自転車キャンプツーリング

2014年5月13日 (火)

元荒川源流をみる

5月6日(火)
4:20起床。雨は止んでどんより雲り空。夜が明けても利根川の下流方向に吹く北西風は吹き続け路面は乾いています。今日はツーリング最終日。ここから自宅までならこれまで数回の走行経験で勝手知ったるルートなのでほとんど自動操縦で行けるでしょう。近所の人が朝の散歩に現れる前にテントだけ撤収してからお湯を沸かしてカップそばとバナナ2本の始動食です。
5:30斉田休憩所出発~利根川CR~6:10島村蚕のふるさと公園雨で20分ほど雨宿り(17.3km)~7:10刀水橋(31.1km)~県341~7:40熊谷(43.3km)~荒川CR~元荒川の源流~荒川CR~10:15羽根倉橋(94.3km)~志木~県36~ひばりが丘~都12~都19~多摩川CRで12:30帰宅。
P50_20140506_060546利根川CRで雨に降られる
利根川CRは追い風でした。坂東大橋で右岸CRに渡り快調に走行しているとそれまでドライだった路面が少し進むと雨が降っていないのにハネが上がるほどのウェット状態に変化。さらに進むと路面を濡らしていた雨に追いついてしまいました。昨日の雨予報はコース変更で何とか運よくかわすことができましたがまさか今日雨に降られるとは思ってもいませんでした。タイミングよく現れたCR脇の公園で雨宿りを兼ねて休憩です。
島村蚕のふるさと公園という最近整備された公園で今度世界遺産に登録される「富岡製糸場と絹産業遺産群」の中の伊勢崎市の蚕農家の屋敷が残る地域だそうです。ニュースが伝えられて富岡製糸場に観光客が増えた報道がありましたがここは静かです。利根川の南岸ですがここは群馬県伊勢崎市になっています。近くに島村渡し船が現役で運行されています。案内板には「世界遺産候補」と表記されていましたが作り直さないとだめですね。
Map201405061元荒川源流あたり
前回たどり着けなかった元荒川の源流部を再探訪します。前回突き止めた支流の源流である埼玉中央漁協の場所から堤防を降りて本流を辿ります。




P50_20140506_075722最上流部の元荒川
澄んだ水の中を水草が流れにゆらゆら揺れています。この水草の中にムサシトミヨは巣を作って産卵するそうです。





P50_20140506_080031ムサシトミヨ保護センター
住宅地の裏に見えなくなった川を求めて元荒川通りから左折して細道に入るとそこに熊谷市ムサシトミヨ保護センターの門がありました。道路の脇の側溝には汚れた水が溜まっていますが水は下水管に流れるようになっていて汚れた水が源流部に流れ込まないようになっています。


P50_20140506_080348元荒川源流をみる
センターの建物の奥には貯水池が並び汲み上げた井戸水がじゃばじゃばと注がれていました。まさにここが源流部で
すね。川に流れ出す水は井戸水なので湧水と同じです。




P50_20140506_081037保護センター内の貯水池全景
保護センターは荒川堤防上のCRから見えていたのでした。以前からここの存在は知っていましたがその役割は今回源流部訪問で初めて知ったわけです。地下水をくみ上げている貯水池は奥の方だけで手前の池には水が無いですね。経費もかかることですから源流部の水流確保のための最
小限の水だけを流しているのでしょう。

利根川走行時はあれほど吹いていた北西風が荒川CRに入ると東風に変化して走行の邪魔をします。次第に黒さを増す雲が広がり雨になりそうな雰囲気なのでもう寄り道はせず最短コースで帰ることにしました。さいたま市あたりまで南下すると埼玉副都心のビル街が霞んで見えます。灰色の低い雲が垂れ込め気温も肌寒い状態に変化。羽根倉橋を渡るころにはとうとう霧雨が降ってきました。風薫る5月の空はどこへ行ったのか?。せっかくここまで雨に濡れることなく走ってきたのですが、あと30kmというところで上だけ100円カッパを着用。フロントバッグにスーパーのレジ袋をかぶせて雨対策です。幸い霧雨は本降りの雨に変化することは無く降った止んだりで路面が濡れるまでには至りませんでした。
お昼過ぎには自宅に到着。こちらでは雨が降らなかったらしく多摩川CRでは何でカッパ着てるの的な視線を感じました。さっそく荷を解きお昼は自宅でラーメン。まさかお昼を自宅で食べるとは思わなかったなぁ。まぁパンクも無くメインの2日目3日目好天に恵まれ信州の風景と太郎作品に触れられてよかったよかった。
水曜日から仕事に戻ったわけですが、朝着替えた時スーツのズボンがユルユルになっているのにびっくり。体が消耗してしまっています。次の週末に向けて毎日ごはん大盛り生活して回復させなくては。
走行時間:5h41m、距離:130.6km、AV.23.0km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月12日 (月)

岡本太郎の「無籍動物」をみる(2回目)

