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2024年12月

2024年12月29日 (日)

木星 2024/12/29

夕方から北風に変わって気流は悪化してしまったようです。木星はぶよんぶよんと大きくゆがみながら揺れていました。下層の気流が悪いようです。
Jup_202412291103_3
12月29日19時59~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

ボケボケで詳細は見えませんが南赤道縞の例の白い雲が中央にあります。その右に昨日見えた新たな湧きあがりと思われる小さな白点が存在しています。

Jup_202412291201_3
12月29日20時57~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が少し改善しました。
イオが木星の後ろに隠れようとして半欠け状態です。

次の時間も期待しましたが気流は一気に悪化して木星の縁が千切れそうな揺れとなり2024年のベランダ天文台活動は終了。

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紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/29

今日も冬型ながら日本海の弱い低気圧に向かって南風が入り穏やかな冬晴れ。夕方北風に変わってちょっと雲が出た後は再び快晴に。
C2023_a3_20241229_-1739
2024年12月29日17時43分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×114スタック、gain:440、トリミング、縮小

年内最後の紫金山・アトラス彗星であり、たぶんベランダから撮影できる最後の姿です。10月上旬に夕空に現れて2か月近く楽しめました。

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木星と火星 2024/12/28-29

冬型が続き上空の寒気は前日よりも強く今日も真冬の気流かと思いながらも木星を視野に入れてみると予想は良い方向に外れていました。
Jup_202412281104_7
12月28日20時01~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

久しぶりに模様が見える程度の気流でした。寒気の底に入って気温変化が少なくなるのが良いのでしょうか。
中央やや左に色付き白斑、右端に8番白斑が見えています。
南赤道縞の北側には青黒い暗柱が立ち上がっています。

Jup_202412281202_5
12月28日20時59~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑の中に円形の模様が見えています。
南赤道縞の北側はこの面いっぱいに青黒い暗柱が並んでいます。
北半球中緯度に見える茶色い縞状斑は東西方向に伸びました。

Jup_202412281300_5
12月28日21時57~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番白斑の北あたりの南温帯縞の北縁は茶色掛かった色をしています。
南赤道縞の南縁の中央寄りに大きな暗斑があります。
南赤道縞の左端に白い輝点が見え始めました。例の湧きあがり領域です。

Jup_202412281359_0
12月28日22時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の例の湧きあがり領域の全体が見え始めました。1枚前で見えていた輝点はこれまでの領域の東側で新たに湧いたもののように見えます。
南赤道縞の左寄り南縁には大きなリング暗斑が3つ見えます。
2番白斑の北の南温帯縞の南縁が明るい白い帯に見えています。
この面の北赤道縞は濃いフェストンや白い雲の筋が多く見られます。

Jup_202412281456_1
12月28日23時52~59分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の例の湧きあがり領域は周辺に拡散した中に新たな沸き上がりの輝点が2つ見えます。その右側の輝点もやはり新たな湧き上がりのようです。モニター上で見るとこの部分で南赤道縞が途切れているように見えていました。
左端はイオ。
直近で良く見えた12/19の画像と並べてみました。
Jup_20241228
領域は全体に東に移動しました。右に離れた輝点は完全に今までの領域とは別の場所

久しぶりに気流がそこそこ良かったので最後に火星を撮影して終了
Mar_202412281556_1
12月29日00時56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、7ms、Gain=400、20000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

視直径は14秒ほど。1月12日が最接近なのでもうこれ以上大きくは見えません。

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2024年12月28日 (土)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/28

西風の冬型で多摩川流域は山側に回り込む東風となり意外と穏やかな晴天。午後から寒気による雲が湧きだして夕方前一時小雨がぱらつきましたが日没頃には彗星空域は晴れ上がって撮影できました。
C2023_a3_20241228_1743
2024年12月28日17時43分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×114スタック、gain:440、トリミング、縮小

ベランダ天文台の活動は明日までを予定しているので明日の天気次第ですがこれが最後の紫金山・アトラス彗星の姿になりかもしれません。
彗星のすぐ左上の星は13.1等、彗星の下の星は10.3等、彗星の右の星は11.0等

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2024年12月27日 (金)

木星 2024/12/27

快晴の空でしたが上空寒気の流れ込みとジェット気流の強風軸が真上を通っていて木星はプルプルと小刻みに揺れ続けていました。
Jup_202412271110_2
12月27日20時06~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が昇り始めており、その南端にエウロパの影が落ちていました。
他はボケボケで詳細は見えません。この後も気流の改善は見込めそうもないのでこれにて撤収。
今年の12月はここ数年では寒気が強いので気流の荒れる日が多くて楽しめません。

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紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/27

冬型の気圧配置になりましたが関東南部への寒気の流れ込みはワンテンポ遅く昼過ぎまで穏やかな晴天で午後から寒気の雲が広がりました。
日没頃には雲も消えて久しぶりに彗星撮影です。
C2023_a3_20241227_1738
2024年12月27日17時38分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×120スタック、gain:440、トリミング、縮小

西の電線の下に下がるのを待ってから撮影開始。高度は20度を切っています。方位が265度になるとベランダを隣と仕切る壁に隠れるので撮影時間はわずか。
彗星は11等級近くまで暗くなりました。あまりに小さいので前回より縮小率を20%下げて像を大きくしました。

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2024年12月26日 (木)

木星 2024/12/26

日中は北日本を通過した低気圧に伴う前線の南側の暖域に入って日差しもあり暖かな一日でした。しかし夕方過ぎて前線のしっぽが南下してきて上空の高い雲がかかり始めました。
金星を撮影するも低高度の悪気流でボケボケ。彗星時間は完全に雲に覆われその後も薄雲が西から流れ込む空が継続。でも木星は透けて見えていたので撮影に入りました。
Jup_202412261128_2
12月26日20時25~31分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=480、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの薄雲で気流も良くありませんが高度が高いのが唯一の救いです。
北赤道縞中央から伸びるフェストンが目立っています。
右端に色付き白斑が沈みかけ南極域に赤斑、やや左寄りに1番白斑が見えます。

