇から完全に抜け出ていたのですぐに撮影開始。
Jup_202410011746_6
10月02日02時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

夏の気流のように安定していました。
大赤斑が右端にほとんど沈みかけています。
南赤道縞の中央やや右で縞の北辺ら白い雲が湧きあがって明るく見えています。
南温帯縞は左手は暗斑の塊状で右に行くにつれ暗斑が分離して大赤斑に向かっています。

Jup_202410011847_0
10月02日03時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞内で一番大きな白斑が中央に来ました。
南赤道縞の南縁はリング暗斑が連なっているように波打っています。
南温帯縞の暗斑発生場所が左手に濃い縞となって見えています。
7番と8番の白斑が見えています。

一旦40分の仮眠をとって再開
木星の前に火星を撮影
Mar_202410011929_2
10月02日04時29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、10ms、Gain=360、10000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずちっこいですね。火星は小さいくせに明るいのでもっと拡大率を上げた方が良いのだけれど木星優先だからそれはしない。
中央やや上で白っぽく見えるのはオリンポス山かも。

このあと木星撮影に入るとすぐに北からの雲に覆われてしまい中断。今日こそはと期待した紫金山・アトラス彗星も見られずじまい。意地悪だわ。
しばらく腐らずに待機していると木星は雲越しに見え始めたので撮影再開。
Jup_202410012026_9
10月02日05時23~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=440、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲越しの撮影となりました。
8番白斑の左上に色付き白斑がありますが前回と比べとても淡くなっています。
南極地方に2つ赤斑ぽいのが並んでいます。

この後雲は解消していきましたが日出時刻となり終了。あの1時間ほどの雲の流れ込みは何だったの?

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2024年10月 1日 (火)

木星 2024/10/01

3:00起床。
薄雲がありましたが木星が見えていました。望遠鏡は昨晩からベランダに出しっぱなしにしておいたのですぐに撮影開始。
Jup_202409301813_6
10月01日03時10~17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

右側は南温帯縞の濃い部分が途切れる場所。左端に大赤斑が見え始めています。
右寄りに1番白斑、左端に2番と3番白斑。
大赤斑の右側に暗斑状のものが見えます。そこから右に伸びる淡いひも状の縞は中央付近まで2条に分かれているようです。
北赤道縞の中央付近の白斑の下に明るい白い雲の湧きあがりがあります。

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10月01日04時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=450、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

ずっと薄雲が濃淡を繰り返してかかり続ける空となりました。
大赤斑あたりが見えてきました。1枚前で右側に暗斑のようなものと見えていたのは大赤斑の南を回り込んだ縞が”つ”のように折れ曲がっているようです。
南赤道縞の茶縞は折り返しは無く大赤斑の北側をきれいに迂回しています。その内側右上にリング暗斑が入り込んでいます。
北赤道縞中央付近には濃いフェストンが発生中。

次の撮影タイミングでは大赤斑が中央のタイミングと紫金山・アトラス彗星の撮影タイミングとぶつかるのでどっちにしようか悩んでいるうちに台風の外側の雲がかかり始めてどちらも撮影不可能となりふて寝。

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