5月5日(月)
4:20起床。すでにどんよりと曇り空。夜中過ぎて吹き始めた南風は芽吹いたばかりの木々の梢を鳴らして山全体がうなっているようです。南風で気温は比較的高くて行動しやすいです。今日は出発当初は予報になかった雨が降り出すまでが勝負なのでそそくさとテント撤収。
Map20140505今日のコース
昨晩眠りながら考えた結果、新潟方面に進むのは中止して少しでも雨の影響の少ない南へ。雨の降り方によっては上田か小諸でホテル泊か、道の駅御牧でテント泊か小諸YHに逃げ込むかあわよくば群馬に下る作戦です。小諸手前で雨となった場合は明日中に自宅に帰れないので羽生に自転車と荷物を預け空身となって電車で帰宅することになります。さて雨はいつから降り出すことやら。空とにらめっこの走行となりそうです。すべての準備を終え缶コーヒーとあんぱんで始動のエネルギーをチャージして出発です。
5:10北竜湖キャンプ場出発~県38~県414~中野市街~県54~広域農道~小布施市街~R403~7:30須坂IC近くのコンビニ休憩(47.8km)~R403~屋代~旧北国街道~8:50戸倉駅(74.0km)~「無籍動物」~万葉橋~県77~県186~常田新橋~9:50上田(89.5km)~千曲川沿いの道~大屋~旧北国街道~R18~12:30追分宿休憩(124.5km)~R18~13:20碓氷峠(136.3km)~13:50横川休憩(151.6km)~R18~県33~県216~県125~安中市街~碓氷川CR~高崎~16:30天神の湯入浴(190.2km)~高崎市内~利根川CR~18:00斉田休憩所着(207.2km)。
最初の数キロは昨日苦労して上ってきた長い坂を下ります。下りきると急ぎたいのに南の向い風でガックリとスピードが落ちました。
P50_20140505_054703木島平の茅葺民家
南風を避けるため千曲川堤防上の走行は避けて家並みの中を通る県道や裏道を走っていると茅葺民家が現れたりします。すると条件反射で停止して写真を撮ってしまうのです。こちらの方がタイムロスが大きいかも。



P50_20140505_065003小布施の茅葺屋根
R403沿いの180年ほど使われてきた古民家を改築してオープンした「かんてんぱぱ」というお店でした。





P50_20140505_090425岡本太郎の「無籍動物」再訪
4月のあんずツーリングの時に訪問していますが、今日のコース変更で近くを通過するので立ち寄りました。今回の旅では通しで長野県内の岡本太郎作品を総なめにできました。すでにポツポツと雨が落ち続けていますが無事に帰れることに集中して走ります。


P50_20140505_123542茅葺の追分資料館
軽井沢に向け標高が上がるにつれ気温が下がります。標高1000m近い追分宿あたりでは9℃の表示です。雨がパラパラ降ったり止んだりで上り坂の運動負荷が無かったら震えが止まらなかったでしょう。このあたりからR18の交通渋滞が始まりました。これまで上り坂でバンバン抜かれていった車を軽井沢に向けての下りでどんどん抜き返していきます。渋滞の列は軽井沢駅手前の県道43号線交点から軽井沢バイパス方面に右折して続いています。僕はまっすぐがら空きのR18旧道を碓氷峠へ。
P50_20140505_131811碓氷峠
先月に続いてこの峠通過は今年3回目です。毎回同じ写真になってしまうので峠のコーナー番号の標識を写しました。ここまで来れば後は下り。今日の終着先は利根川CRの斉田休憩所に決定です。



P50_20140505_135455峠の釜飯を食う
走りたくなくなるような路面ウェットな雨の心配が遠のき今日の山場を越えたことだし、横川駅で釜飯を食べることに決定。ごちそうというわけではないですが雰囲気ですよね。




P50_20140505_144810旧安中藩武家長屋
安中まで来て旧道をちょっとそれてみたところ偶然発見。復元された建物だそうですが桁行26間(約47.3m)もある長い茅葺屋根です。




P50_20140505_145346旧安中藩郡奉行役宅長屋門
武家長屋から道1本はさんだ隣にも茅の葺き替え直後らしい色をした茅葺屋根が連なっていました。





P50_20140505_145508旧安中藩郡奉行役宅長母屋
こちらも復元だそうです。屋根の葺き替えは最近終わったばかりでしょうか。電線に感電防止用の黄色いカバーがついています。




P50_20140506_052741斉田休憩所
高崎市内のスーパー銭湯で入浴を済ませ、汗をかかないようにスローペースで利根川CRまで出ました。ここまで持ってくれば明日は余裕で自宅まで帰れます。雨が大したことなかったのは運が良かったのか判断が良かったのか。休憩所の照明は節電のためか点灯をやめていました。街明かりはありますがぐっすり寝れそうです。トイレも感知式で自動的に照明が点く仕組みのはずですが止めているようです。夜のトイレはお化けが出そうに真っ暗でとても大の方に入る勇気は出ません。テントは東屋の下に張りました。夕食を食べて走行疲れから20時には寝ていたのですが夜半頃強い北西風とともに雨が降ってきました。屋根の下でも風で雨が吹き込むので急遽東屋の反対側にテント移動の労働が発生しました。雨は大したことなかったですが利根川沿いに吹く北西風は強くテントがかしぐほどあおられしばらく寝着かれませんでした。
走行時間:10h01m、距離:207.2km、AV.20.7km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月11日 (日)