Jup_202412261319_2
12月26日22時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲が薄れて撮影可能となったので再開したものの気流が荒れ狂いました。
南赤道縞の例の白い雲が中央やや左に広がっているのが分かりますが詳細はボケボケで分かりません。
早々に撤収。

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2024年12月21日 (土)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/21

朝方は氷点下まで下がったものの日本海の低気圧に向かって南風が入り昇温。羽田まで自転車で行ったところ昼前から南西風が強烈になり羽田のいつものポイントはもろに風を受けて休憩に使えずすぐに引き返して終了。
家に戻って部屋に入ると今日も日差しで30℃近くまで暖まっていてポカポカ。12月に入って晴天が多くこのペースで行けば年内はエアコン暖房のスイッチを入れる必要は無さそうです。
夕方から雨予報がありましたが雨雲は神奈川の南岸だけにかかり日が暮れる頃には西から雲が切れて金星も見えだしたので望遠鏡をベランダに設置。
相変わらず南風がベランダに打ち付けていましたが三脚を重りで強化して風揺れ対策して彗星撮影。
C2023_a3_20241221_1738
2024年12月21日17時38分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×30スタック、gain:450、トリミング、縮小

撮影開始がちょっと遅かったので2分半スタックしたところで電線が入り込んできたので打ち切り。
風の揺れの影響で星像が少し膨らんでいます。
ベランダからの撮影は年内で終わりそうです。

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2024年12月20日 (金)

木星 2024/12/19-20

強い寒気が入って気流が荒れ荒れで1枚撮影したらボケボケですぐに終了なのかと思ったら予想外に模様が見えていました。
Jup_202412191145_81
12月19日20時42~49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

とはいえ細部までクッキリなんてことは無いのでつい強めの処理をしてしまいます。
南赤道縞の例の白い雲が見え始めた面でした。
北赤道縞では右寄りに2つ並んだ白斑とその南に白い湧きあがりの輝点、南縁の黒い縞が目立ちます。

Jup_202412191243_5
12月19日21時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の白い雲がこちらに向いてきました。今日は2つに分裂したような形状で、右側は右上方向に流れています。中心部には青黒い雲が見えています。
南赤道縞の南縁にはリング状暗斑が連なっています。

Jup_202412191343_5
12月19日22時40~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の白い雲の左側に伸びる先端は木星面の中央より左まで細まりながら続いています。
3枚連続で白い雲を撮影できたので2時間の雲の動きをコマ送り動画にしてみました。
Jup_202412191145_pipp
この短時間で白い雲の形の変化は見えません。わずかに右上に伸びている部分の先端付近が右に伸びているような感じがします。
南縁のリング状暗斑が左に移動しています。
北縁の青黒い暗柱が並行して右方向に移動しています。


16日、17日と19日の3日分のデータが取れたのでこちらもコマ送り動画にしてみました。
Jup_202412161518_pipp
16日に1つだった円形の雲が17日には外側の雲が右上に引き伸ばされるように流されて19日には中心部分も右上に伸び外側の雲は南赤道縞の北縁まで達しているような動きです。
また、19日に見えていた左側の丸い雲は新たに湧きだして来たもののようです。その右側に小さな白い輝点も新しい湧き出しでしょうか。

Jup_202412191441_5
12月19日23時38~45分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

少し気流が荒れました。
大赤斑が見え始めました。
右上はガニメデの姿。

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2024年12月19日 (木)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/19

朝起きると雪が舞っていました。今シーズンの初雪でした。
その後昼前には快晴となり日差したっぷりで室内は30℃近くまで上昇し眠気を感じるほどでしたが日が暮れて北風が強まり一気に気温が下がり始めました。
出来るだけ室内の暖気を失わないよう手際よく望遠鏡をベランダに設置。アライメントもピント合わせもサクサク行ってあとは室内でぬくぬくと撮影に入ります。
C2023_a3_20241219_1726
2024年12月19日17時26分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×120スタック、gain:400、トリミング、縮小

いろいろあって4日ぶりの彗星ですが間が空くと小さく暗くなっているのに気づきます。
撮影時の方位が260度に近くなりお隣との仕切り壁が迫りつつあります。
彗星の右上の星は11.9等、左下の暗い星は12.9等、少し離れた右下の星は9.5等

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2024年12月18日 (水)

木星 2024/12/17-18

冬型は緩んだままで地上風も弱かったので昨日と同じくらいの気流かと期待して望遠鏡を向けましたが甘くなかったです。
Jup_202412171158_8
12月17日20時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の最後の写真とほぼ同じ面で南赤道縞の白い雲の領域が見えています。昨日と比較すると東西方向に伸びているように見えます。沸き上がり領域の中心あたりには青黒い雲も見えます。

Jup_202412171253_5
12月17日21時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

さらに気流が悪くなってボケました。白斑列の位置もつかめません。
大赤斑が見え始めています。

Jup_202412171353_7
12月17日22時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

少し改善しました。
大赤斑の左側で南赤道縞の茶縞を巻き込んでいるように見えます。
大赤斑の南側を南温帯縞の大きな暗斑群が通過中です。
北半球中緯度の中央あたりの白斑が目立ちます。

Jup_202412171453_5
12月17日23時50~57分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

またボケボケになりました。
大赤斑の後方の白い雲の湧きあがりは波状に連なっているようです。

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2024年12月17日 (火)

木星 2024/12/16-17

西風の冬型ですが次第に冬型が弱まってきました。上空寒気の流れ込みも収まったようで期待したのですが撮影開始時には小刻みな揺れがありました。
Jup_202412161218_7
12月16日21時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日よりはマシになりましたがまだまだです。
色付き白斑が右寄りにぼんやり見えてます。
南赤道縞の中に茶色の島状斑が見えます。

