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2024年11月12日 (火)

木星と土星と火星 2024/11/12

11日、彗星撮影を終えて鏡筒を7インチに変えて土星を撮影。
Sat_202411110941_3
11月11日18時41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、17.5ms、Gain=520、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

6月下旬ころから開き始めた輪の傾きは今頃が最高で、この後再び細くなっていき来年3月下旬ころ0度となって以降は南半球側から眺めることになります。

軽く睡眠を取ってから0:00スタート。
快晴ですが少し気流に落ち着きがありませんでした。
Jup_202411111511_4
11月12日00時07~15分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

写りはそこそこ良かったです。
大赤斑が中央を過ぎた面。大赤斑後方に大きな2つの白い雲の湧きあがり領域が見られます。
南赤道縞の茶縞は大赤斑の上あたりで切れ目が入っています。
北赤道縞中央付近の白斑の南に白い湧きあがりの輝点と濃い茶色の島状斑がくっついています。
北半球中緯度右寄りに大きな白斑が見えます。

Jup_202411111609_0
11月12日01時05~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

この時間はけっこう気流が安定していたようで南温帯縞の暗斑列の左もツブツブの集合体に見えています。
南赤道縞北縁の青黒い柱状の雲は左に行くにつれ間隔が広がっています。
北赤道縞の中央付近では白い雲の湧きあがりが数本並行して見られます。

Jup_202411111707_0
11月12日02時03~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南北の赤道縞から赤道域にフェストンが伸びて合体しています。
この面では北赤道縞と南赤道縞の幅がほぼ同じに見えます。

Jup_202411111807_1
11月12日03時03~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が中央に来ました。今日はあまり赤味が少ないようです。南極地方の赤斑も見えています。
北赤道縞中央付近南縁の青黒い雲からフェストン画ノブ始めています。
北半球中緯度の中央付近に茶系の濃い縞の一部が見えます。

最後に火星を撮影
Mar_202411111824_7
11月12日03時24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、7ms、Gain=380、15000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずちっこいですが視直径がやっと10秒角まで大きくなってきて何とか模様も分かるようになりました。

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