野沢温泉の岡本太郎作品群をみる

5月4日(日)その2
Map201405041北竜湖と野沢温泉
岡本太郎作品群を鑑賞するため野沢温泉市街に向かいます。






テント設営後14:00北竜湖出発~県38~野沢温泉市街で岡本太郎作品めぐり~16:00北竜湖キャンプ場戻り。
P50_20140504_141414「湯」をみる
スキー場への分岐点にあった案内板に描かれている岡本太郎による「湯」の文字です。さんずいの点が逆ハネしているところがスバラシイ。こんな発想はなかなかできないでしょう。町中にはこの「湯」の文字が各所にみられました。



P50_20140504_143442「シュナイダー記念碑」をみる
1974年制作(太郎63歳の作品)。 まずは作品の中で一番標高の高い場所である日影ゲレンデまで坂を上ってスキー場の斜面にある「シュナイダー記念碑」にあるオリンピックメダルデザインのレリーフと対面です。



次に温泉街の中にあるおぼろ月夜の館「斑山文庫」に向かいました。「湯」「遊」「火祭り」の太郎フォントの書があるという情報です。玄関に入って入場料を払う前にお姉さんに太郎作品があることを確認すると「無い」の返事をいただきちょっと大きめの「ガッカリ」がひとけのない静かな館内に響きました。でもお姉さんには聞こえなかったようです。
P50_20140504_150504「夢」をみる
野沢温泉小学校の校門脇にある「夢」の碑です。平成12年小学校創立100周年を記念して制作されたと碑の裏面に書かれています。




P50_20140504_150751「夢」の暖簾
振り返って校舎玄関を見るとガラス張りの玄関の中に大きな「夢」の暖簾が吊るされていました。鍵がかかっていて入れないのでガラス越しに鑑賞。やはり夢は大きいほうが良いですよね。奥にあるステンドグラスが薄暗い館内に光を取り入れてきれい。


P50_20140504_151524「乙女」をみる
野沢温泉村役場前の広場に「乙女」の像が立っています。「河童像」のような髪の毛をして「喜び」のような顔をして腕組み?しています。




P50_20140504_151415「乙女」をナナメからみる
この角度から見るとボリューム感がよくわかります。僕が写真を撮っているのに何の団体さんか分からないけど平気で乙女?が写界に入ってくるのね。




P50_20140504_151241「乙女」の題字とサイン
これも太郎フォントで書かれています。スバラシイ。






P50_20140504_152445「黒い太陽」をみる
1980年制作(太郎69歳の作品)。村役場隣に立つ公民館1階玄関のロビーにあります。休日ですが開いていて体育館を兼ねているのかドタバタと騒がしい足音が響いていました。スリッパに履き替えてロビーに上がり正面に立ち鑑賞できました。黒い太陽といえば太陽の塔の裏面の顔ですね。


P50_20140504_152509「黒い太陽」の花押
サインの代わりに太郎の花押が右下に押してあります。太郎フォントで「太郎」です。





P50_20140504_152756スキー場ポスターの「湯」をみる
公民館のロビーの柱に野沢温泉スキー場のポスターが貼ってあり、そこに「湯」の文字が使われていました。うぅ、はがして持って帰りたい。




P50_20140504_153624「炎」をみる
予定の太郎作品を満喫し頭の中は芸術は爆発状態でキャンプ場に戻る途中、肉屋の前に「炎」の暖簾を発見。岡本太郎フォントです。スバラシイ。ついカラアゲ200gとコロッケを4つ買ってしまいました。



P50_20140504_170708北竜湖資料館
夕方になり北竜湖の館の営業も終わり観光客も去って静かになった北竜湖です。しかし問題は明日の雨。明日は十日町から越後湯沢を経由して三国峠を越えて関東に戻る予定でしたが日本海側ほど雨の降る確率が高くなっています。さてどうしたものか。今夜眠りながら考えようとコロッケを食べながら思ったのでした。
走行時間:6h09m、距離:112.3km、AV.18.3km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月 9日 (金)

白沢峠越え

5月4日(日)その1
4:30起床。霜が降りています。寒いですが雲一つない快晴です。昨日午後から吹いた北西風で空気が入れ替わって透明度が良くなったようです。はやる気持ちを抑えてお湯を沸かしてカップそばとバナナ2本の朝食を食べていると朝日が北アルプスにさし始め残雪の峰がピンク色に染まります。
P50_20140504_050328_01朝日に染まる
キャンプ場から姫川にかかるつり橋で対岸に渡りしばし山並みを鑑賞。今日は今回のツーリングのメインルートです。出発前からワクワクします。着替えてシュラフを丸め荷物をまとめテントを撤収して自転車に搭載。



Map20140504今日のコース
白沢峠から北アルプスの展望を堪能し野沢温泉で岡本太郎作品群を堪能します。そして途中で出くわすであろう茅葺屋根たちも堪能します。
全ての出発準備完了というところでワイヤー錠を外そうとポケットの鍵を探ると・・入れておいたワイヤー錠の鍵が無い!。急遽自転車に搭載した荷をほどいて大捜索です。鍵が無かったら自転車動かせません。テントをもう一度展開してみたりフロントバッグを開けてみたり・・。でもありません。そうだ、ズボンをはくときにお尻が冷たいのでシュラフの上で履いたことを思い出し丸めてあったシュラフを展開。ありました~。再度荷物をまとめ直し30分のロスです。早朝から荷物展開収納訓練です。何やってるんだか。
6:20白馬グリーンスポーツの森出発~R148~白馬駅~R406~7:30白沢峠(11.5km)~R406~9:50長野市街(49.7km)~県372~用水沿い~県368~県399~R117~飯山~県95~県419~大関橋~県38~13:05北竜湖キャンプ場着(99.1km)
P50_20140504_063922R406沿いの茅葺屋根
さっそくR406で姫川を渡った峠への上り口に茅葺屋根を発見。早く峠まで上りたいのですが自然とブレーキがかかり周辺を散策。現役の茅葺民家でした。