Jup_202412161318_5
12月16日22時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

急に気流が良くなりました。
1番白斑や南極域の赤斑がしっかり見えるようになりました。
この面の北赤道縞には高茶色の島状班や白い雲の湧きあがりが見られます。
北半球中緯度ほぼ中央に赤斑が見えています。
赤道付近は南北の赤道縞からのフェストンが収束して縞のようになっています。

Jup_202412161418_5b
12月16日23時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

さらに気流は安定したようです。
南温帯縞の中は一様なグレーではなく一部に茶色の島状斑があるようです。
南赤道縞の例の白い雲が見え始めています。縞の南縁にはリング状暗斑がいくつか見られます。
北赤道縞の白い湧きあがりは真っ白な輝点があり湧き続けているようです。

Jup_202412161518_5b
12月17日00時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

ここ最近では良い状態が続いています。
南赤道縞の例の白い雲が正面を向いてきました。湧き上りは1つに纏まったような形です。中心部には青黒い雲が半円形に見えています。右上方向に2本白い雲が伸びており、その間を青黒い雲が埋めています。
右から来る茶縞をせき止めて一部が右上に折り返させられているように見えます。白い雲の左側では茶縞は薄まっている感じです。
北赤道縞の左寄りの南縁は縞の境界が崩れてぐちゃぐちゃです。

Jup_202412161618_5b
12月17日01時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の白い雲は右寄りに来ました。円形に見えていた湧き上りの右側がまだ白く輝いているのでここが新しいのか背の高い雲なのか。17日の21時過ぎもほぼこの面が見えるので気流が良ければ1日経過した変化が追えるかもしれません。
この面の北赤道縞の南縁はで白い雲と青黒い雲の湧き出しで境界がはっきりしません。

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2024年12月16日 (月)

木星 2024/12/15-16

薄雲も無く快晴が続いていますが夕方の金星を見て想像していた通今夜も冬の気流でした。
Jup_202412151221_2
12月15日21時18~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の面です。南温帯縞の暗斑列が連なって大赤斑の南を通過中です。
大赤斑の左側で南赤道縞の茶縞を巻いているようにも見えますが。

Jup_202412151319_5
12月15日22時17~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

日本海にあった低気圧は東に抜けて冬型が強まりつつありベランダには西風が吹きつけるようになりました。
気流はボロボロです。大赤斑の左側で白い雲の湧きあがりが盛んな様子がうかがえます。
これ以上やっても実入りが少ないので早々に終了です。

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2024年12月15日 (日)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/15

明け方はこの冬一番の冷え込みでしたが日中は日本海に発生した低気圧に向かう弱い南風が入って穏やかな天気でした。
朝の冷え込みで自転車の出発を躊躇してしまって家を出たのは10時を過ぎてからとなってしまったので羽田と是政橋間を往復して100km走として終了。

穏やかだったので金星でも撮影しようかと導入して見れば低空の金星は気流荒れ荒れで撮影する気になれず彗星時間を待ちました。
C2023_a3_20241215_1744
2024年12月15日17時42分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

もう10等級まで暗くなり小さく尾も短くなりました。
右上の星は9.8等、すぐ右下の星は12.7等。

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流星 2024/12/14-15

夕方薄明時刻から撮影開始。
ふたご座流星は極大日を過ぎた後に明るい流星の比率が高いという流星師匠の話を昔聞いたことがあるのでしばらく撮影することにしました。
Sl_20241214
2024/12/14 17:56-18:15 3秒露出を比較明合成
南西の空にスターリンク衛星の通過が写っていました。打ち上げから時間が経過して衛星同士の間隔が広がり20基ほどが20分ほどかけて通過して行きました。
下の方中央付近の太い光跡は土星、右下は羽田からの飛行機の光跡。

A_20241214_164407460_ut
2024/12/15 01:44:07頃
南西の空、オリオン座の下に流れたふたご座流星

A_20241214_182615113_ut
2024/12/15 03:26:15頃
南東の空、スピカの脇を流れたふたご座流星。この夜一番明るかった。

A_20241214_184811401_ut
2024/12/15 03:48:11頃
南の空、うみへび座あたりを流れたふたご座流星。右上端はこいぬ座プロキオン、流星の左はうみへび座α星

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ISSを撮る 2024/12/15

4:50起床。
久しぶりにISSを撮影するチャンスが来たので早起き。
まずは5インチ鏡筒を使うのがしばらくぶりなのでしし座M66銀河で練習。
M66_20241215_0517
D=127mm、F=1500mm、Uranus-C 、SharpCap 4.1、15s、Gain=600、20フレームスタック、トリミング、縮小

今日のISSは南西から昇って北西の空で庇に隠れるコースで最接近時の姿は見られません。
Iss_202412151
流星カメラに写ったISSの光跡。光跡のくびれは3秒毎
光跡の右上は火星、左にしし座。

Iss_202412142053_0
12月15日05時53分ころ D=127mm、F=1500mm、Uranus-C 、SharpCap 4.1、1.0ms、Gain=270、RegiStax 6でWavelet処理
やっぱり気流が悪いとしっかり写りません。

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木星 2024/12/14-15

北風が収まると一気に冷え込んできて撮影開始頃には0℃近くなっていました。でも室内は日中に温められた壁などからの放熱があってまだ18℃ほどあり今夜も暖房いらずです。
Jup_202412141239_3
12月14日21時35~42分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

地上の風は弱まっても上空寒気の流れ込みが続くので気流は冬の状態でした。今シーズンはベランダから見えている間の木星高度が65度以上あるのでADC 大気色分散補正プリズム(Atmospheric Dispersion Corrector)を外して撮影してみました。

イオが木星面を経過中でその影が落ちていました。衝を過ぎたので衛星の左側に影が落ちるようになりました。
南赤道縞の左端に例の白い雲が見え始めています。次のタイミングを楽しみにしたのですが・・。

