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2024年12月 9日 (月)

木星 2024/12/08-09

土星食の画像処理に気を取られて木星撮影開始が遅れました。
木星は今日「衝」を迎えました。赤道の視直径は48.2秒。この拡大率で撮影した木星像の赤道半径は490ピクセルほどなので1秒角を10ピクセルで表現しています。
Jup_202412081309_6
12月08日22時06~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

土星食の時よりも気流は落ち着いた感じですが土星よりも木星のほうが高度が高いのが気流の影響に効いているのかも。
大赤斑の後ろが見える面でした。大赤斑の後方の白い雲の湧きあがりは相変わらず活発です。
南温帯縞の暗斑列発生場所が大赤斑に近くなり途切れた縞状の暗斑のまま大赤斑の南を通っています。

Jup_202412081408_2
12月08日23時04~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑は沈み中央に8番白斑、左寄りに色付き白斑。
南赤道縞の南縁中央付近に濃いグレーのリング暗斑が等間隔に見えています。
北赤道縞左寄りの白斑は周辺に白い雲が拡散したような見え方です。

Jup_202412081504_5
12月09日00時01~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が中央に来ました。白斑の中央付近が一段と黄色がかっています。
色付き白斑の左に続く南温帯縞は暗斑の集合体に見えています。
北半球中緯度の中央付近に見える縞状斑のような縞は少し横に伸びたでしょうか。

Jup_202412081603_5
12月09日01時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

予想外に気流が安定した状態が続きました。
南極地方に赤斑が見えています。
北半球中緯度の左寄りにも赤斑が見えます。
今日見て来た範囲の北赤道縞は白い雲の湧き上りが少なくなったようです。

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