P50_20140504_073055白沢峠からの展望
7:30に到着。ほぼ快晴の青空の下に朝日の順光を浴びて輝く北アルプスの峰です。早出して来たかいがありました。限られたスケジュールで走ってきてその日が晴天に恵まれて見たかった風景が実際見ることができるなんて何てラッキーなんでしょう。スバラシイ。


P50_20140504_073451_01自転車御苦労さまと言われ偶然居合わせた写真を撮っていた人に山の説明を受けました。左から鹿島槍、五龍岳、唐松岳、そして白馬三山だったかな?。その人は見えてる尾根を全部歩いたんだって。「一度にですか」と聞くと「そんなことしたら死んでしまう」と言ってました。



P50_20140504_074019白沢峠(1090mほど)
白馬の姫川を渡る橋付近が670mほどなので峠までは420mの標高差。標高は高いですが高度差は自宅から大垂水程度なので大した苦労はありません。長野側からだと距離もあるし上り返しもあるのでちょっと大変と思います。峠はトンネルで通過します。手前は矩形の断面ですが奥に昔の馬蹄形の断面が見えています。矩形部分は後から追加されたのですね。

P50_20140504_074036_2峠の風景
鬼無里側から上ってきたロード乗りの人も感動していました。峠のスペースは狭く車で来て写真を撮る人など4台の車でもういっぱい。自分の自転車オンリーの写真はあきらめです。ずっと見ていたいですが今日はもう一つの目的があるので峠を後にします。


P50_20140504_080259鬼無里の茅葺民家
白沢峠から鬼無里に下り2つ目の集落「押切」です。茅葺屋根の民家がありました。橋の所で自転車を停めて写真を撮っていると隣の家から座布団を担いだおばさんがやって来てコンクリート製の欄干に一枚一枚並べて干し始めました。挨拶をして白馬から峠を越えてきたというと「あそこの風景はスイスのアルプスみたいでしょう。」というので大きく頷くと「私はスイスに行ったことないけど。」だって。

P50_20140504_094429加茂神社
R406で長野に向かって走っていると長野方面から白沢峠に向かう自転車乗りとずいぶん挨拶を交わしました。やはりあの峠はトンネルを抜けて広がる山並みに感動するように長野側から走るのが順路なのかもしれません。それにしてもR406はいつまで経っても緑の谷風景が続きました。頼朝トンネルを抜けるとこれまでの風景が一変し長野市のビル街が眼下に広がります。市街に下った場所に茅葺屋根の神社があったのでさっそく捕獲しました。スバラシイ。
P50_20140504_102422飯山街道沿いの茅葺
リンゴの花の咲く一帯を走行中現役の茅葺屋根を発見。近くに行くと良く見えないのでちょっと離れたところから撮影。飯山あたりまで来るとさすがに雪の量が多い地方らしく道路に消雪装置が現れ、地下水に含まれる鉄分で赤錆色の路面になったりします。山の残雪量も増えて季節の進みが長野市あたりより遅いことがわかります。

P50_20140504_125758野沢温泉の棚田
県道38号線の長い登り坂を上り切って右にカーブすると整然と区画整理された棚田の上に野沢温泉市街の広がる風景が展望できます。正平さんも去年ここをハァハァいいながら走っていたなぁ。



P50_20140504_134257北竜湖
2008夏のキャンプツーリング以来2度目です。キャンプ場の受け付けをしている北竜湖の館はリニューアルされたようで小奇麗になり、レストランの順番待ちの行列までできていました。




P50_20140504_140315北竜湖キャンプ場
前回は湖岸のサイトだけでしたが北竜湖の館の裏の低くなった場所に新しくサイトが開設されていました。昼過ぎの湖岸は散策、ボート遊びする人でにぎわっているのでこの時間からテントを張るのははばかれるし湖岸サイトは傾斜があるので新しいサイトに張りました。料金は700円。前回来た2008年夏は500円だったので値上がりです。ただし、低いサイトには水場、トイレなどの施設はありませんので写真左上に見える北竜湖の館までちょっと歩いて行く必要があります。
さて、今夜の宿が完成し荷物を降ろして身軽になった自転車で岡本太郎作品がいっぱいある野沢温泉市街に向かいます。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年5月 8日 (木)

岡本太郎の「安曇野」をみる

5月3日(土)
4:30起床。快晴の朝です。昨晩は夜遅くから夜明け前に道の駅でキャンプする車が何台かやって来てはヘッドライトでテントを思いっきり照射され、そのたびに目が覚めました。テントが黄色いと中はすごく明るくなってしまうのです。
6:00蔦木宿出発~R20~茅野~県16~7:40諏訪湖釜口水門(34.3km)~岡谷市街~R20~塩尻峠~R20~旧中山道~R153~塩尻市街~県292~県294~R19~明科~県51~高瀬川大橋~11:40松川村役場(99.2km)~農道~県30~12:30大町(110.4km)~R148~13:00木崎湖(117.2km)~14:00姫川源流散策(130.8km)~R148~15:00白馬グリーンスポーツの森着(137.9km)
前夜寝る前と比べて河川敷のテントとキャンピングカーの増加に驚きながら早々に富士見峠越えを始めたのでした。
P50_20140503_072007諏訪市の茅葺民家
茅野でR20から諏訪湖西岸を走る県道16号線へ、さらにその旧道へ入ると現役の茅葺民家を発見。