Jup_202412141338_0
12月14日22時34~41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

思いっきり気流が悪くなりボケボケとなりました。
終了です。

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2024年12月14日 (土)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/14

日が暮れて南の低い所に風のぶつかりによるキレの悪い雲列が見えますがそこから北側は透明度の良い快晴。この空が昨夜欲しかった。
C2023_a3_20241214_1742
2024年12月14日17時42分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

大きな月が東の空にありますが透明度が良くほとんど影響を受けません。
彗星の真っ直ぐ下にある星は10.0等、その左は10.8等、彗星の上、尾の端にある星は11.5等

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日差しのある10度以上は快適

6:30起床。
良く晴れていますが北風が吹いています。冷え込みは弱く氷点下から解放されています。
仕込んでおいた流星カメラの画像をチェックして火球が無かったことに少しがっかりしつつ、気温が上がってきたので出発準備。

9::00出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩折り返し

多摩川CRに出ると向かい風がそこそこあってスピードが上がりませんが運動強度が強いので体が暖まり途中でウインドブレーカを脱ぐことができました。風の抵抗が少し減って楽になります。
P50_20241214_112330
根がらみ前水田のいつもの休憩ポイント
ここで持参した賞味期限切れのカロリーメイト、魚肉ソーセージ、缶コーヒーで休憩。背景の木々は木の葉が散って青空が透けて見えるようになりました。
休憩しているうちに北風が強まり始めたのでここからの前進は止めて帰途につきました。

羽村~多摩川CR~府中四谷橋~立日橋間周回~多摩川CRで14:40帰宅。

復路の方が確実に風が強く追い風らくちん走で今日は風得。あまりに楽すぎるので府中四谷橋から立日橋間を1周回してから帰宅。
追い風で楽すぎて運動強度が下がり体が冷えましたが日差しがあればこれくらいの気温でも平気になってきました。

走行距離:105km

昨日は日中ずっと曇りで外は10度以下が継続。太陽光暖房を利用している僕の部屋もご利益が無く15度程度でした。
今日は帰宅して室内に入ると25℃あってポカポカ。なのにお隣のエアコン室外機は暖房全力運転中でした。どうなってんの?

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流星 2024/12/13-14

ふたご座流星群極大日でしたが低気圧の通過後もじれったいほど雲が切れず広く晴れたのは未明の3時半ころからでした。
夜明けまでの2時間半で目の覚めるような火球は捉えられず。
A_20241213_192304721_ut
2024/12/14 04:23:04頃
火星とこいぬ座プロキオンの間から流れたふたご座流星

A_20241213_200805529_ut
2024/12/14 05:08:05頃
この夜一番明るかったふたご座流星。明るい星はおとめ座スピカ

A_20241213_201730544_ut
2024/12/14 05:17:30頃
暗いけど長経路だったふたご座流星

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2024年12月13日 (金)

土星食を見る2 2024/12/08

今夜は低気圧接近で星見は曇天休業。
先日の土星食のデータがディスクを圧迫しているので整理がてら再処理などしてみました。
Sat_20241208_pipp
ファインダー:D=30mm、F=160mm、24秒おきに撮影した40フレームを使用 約15分間の動き
月面と土星と地球照の明るさの比が大きすぎてすべてを満足させる撮影パラメータはありません。
地球照の暗縁に土星が隠れる様子が分かる設定で撮影したため月面は真っ白飛び、土星は露出オーバーで丸く膨らんでいます。
画像処理の都合上、土星が月に接近するような動きですが実際は土星に月が接近しています。


月縁に迫る土星とその衛星たち
Moon_20241208_181718_pipp
画像をこねくり回していたら土星の衛星も写っていることに気付きました。
右からタイタン(8.8等)、レア(10.2等)、ディオネ(10.9等)

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流星 2024/12/12-13

夜明け頃まで晴れて氷点下まで冷えるだけ冷えてからその後雲が広がりました。日差しの無い冷え冷えの一日になりそうです。
A_20241212_110957401_ut
2024/12/12 20:09:57頃
月の近傍、キレの悪い雲の隙間を縫って流れた長経路のふたご座流星です。両者が無ければ見栄えの良い流星だったと思われます。

A_20241212_190933372_ut
2024/12/13 04:09:33頃
冬の大三角に飛び込むように流れた散在流星。最後のバクハツ時は火球クラスの明るさだった模様。

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木星 2024/12/12-13

冬型で寒気の流れ込みがあり冬の気流が予想されました。
木星を導入してピント合わせしてみたモニター上の木星は昨日と同じくらいの揺れでした。
Jup_202412121242_9
12月12日21時39~46分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の例の湧きあがりが中央を過ぎたところでした。相変わらず真っ白で激しく湧き上がっているようです。東西2つの湧きあがり位置は間が開いてきました。
南赤道縞からも太いフェストンが伸びています。

Jup_202412121340_1
12月12日22時36~43分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流の悪さが安定しています。
大赤斑が見えてきました。
南赤道縞の中央付近の北縁が明るく見えています。
この面の北赤道縞には白い雲の筋や濃い茶色の島状斑が見られます。

Jup_202412121439_7
12月12日23時37~41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

モニター上で木星の左上近くに暗い星のようなものが見えているなと思っていたら木星の影から出現中のガニメデでした。衛星の半分以上が食された部分食状態のタイミングです。
その上にはカリストの薄暗い姿。両衛星が木星近傍のこの画角で収まるのはとても珍しい。

そこでこのタイミングで撮影した連続10ショット(10分間)をコマ送りにしてみました。
Jup_202412121437_7_pipp
三日月形に欠けていたガニメデが次第に木星の影から離れて円形に戻っていくのが見えます。

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2024年12月12日 (木)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/12

冬型で北風が吹き続ける一日でした。北風冬型の時に発生する風のぶつかりによるキレの悪い雲が午後からかかって来ていやな雰囲気でしたが夕方前には退散していきました。
C2023_a3_20241212_1751
2024年12月12日17時51分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

この時間の高度は23度で電線がすぐそばに迫り、方位が258度でお隣とのベランダ仕切りの壁が迫るようになってきました。
彗星の右の明るい星は7.1等、その左上の星は9.0等、彗星の左は11.5等。

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2024年12月11日 (水)

木星 2024/12/11-12

夕方頃から北風が強まり寒気の流れ込みが始まりました。
彗星時間の後に一旦広がった薄雲は木星時間の始まる少し前に通過して行き快晴に戻りました。
Jup_202412111250_2
12月11日21時46~53分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は荒れ荒れでした。強い処理をかけて模様を浮き出させましたがボケボケです。
それでも中央やや右に色付き白斑がいるのが分かります。

Jup_202412111348_0
12月11日22時43~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

少し改善したタイミングでしたがボケボケです。
南極地方の赤斑や北赤道縞内の白斑が前の画像よりは結像しています。
これ以上やっても今夜は見込みがないので終了。

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紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/11

薄雲の多い空でしたが日が沈んだ後彗星のいる空域は雲が切れていました。
C2023_a3_20241211_1804
2024年12月11日18時04分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

彗星のすぐ右上の星は11.0等、右の方の星は10.2等、下の方の星は7.0等
撮影を終わってみると西にある電線が視野に入っていました。

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南赤道縞の変化をみる

南赤道縞で白い雲の湧きあがりが発生してからほぼ一か月が経過。
その間に撮影できたまともそうな画像から変化の様子を並べてみました。
Jup_20241210
撮影間隔は天気や気流の関係でまちまちですが見え方がどんな感じに変わって来たか分かります。
初めてとらえることができたのは11/13でした。すでに右上左下に伸び始めていました。
11/25には右側でも湧き上りが発生していました。
位置は発生した時からほとんど変わらず12月に入って全体的に少しずつ右に移動し右側の湧き上がりがとの間隔が開いて全体で経度幅25度くらいに広がりました。

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木星 2024/12/10-11

出勤してしまうと帰宅時には彗星時間が終わってしまっているので今夜は木星一本です。
Jup_202412101250_4
12月10日21時46~53分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の面です。気流は今時の平年並み?よりも良さそうだったのですがお隣エアコン室外機の全力運転の振動をもろに受けて右上左下方向にブレた画像になりました。ガッカリ。 僕の部屋はこの時間でも暖房を使わずとも室温20℃あり寒さは感じません。お隣は秋になっても20度で24時間冷房運転していたのに今は何度設定の暖房運転なのでしょう?
北赤道縞中央の濃い茶色の島状斑が目立ちます。北赤道縞ではこれまでより白い雲の湧きあがり活動が弱くなった感じです。
南赤道縞の中央付近の北縁が明るく見えています。

Jup_202412101347_7
12月10日22時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

おとなり室外機は振動の小さい運転状態だったのでブレが目立たなくなりました。
大赤斑が中央です。大赤斑の下側の縁の赤が濃く見えています。
大赤斑の左側の白い雲の湧きあがりは活発です。
南温帯縞の暗斑列は大赤斑の南を通過しても形が残るようになりました。

Jup_202412101448_2
12月10日23時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

空一面ベールのような薄雲が広がって少し光度が落ちましたが気流はまずまず。
大赤斑の後方の面です。ここまでの3枚とも大赤斑の下側の縁の赤が濃く見えているので
北赤道縞は白斑が1つと中央付近の南縁に青黒い雲と右の方に白い雲がある以外はのっぺりとした感じです。

Jup_202412101547_5
12月11日00時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=44
0、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲が濃さを増してきました。
色付き白斑が左端に淡く見えてます。
南赤道縞と北赤道縞からのフェストンの量がほぼ均等に見えています。
北半球中緯度左端に見えてきた縞状斑は確実に横に伸びているようです。

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2024年12月10日 (火)

木星 2024/12/09-10

木星は衝を過ぎ日没より早い16:16に昇ってくるようになりましたがベランダの庇から完全に抜け出すのは21:45と5時間半も後。なんとももったいないことです。
Jup_202412091248_5
12月09日21時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の続きの面です。気流は昨日より少し悪いくらいでしょう。
1番白斑が見えてきました。
北赤道縞の中央から左では白斑、白い雲の湧きあがり、茶色い縞状斑、フェストンとにぎやかな場所です。
北半球中緯度の中央付近に小さな赤斑が見えています。

Jup_202412091348_5
12月09日22時45~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲が広がりました。
南赤道縞の例の白い雲が左端に見えてきました。明るい雲の面積が大きくなったようです。次の時間で正面近くで良く見えてくるでしょう。
北赤道縞中央付近の島状斑から左はのっぺりした感じになっています。

Jup_202412091447_1
12月09日23時43~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=440、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの薄雲がかかっていましたが気流はそんなに悪化せず。
南赤道縞の例の白い雲がほぼ中央です。湧き出し口は2か所でしょうか。白い中にも青黒い雲が混じっています。
2番白斑の周囲にグレーの雲が拡散してコントラストが落ちています。

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2024年12月 9日 (月)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/09

今朝は初めて氷点下まで冷え込んだのではないでしょうか。でも日中は日差したっぷりで室内は30度近くまで上昇し暑くてTシャツ短パン姿。
でも日が陰るとすぐに冷えてきます。
C2023_a3_20241209_1733
2024年12月09日17時33分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

日没時刻が早くなるのは止まり日没時の太陽と彗星の離角が小さくなってきました。薄明終了まで待っていると高度が25度を割ってくるので早めの撮影になってきました。

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流星 2024/12/08-09

透明度の良い快晴が一晩続きました。
A_0143_20241208_151206134_ut
2024/12/09 00:12:06頃
南西の空、エリダヌス座に2フレームにまたがって流れた散在流星。途中が切れているのはフレームが切り替わる間の無撮影時間