P50_20140503_074222天竜川源流
釜口水門は諏訪湖の水が海に流れ出す唯一の場所で静岡県浜松市の太平洋にそそぐ天竜川の源流ですね。流路213キロの大河川なのに簡単に訪れることにできる源流です。




P50_20140503_084909_2永福寺観音堂
R20から旧中山道で塩尻に下る途中で発見しました。大きな観音堂です




 

P50_20140503_110819_2県道51号もそれなりに車が多いので田んぼの中の農道を進みます。高瀬川左岸は田植え直後の田んぼが続きます。






P50_20140503_114104松川村役場
岡本太郎の陶版画作品「安曇野」は村役場庁舎玄関のロビーに展示されています。今日は土曜日で予想通り閉庁されていたので玄関のガラス越しに作品の存在を確認。「御用の方は職員通用門へ」とあったので庁舎裏側に周って通用門へ。インターホンのボタンを押すと出勤していた職員さんが対応に出て来ました。作品を是非見たいと熱意を込めて話すと「どうぞどうぞ」と案内していただきました。

P50_20140503_114811_2「安曇野」を見る
1988年制作(岡本太郎77歳の作品)
職員さん立会いの下、あわただしく作品を写真におさめます。松川村なので木は松、下の水色は高瀬川を表していると思われます。職員さんがずっと付き添っているので仕事の邪魔をしているわけですからたぶん2分ほどで鑑賞終了。職員さんにお礼を述べて役場を後にします。これで今日の目的は達成されました。

Map20140503仁科三湖から白馬あたり
木崎湖は去年ここで反対側から来てキャンプしました。今回もここで良いんですが明日の白沢峠を早い時刻に越えたいので先に進みます。このころから風が急に北風に変化し強まり気温が低下し始めました。湖畔の桜の花びらが真横に矢のように飛び去って行きます。


P50_20140503_130843お堂
木崎湖畔の稲尾地区にあった茅葺のお堂です。






P50_20140503_132925中綱湖
折から曇り始めて暗くなった湖面に対岸の桜のピンクが明るく見えていました。このあたりで標高820m。日が差せば暖かいですが吹く風は冷たくなってきました。




P50_20140503_134912青木湖畔の茅葺民家
青木湖は湖の西側の細道へ迂回しました。アップダウンが少しありますが林間なので向かい風を避けることができます。北岸を回りもうすぐR148旧道に合流する手前で茅葺屋根を発見。




佐野坂トンネルで分水嶺を通過すると千曲川流域から姫川流域にかわります。今夜の泊地白馬グリーンスポーツの森までは下り坂をあと僅かを残すだけなので姫川源流部を散策します。
P50_20140503_141417姫川源流
R148に合流して少し下った所に姫川源流自然探勝園があります。自転車道と書いてありましたが徒歩で散策する人が結構いたので自転車で乗り込むのはやめゆっくり散歩です。ここの涌水を源とする姫川は新潟県糸魚川市の河口から日本海へと注ぎます。湧水から流れ出した小川にはバイカモが水中で白い小さな花を咲かせていました。

P50_20140503_144258茅葺
R148脇で営業していた蕎麦屋さんです。店舗兼住宅として使用しているようです。しかし、長野県の旅で茅葺屋根の建物をいちいち載せていたらきりがないですね。




P50_20140503_173755白馬グリーンスポーツの森
姫川河畔にある施設でキャンプもできます。1張り1人500円と入園料50円。予約不要の林間フリーサイト。敷地内にシャワーや風呂はありません。受付で手続きすると近くにある温泉施設の割引券をもらいました。連休に入っているので家族連れの大きなテントが林立しています。僕のテントは二畳分のスペースがあれば設営できるので隙間を見つけて風の強い中テントを設営。

P50_20140503_161205十郎の湯
さっそく風呂です。ツーリングマップルによるとすぐ近くに岳の湯があることになっていたので自転車で向かいました。が、玄関には昨年10月からデイサービスセンターに変わってしまっていて日帰り入浴の営業はしていないとのこと。ガッカリです。次に近い十郎の湯に入りました(割引券で600円が500円)。が、激混みで狭くイモ洗い状態。必要な部分をゴシゴシ洗い終わったらさっさと出てしまいました。
走行時間:7h19m、距離:145.1km、AV.19.8km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月 7日 (水)

岡本太郎の「樹人」をみる(2回目)