A_20241208_172147942_ut
2024/12/09 02:21:47頃
南東の空、画角の端に写った散在流星の火球です。

A_20241208_194346248_ut
2024/12/09 04:43:46頃
スピカの下から流れました。これはふたご座群流星かもしれません。

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木星 2024/12/08-09

土星食の画像処理に気を取られて木星撮影開始が遅れました。
木星は今日「衝」を迎えました。赤道の視直径は48.2秒。この拡大率で撮影した木星像の赤道半径は490ピクセルほどなので1秒角を10ピクセルで表現しています。
Jup_202412081309_6
12月08日22時06~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

土星食の時よりも気流は落ち着いた感じですが土星よりも木星のほうが高度が高いのが気流の影響に効いているのかも。
大赤斑の後ろが見える面でした。大赤斑の後方の白い雲の湧きあがりは相変わらず活発です。
南温帯縞の暗斑列発生場所が大赤斑に近くなり途切れた縞状の暗斑のまま大赤斑の南を通っています。

Jup_202412081408_2
12月08日23時04~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑は沈み中央に8番白斑、左寄りに色付き白斑。
南赤道縞の南縁中央付近に濃いグレーのリング暗斑が等間隔に見えています。
北赤道縞左寄りの白斑は周辺に白い雲が拡散したような見え方です。

Jup_202412081504_5
12月09日00時01~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が中央に来ました。白斑の中央付近が一段と黄色がかっています。
色付き白斑の左に続く南温帯縞は暗斑の集合体に見えています。
北半球中緯度の中央付近に見える縞状斑のような縞は少し横に伸びたでしょうか。

Jup_202412081603_5
12月09日01時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

予想外に気流が安定した状態が続きました。
南極地方に赤斑が見えています。
北半球中緯度の左寄りにも赤斑が見えます。
今日見て来た範囲の北赤道縞は白い雲の湧き上りが少なくなったようです。

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2024年12月 8日 (日)

土星食を見る 2024/12/08

今年2回目の土星食。前回7月は悪天で見ることができず冬晴れ季節の今回に期待をかけていました。
彗星撮影を終えてすぐに7インチ鏡筒に交換。今回は2700mm直焦点で土星を撮影します。

電子ファインダーで撮影した月縁に接近中の土星
Moon_20241208_181225
2024/12/08 18:12:58 食開始の約6分前
ベランダ天文台での見え方は月の北部の明暗線の少し左の暗縁に土星のお尻から滑り込むように月に隠されていきます。

7インチ鏡筒直焦点
Moon_20241208_181718
2024/12/08 18:17:18 食開始の約2分前  20ms、gain400、100フレームスタック 縮小
土星は意外に暗く明るい月面と土星の模様を同時に写せる設定を探りながらの撮影。
薄雲は無く透明度抜群なのですが寒気の影響で気流が悪くモニター上の土星はリングがふにゃふにゃに揺れていました。

潜入の様子
Moon_20241208_1820
20ms、gain400、100フレームスタック
土星のお尻から滑り込むように1分ちょっとかけて消えていきました。

出現は月の明るい側から。思いのほか光度差があって月面が露出オーバーで白飛びせず土星の暗い輪まで写せるギリギリのところを攻めます。
Moon_20241208190055
2024/12/08 19:00:55
土星本体が半分出てきたところ。


Moon_20241208190203
2024/12/08 19:02:03
土星本体は抜けだして輪の左端がまだ隠れています。

出現は2分50秒ほどかけて現れました。
撮影に成功して満足。

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紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/08

その後冬型が強まり北風も吹き始め天気は安定して快晴が続きました。
今日は18時過ぎから土星食があるので彗星撮影を早めに切り上げて準備しなければなりません。
C2023_a3_20241208_1734
2024年12月08日17時34分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

ライブスタックは10分で切り上げ。
彗星の右よりの明るい星はわし座の22番星5.6等、左下の星は9.9等、彗星は10等級くらいになった感じです。

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雨雲から逃げ帰る

6:30起床。
窓を開けると昨夜から広がっていた雲がまだ覆っていて薄暗い朝。と思ったら新聞を取りに出た北側の空は青空でした。
曇っていたおかげで冷え込みはそんなでも無いですが日差しが無いと気分が乗りません。しばし今日の宵の土星食の撮影計画などを立てていたら9時近くなってしまったので出発。
今日は午後から北風が強まる予報なので多摩川上流まで進んで風が強まったら折り返して追い風を頂く魂胆。

9:00出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~福生の多摩橋で雨雲接近折返し

雲は南に離れて日差したっぷり。冬型ですが北風は微風で昨日よりも走りやすい感じでした。
しかし多摩大橋あたりまで来ると寒気によって発生した雲が奥多摩方面から流れ込み始めていました。昨日午後から発生して彗星時間には雨雲まで発達して邪魔したのと同じパターンです。

多摩大橋手前から見た奥多摩方面の雲
P50_20241208_102715
このまま進むと日が陰って寒そうだとは思いましたがとりあえず羽村まで頑張ろうと前進。
しかし進むにつれて雲は発達し雲の底が真っ黒になって雨脚が垂れ下がりはじめました。

多摩橋付近での雨雲の様子
P50_20241208_110349
このまま進むと雨の中に飛び込んでしまうのでここでトイレに入って進路反転、雨雲から退避するため帰途につきました。

~多摩川CRで12:40帰宅。

一時パラパラと雨粒が当りましたが府中四谷橋あたりまで来ると雨雲の軸線からそれて回避に成功。是政橋あたりでは雲も消散して日差しも戻ったのですがもうやる気を消費してしまったのでそのまま帰宅して終了。
北風が強まる前に帰ってしまったので追い風のご利益はほとんどありませんでした。

走行距離:78km

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2024年12月 7日 (土)

冬の空気を感じる

6:30起床。
晴れています。思ったほど冷え込みは無く風も弱め。
流星カメラのデータチェックが終わって8時を過ぎると気温も8度くらいまで上昇したので出発することに。

8::40出発~二子玉川~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩~多摩川CRで13:50帰宅。

太陽高度が低くて10時を過ぎても長い影を引きまだ朝のような錯覚を受けます。

福生加美上水公園の紅葉
P50_20241207_114326
この公園は多摩川の段丘崖の上、玉川上水に沿っていて夏場は濃い木陰と涼しい空気の満ちています。特に羽村までの道中で水道水が一番冷たくて必ずボトルに詰め替える場所。その水飲み場にあるカエデも色づき周辺は明るい雰囲気。

福生柳山公園内のイチョウの黄葉
P50_20241207_114906
多摩川CRに沿った多摩川沿いの公園で夏場はコース上でも貴重な木陰を作ってくれる場所。地面は落ち葉に埋め尽くされ、このイチョウも今週で見納めかな。

日差しを浴びても気温が低めなのでちょっとのんびりすると体が冷えてしまいます。
帰路は風が冷たい東寄りに変わって鼻水が止まらなくなりました。
いよいよ冬が始まりつつあるという感じです。

走行距離:105km

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流星 2024/12/06-07

そろそろふたご座流星の季節なので流星カメラをベランダに設置。
本人は寝ているので流星を生で見ることはありません。
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今シーズンは木星と火星が冬の一等星空域にあるのでにぎやかです。冬の大三角の延長線上でさらに大きな超三角を形成しています。

A_20241206_180559071_ut
2024/12/07 03:05:59頃
さっそく写っていました。オリオン座の北に流れたふたご座流星です。

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木星 2024/12/06-07

木星時間の始め頃までかかっていた薄雲が抜けて撮影開始。
Jup_202412061257_6
12月06日21時54~01分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

この季節らしい気流のままでした。
色付き白斑が左寄りに薄黄色に見えています。右寄りは8番白斑。
北半球中緯度には島状班を長くしたような濃い茶色の短い縞。
Jup_202412061354_5
12月06日22時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

上空の薄雲が抜けたタイミングで寒気が流れ込み始めたのでしょう。どんどん気流が悪化していくのが分かります。それに合わせてやる気もうせていきます。
撮影してもボケ木星なのでこれで打ち切りにしようか。

Jup_202412061454_7
12月06日23時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流がちょっと回復しました。
1番白斑が左端に見えています。
南赤道縞の南縁委は等間隔でリング状暗斑の丸い塊が見えます。
北半球中緯度の中央付近に小さな赤斑が見えます。

Jup_202412061553_6
12月07日00時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

再び気流は悪化。
南赤道縞の左端に例の白い雲が見え始めましたが右上左下に伸びている感じですが詳細は見えません。次の時間は庇妨害になるのでで今夜はこれまで。

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2024年12月 6日 (金)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/06

日中は東北地方を通過した低気圧に向かって南西風が吹き込み暖かでしたが夕方前から北風に変わりました。
彗星撮影前の薄明の空で望遠鏡を月に向けたところ地球照の月縁に恒星がまさに掩蔽されようとしていました。
Moon_202412060829_6
2024年12月06日17時29分36秒ころ D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、縮小

恒星はやぎ座のφ星(5.2等)でした。この1分後くらいに月に隠されました。

Moon_202412060829_61
縮小無しで恒星付近をトリミング

空が暗くなったので彗星に向かいました。
C2023_a3_20241206_1744
2024年12月06日17時55分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×54スタック、gain:410、トリミング、縮小

撮影途中で薄雲がかかり始めたため慌てて撮影を打ち切りましたが右側が雲で明るくかぶってしまいました。
左上の明るい星はわし座の22番星5.6等、すぐ左下の星は8.0等星、右下の暗い星は10.8等星。

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木星 2024/12/05-06

今日は木星時間に晴れました。
Jup_202412051255_1
12月05日21時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今頃の気流状態でしょう。良くありません。
南赤道縞の右端に例の白い雲が見えます。端に見えているためか全体的に右上左下方向に引き延ばされた感じです。

Jup_202412051354_5
12月05日22時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今夜の気流はずっとこんな感じでしょう。でも大赤斑が向いてきたから。
北半球では中緯度の白斑が目立ちます。
南赤道縞の茶縞は大赤斑の北で折り返しているようです。

Jup_202412051454_5
12月05日23時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑後方の白い雲の湧きあがりの中にも黒っぽい雲が混じっています。
イオが間もなく木星面経過を始めるところでした。気流が悪いので実際より大きく写っています。

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2024年12月 4日 (水)

木星 2024/12/03-04

夕方から夜の初めにかけて関東北部をかすめるように寒冷前線が通過して彗星時間には上空の薄雲が広がり撮影できませんでしたがその後はほぼ快晴の空に戻りました。
Jup_202412031258_5
12月03日21時55~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は悪くなり木星は細かく揺れ続けていました。大赤斑が正面のタイミングでしたが細かい所は見えなくなっています。
南赤道縞の茶縞は大赤斑の北側で半分くらいが折り返しを始めたようです。
大赤斑の周囲をグレーの雲が取り巻いているように見えます。
南赤道縞の中央付近の北縁がモニター上でもひときわ明るく見えていました。

Jup_202412031348_4
12月03日22時46~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がかかってきたと思ったら気流がさらに悪化しました。今夜はもう改善することも無さそうなので早めに打ち切って就寝。

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2024年12月 3日 (火)

木星と金星 2024/12/02-03

彗星時間の前の薄明の空で存在感を増してきた金星を撮影。
Ven_202412020749_7ir685
12月02日16時49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、IR685、Uranus-C、SharpCap 4.1、6ms、Gain=240、16000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

高度は30度も無いですが気流が良さそうだったので試写してみました。IR685赤外フィルターで金星面の模様を狙います。
強いWavelet処理をかけてみました。何となく濃淡が浮き出ています。