5月2日(金)
4:10起床。晴れています。今日から長野県内に存在する岡本太郎のパブリックアート訪問の旅に出かけます。キャンプツーリング用の28Cタイヤへの交換とリアキャリアの取付けは前日までに済ませてあるので荷物を括り付けるだけ。
5:10出発。多摩川CR~浅川CR~7:10高尾(40.6km)~R20~9:10猿橋休憩(82.9km)~R20~県212~10:50旧笹子トンネル(108.4km)~R20~県38~県34~R411~11:35笛吹川橋(128.3km)~笛吹川堤防上の道~R20~県5~R52~12:40山梨県立美術館(144.3km)~県5~開国橋~県39~桃畑の中の道~徳島堰沿い~R20と旧道~15:20道の駅白州休憩(183.0km)~16:40道の駅蔦木宿着。
もうこのコースは通いなれた道になってきました。ただひたすら西を目指してペダルを回すのみでほぼ自動運転状態で走っています。
P50_20140502_060728いでたち
フロントバッグに生活用品、リアキャリアに衣と住をゴムロープでくくりつけウエストバッグに貴重品。昨年はバーナを忘れてガスカートリッジやメスティンは自転車の重りになってしまいましたが今年は準備万端。朝晩お湯を沸かすことができました。



P50_20140502_101603笹子峠旧道オープン
R20笹子トンネル手前の旧道分岐です。2週前の石和からの帰りは冬季閉鎖中でR20の笹子トンネルを突破しましたが今日は何の規制標識もありません。安心して峠道に入れます。




P50_20140502_105230旧笹子隧道
路面には枯れ枝、落ち葉、落石などなく閉鎖解除後にきれいに路面清掃されたようです。途中バイクが1台抜いていっただけで誰ともすれ違わない静かな峠越えとなりました。峠道は新緑の木陰となり熱くなりはじめた日差しを遮ってくれて最適です。



P50_20140502_124740山梨県立美術館「樹人」
今回の旅は長野県にある岡本太郎作品めぐりですが、進捗状況も良いので経路上にあるここに立ち寄って「樹人」と再会しました。今日は晴天新緑の季節なので白い「樹人」の像もコントラスト良く鑑賞できました。



P50_20140502_150144茅葺の水車小屋
大武川を渡って北杜市下三吹地区に入り込んでみたところ茅葺の水車小屋を発見。いっときR20の喧騒を逃れてホッとする風景です。甲斐駒ケ岳を背景に良い雰囲気です。




今日は蔦木宿まで。2011年夏のツーリング以来5回目の利用となります。今日は平日だったので到着時道の駅裏の河川敷のテントも余裕の間隔が開いていました。食事処で夕食を食べ18時を過ぎたので温泉へ。18時以降は100円引きになっていたはずなのですが、時間割引は無くなり600円に値上がりしていました。でも混雑していないので露天風呂で30分以上のんびりして疲れを取ったのでした。
P50_20140502_171339テント設営
この季節はぶよや蚊がいないので快適です。日が陰ると上流から吹いてくる風が冷たくなってきます。温泉から出た後は明日の行程を再確認し持参したICレコーダーの井上陽水を聞きながら21時には寝てしまいました。



走行時間:8h53m、距離:192.1km、AV.21.6km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月 6日 (火)

長野県にある岡本太郎パブリックアートを訪ねる旅

連休後半は雨の心配の無い予報だったので有給休暇を1日取得して5連休とし、予備日無しで長野県に存在する岡本太郎作品めぐりのキャンプツーリングをするという欲張りな計画を立て実行しました。
Map2014gw結局こんなコース
1日目:蔦木宿まで
2日目:白馬まで
3日目:野沢温泉まで
4日目:群馬の利根川沿いまで
5日目:家に帰る


20140504_073758白沢峠
去年のツーリングでは計画に入っていたもののへたれてショートカットしてしまった白沢峠を3日目に上り、幸いにも好天に恵まれました。天気が良かったのはこの日までで、後は梯子を外されたかのような雨予報に変わりあわてて予定コースを変更して帰途に着いたのでした。


走行時間:38h03m 、走行距離:780kmほど

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年11月 7日 (木)

北西風はいつから吹き始めるの

11月4日(月)
3時に目覚めたとき、川音に混じって雨音が聞こえました。まだ夜明けまでは3時間、テントに雨はかかっていないのを確認して眠りに戻ります。
5:30起床。雨はポツリポツリ程度でもう止みそうです。雲に覆われているためまだ真っ暗。行動を起こすには早すぎますのでラジオを聴きながら横になっていました。楽天が日本一になったようですが自転車の走行には影響ないでしょう。紅葉の日光いろは坂は上り区間で3時間もかかる混雑だったそうですが自転車よりはるかに遅いです。天気予報では雨は午前中までで午後曇りと言っています。止むのが遅くなっているようですが6時にテントから出てみると雨は止み明るくなってきた空は低い雲が切れたところに青空ものぞいています。北関東から天気は回復しつつあるようです。
気温も高めで冷え込みはありません。とはいえ路面はしっかりウェット状態なのでのんびりとお湯を沸かして朝の起動食「緑のタヌキ」を食べます。上永野のそばはウマかったですが雨を上手くしのいだ朝のカップそばもオツなもんです。
橋の屋根効果のおかげで昨日の朝露で濡れていたテントはすっかり乾き撤収が楽ちんです。泥ハネ除けと雨対策で念のためシュラフ・テントをビニール袋に包んで自転車に搭載。僕のキャンプツーリングではビニール袋大活躍なのです。
今日は水沼から自宅まで帰ります。2泊3日ツーリングはあっという間に終わってしまいます。2年前も同じコースでしたが今日は出発が遅れたのでまっすぐ南下するコースです。低気圧通過後の一時的な冬型による北西の追い風ターボを利用すればちょっとの出発遅れなどすぐに取り返せるはず。ワクワクしながら出発準備をしたのでした。
7:40水沼駅出発。R122~8:20赤城駅休憩(10.8km)~県69~県14~9:20新田荘資料館休憩(30.1km)~9:50上武大橋(31.4km)~県356~県275~深谷市街~県47~10:40押切橋(47.2km)~荒川CR~11:40吉見運動公園休憩。12:20出発。荒川CR~13:40羽倉橋(97.5km)~志木~県36~ひばりが丘~都12~都9~多摩川CRで15:30帰宅
P50_20131104_092659 徳川氏発祥の地
赤城駅から県69は南にまっすぐゆるーく下り基調なので行程がはかどります。利根川に近づくと傾斜もなくなり北西風の追い風吹き出し待ちです。北の空は晴れていますが南に見える雲が厚いので少し時間稼ぎに新田荘歴史資料館で休憩。ここは徳川氏発祥の地とのことで系図がありました。