木星は庇から抜け出す22時過ぎてスタート。
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12月02日22時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は12月とは思えないほど安定していました。
南赤道縞左寄りの例の白い雲が目立ちます。左側は雲の中心が白く輝いて新たな沸き上がりが起きているようです。
北赤道縞の中央右寄りの白い雲も湧きあがり始めで白く輝いています。その右上隣り合わせで濃い茶色の島状斑があります。

Jup_202412021418_5
12月02日23時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

エウロパが木星面経過を始めその影が右側に落ちています。
南赤道縞の例の白い雲が中央で良く見えています。大赤斑に次いで目立つ存在になりました。左下に伸びた白い雲はエウロパの影の上あたりまで続いています。

Jup_202412021518_9
12月03日00時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南赤道縞の例の白い雲から伸びる雲は波打つように続いています。
3番白斑が中央でグレーの輪郭があって良く見えます。その左の4番は多分白さは同じでも輪郭が無い分目立ちません。
北赤道縞の中に濃い茶色の島状斑が2つ見えます。
南と北の赤道縞からのフェストンの量がほぼ同じに見えます。

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12月03日01時14~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の右側にグレーの雲が巻き付いているようです。
南温帯縞からの暗斑列は大赤斑の南を通過したあと形が薄く細い縞になっています。
3番から6番の白斑が見えていますが4番が3番に近づいたため間隔が開きました。
北半球中緯度に大きな白斑が見えています。

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2024年12月 2日 (月)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/02

午前中は雲が多かったですが午後から穏やかな晴天となりました。
今日も晴れているので彗星撮影です。
C2023_a3_20241202_1755
2024年12月02日17時55分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×90スタック、gain:400、トリミング、縮小

彗星の右端の小さな星の集団は散開星団NGC6756。彗星のすぐ右の星は9.6等、彗星の左端の星は7.5等

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木星と土星 2024/12/01-02

日が暮れて彗星時間となる前の明るい薄明の空で土星を撮影。
Sat_202412010806_6
12月01日17時06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、17.5ms、Gain=520、5000フレームを60%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

冬型が緩んで移動性高気圧に緩やかに覆われて気流が安定してきました。
土星食まであと1週間。今回は条件も良いのでぜひ晴れてほしいものです。

木星時間に入っても快晴状態でした。
Jup_202412011307_4
12月01日22時31~38分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流はここ最近で一番でした。そういえば今夜はお隣のエアコン室外機がおとなしくしていました。気流の良いときにラッキーです。でもどうしたのでしょうか。逆に心配になります。
8番白斑が中央で7番が右端に見えます。色付き白斑が左端に黄土色をして見えています。
大赤斑の後ろの白い雲の湧きあがりの後方でも乱れが続いて南赤道縞の南縁にはグレー暗斑が点々と続いています。
赤道域は南北の赤道縞から流れ出したフェストンにより灰色の霞がかかったようです。

良いことは続かず、この後急に南から流れ込む下層雲に全天が覆われてしまいました。
再び撮影可能となったのは日付が変わってから。
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12月02日00時15~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

すっかり気流が悪くなってしまいました。せっかくお隣の室外機がおとなしくしているというのに。
これだけボケても色付き白斑は分かりますね。

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2024年12月 1日 (日)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/12/01

静かに日が暮れて快晴の夜。今回の紫金山・アトラス彗星は夕空に姿を現してからベランダからずっと狙える位置にいてくれるので晴れていれば彗星撮影がルーチンワークになっています。
C2023_a3_20241201_1742
2024年12月01日17時42分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×90スタック、gain:400、トリミング、縮小

昨日彗星の左隣にあったNGC6755は下に半分切れました。彗星の右上に小さな散開星団NGC6756。
一日の天空内の移動量が小さくなっています。

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江の島にいく

6:30起床。
今日も快晴の朝。今シーズン初めて移動性高気圧が南海上に進んできて日中南風予報だったので江の島を目指し帰りに追い風を頂くことにしました。

8:20出発~県3~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~江の島休憩

今日のR134は湘南国際マラソンが行われていて江の島入り口が折り返し地点で交通規制されていました。おかげで藤沢市内は迂回する車が渋滞していて大混雑。

江の島防波堤上で休憩
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堤防上は日当たり抜群で風も弱くポカポカで30分ものんびりしてしまいました。

イチョウの黄葉
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町田市金森の金森西田杉山神社のイチョウの木です。この後一斉に散ったら地面が真っ黄色に覆われそうです。

江の島休憩~R467~遊行寺~境川CR~県57~野津田~都18~府中四谷橋~多摩川CRで15:10帰宅。

12月とは思えない暖かさで帰路は目論見通りの追い風で楽をさせてもらいました。

走行距離:130km

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木星 2024/11/30-12/01

木星時間も快晴〇・無風〇、透明度〇、お隣のエアコン室外機フル回転続く×。
室外機の振動は冷房時よりも暖房時の方がひどい。しかも昨シーズンよりも劣化しているようで防振ゴムの効果が薄れている。もっと分厚いのを買ってこようか。
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11月30日22時31~38分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

東シナ海に移動性高気圧が現れて冬型が緩みつつありました。気流もようやく改善。
南赤道縞の例の湧きあがりが良く見えます。右の沸き上がりは拡散し始めているようで、その左が新しく湧いて真っ白く輝いています。左方向にひも状に白い雲が伸びています。
2番から4番白斑が見えています。3番と4番がかなり接近。
北赤道縞の中に茶色い縞状斑が2つ見えています。

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11月30日23時27~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪化しました。
4番白斑が3番に寄ったので5番との間隔が大きく開きました。

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12月01日00時22~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑がほぼ中央のタイミングでしたが気流が良くありません。
大赤斑の左の白い雲の湧きあがり領域が南赤道縞の幅いっぱいに広がっています。

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