P50_20131104_095146 上武大橋
利根川まで出ましたがまだ北西風にはなりません。北西風なら利根川CRで刀水橋まで下り熊谷を目指すルートですが、ちょっと東寄りの向い風気味なので深谷に向かいました。
深谷を通過し押切橋で荒川に出ましたが、頭上から北は青空、南はどんより曇って東寄りの風。ここから荒川CRで南下ですがいつでもいいから北西風吹いてきて。

P50_20131104_121351 吉見運動公園
天気の良い休日は自転車乗りが次々と訪れにぎやかな休憩所ですが今日は埼玉南部、東京方面の天気回復が遅れているようで荒川CRを北上してくる自転車乗りの姿は無くバイクラックは空っぽです。上空北の空は青空ですが南の空は灰色に霞んでいるので雨が降っているかもしれません。一旦ここで停止して昼食休憩を兼ねて風待ち。カップめんを購入して食べます。休憩所は僕一人だけでラーメンをすする音が淋しく響いていました。

P50_20131104_124739 路面ウエット
ホンダエアポートあたりにさしかかると、さっきまで雨が降っていたかのような路面ウェット状態となりハネが上がるのでスピードダウン。南に低くなった太陽から一時的に日差しが戻り路面が反射して銀色の道です。これでは南から自転車乗りが来ないわけです。入間川CRから川島の笛木醤油店のかけせんべいを購入するプランも浮かびましたがこのスピードダウンで寄り道は諦め。真っ直ぐ自宅を目指します。

P50_20131104_132611 半分青空
自転車の南下とともに背後の青空も広がっていますが南の空は雲に覆われています。荒川CR区間も羽根倉橋で志木市街の県36にそれて終わりなのですが北風どころかずっと南寄りの東風が吹き続けて向かい風。追い風ターボは全くの不発。この状態は多摩川CRに出ても変わらず僕が北から青空を引っ張ってきたみたいな感じ。今回は風の予報が全く外れでした。

帰宅して荷物を解き自転車をクリーニングしていると雷の時のような豪雨が襲来。寄り道しないで帰ってきて正解でした。結局北西風が吹いたのはこの雨の時だけでした。
これで粕尾峠への旅は無事終了です。今回の旅では鹿沼側の前日光林道入り口から粕尾峠までの区間が未走として残されました。いつの日か逆方向で日光市側からあのクネクネ道で峠を越えて鹿沼市側へ抜けたいものです。
走行時間:6h03m、距離:132.7km、AV.21.9km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 6日 (水)

粕尾峠

11月3日(日)
5:50起床。晴れています。空の高い所を巻雲が流れていきます。北関東の山の中にしては暖かい朝ですがテントには朝露が降りて濡れています。この季節はしょうがないですね。昨日の夕食の残りカラアゲと焼きそばで脂っこい高カロリー朝食を食べてエネルギー充填。あらかじめ朝食用に購入しておいたおにぎりとパンは今日の道中の補給食としました。
朝食を食べながらラジオの天気予報をチェック。今日は日中晴れ後曇りで夜雨とのこと。そんなことは昨日から知っています。知りたいのは今夜降り出した雨がいつ止むのか明後日の天気なのですがラジオは伝えてくれません。自転車乗りにとっては1日先を読んでコースをフレキシブルに組み替えていく必要があるので重要な情報なのですがラジオはここのところを理解していないんですよね。(今どきスマホや携帯電話でWeb検索すれば簡単に情報は得られるのですが何のためのキャンプツーリングなのかを考えると性に合わないので使いません。携帯電話は持参していますが仕事着信だけに使用しています。)
やれやれと濡れたテントをやっと畳んで出発準備完了。
Map20131103 今日のコース
今日は今回のツーリングのメインイベント粕尾峠ですがそれだけではボリューム不足であろうと前日光林道で横根山のふもとをトラバースして県58の古峰原に出て、そこから横根山を経由して粕尾峠に達するコースを考えてきました。



Map201311032 プロフィール
古峰原からの上りはきつかったのです。



6:50上永野キャンプ場出発。県199~県32旧道~大越路峠~県15~9:20山ノ神(31.9km)~前日光林道~10:40古峯神社休憩(48.0km)~県58~古峰ヶ原高原~12:20横根山ハイランド休憩(58.8km)。12:50出発。県58~勝雲山登山~県58~13:20粕尾峠(64.7km)~県15~13:50通洞駅(74.3km)~県252~R122~沢入駅~県343~15:00草木ダム(91.8km)~R122~花輪駅~県345~R122で15:50水沼駅着。
昨晩、管理人さんから橋の強度についての情報を聞き出したので安心して自転車を押してつり橋を渡りました。乗って渡るのは無理でしょう。
P50_20131103_072001 大越路峠
キャンプ場から永野川の下流方向に県道32交点まで戻り、朝の準備運動として県32旧道の大越路峠を越えます。峠区間にある蕎麦屋さんの先の通行止めバリケードの先で道路が半分くらい崩落して本当の通行止めがありましたが自転車を押して通過。峠は2年前と変わらず見晴らし台は立ち入り禁止のまま。


P50_20131103_075858 サルビア?
峠を下って県15に合流。こちらは思川によって刻まれた谷ですがこのあたりの谷風景はどこも似た感じの景色が広がります。両側に山並みが続き川が1本流れ、川に沿って県道が1本走り、県道に沿って民家が散在し周辺は田んぼやそばの畑が広がっています。


P50_20131103_092356 前日光林道入口
県15は発光路地区あたりから傾斜を増しました。発光路という地名は何か想像力をかきたてます。「ほっこうじ」と読むようですが日光と関係がありそうですね。日光につながる路の出発点とか。
前日光林道から横根山付近はカシミールの地図を打ち出して来てフロントバッグに差し込んで確認しながら走って来ました。山ノ神地区に入ると間もなくであると頭の中にはインプットされていましたが分岐を見逃して通り過ぎてしまいました。集落が途切れ上りがきつくなってきておかしいなと感じGPSの標高を見ると720m。地図から読んだ分岐点標高は640mなので上りすぎに気づきふと思案。結構上りで苦戦しているしこのまま粕尾峠まで進み、体力が残っていれば横根山まで往復して足尾に下るのも良いかも。でもまだ9時過ぎだしのんびり進めばヘタレることも無かろうと決し注意して下っていくと林道分岐を発見。分岐には「前日光林道」の看板は無いのでした。
Map201311031 前日光林道から粕尾峠あたり
林道途中にあった案内板では山ノ神から小峰原までの道のりは17.7km。山ノ神の標高は640m、小峰原で680mで最高標高900mほどまでの間を数回アップダウンします。山ノ神の分岐からは1.5車線の道幅で標高が上がると紅葉に包まれているような感じ。最初のピークまでは体がキツクてこの林道に入ったことをちょっと後悔しつつ走っていましたが1つピークを過ぎてようやくカラダが出来上がってきたのか紅葉を眺める余裕も出てきました。
日瓢鉱山近くではサルと出くわしました。紅葉した木々の木の実や葉っぱを一生懸命食べています。間もなく訪れる冬に向けて皮下脂肪を貯めこむため必死なのでしょう。暇な自転車乗りが停車しても全然意に介しない様子でした。
P50_20131103_104506 古峯神社
静かな山の中を走る前日光林道から家富連山トンネルを抜けて県58に合流すると目の前には多くの人々と車が目に飛び込んできてまるで別世界。さっきのトンネルはワームホールだったのではと思うほどのギャップ。そこは古峰原にある古峯神社の入り口だったのです。神社の前の境内には茶店が並び観光バスも止まっています。せっかくなので休憩がてら神社を見学。するとなんと拝殿は茅葺屋根ではないですか。スバラシイ。

P50_20131103_120522 横根山分岐
古峯神社の脇を県58で上ると観光客の喧騒は消え車の往来はありますが紅葉の森の走りとなります。僕の地図では県道は途中で不通区間となっているのですが現在は小峰ヶ原高原を経由して粕尾峠に通じています。その小峰ヶ原までの上りのきつかったこと。ここしばらく峠を走っていなかったこともあり10%台連発の坂には11月の標高1000m以上の上りとは思えないほど大量の汗をかかされました。峠を越えると展望が開けます。小峰ヶ原湿原です。展望所があり数十台の車が停まってハイキングを楽しんでいるようでした。小峰ヶ原高原で一旦下って上り返すとそこが横根山に向かう道路との分岐点で標高1270mほど。
4 前日光牧場
横根山周辺は高原状の地形で牧場となっており見晴らしがとても開けていました。放牧されているうしもウロウロしています。昨年は福島第一原発事故の影響で放射線レベルが基準値を超えたため除染を行なった上で今年再開したそうです。
1見晴らし
ハイランド前駐車場から北に日光の男体山を望む。南に関東平野が見えるらしいのですが雲と光線の加減で霞んで見えませんでした。

前日光ハイランドロッジには鹿沼そばの食堂もありましたが車で来ている観光客がここまで来て行列。そういえば補給食を食べていなかったのを思い出し駐車場脇の見晴らしの良い草地で放牧うしを眺めながらおにぎりとパン、非常食として持ってきた柿ピーで昼食としました。風は弱く日差しもあり暖かく標高1300m近くあるという感じがしません。
P50_20131103_123311 ハイランドロッジねこ
柿ピーをポリポリ食べているとハイランドロッジねこ登場。こんな所になぜねこがいるのでしょう。民家はありませんし、牧場もハイランドロッジも12月には冬季休業なのでいかにして冬を乗り切るのでしょうか。寒さのため目ヤニが出ているのは仕方ないでしょう。柿ピーを投げるとポリポリ食べてくれましたが柿ピー程度では一緒に遊ぶまでには仲良くなれませんでした。

P50_20131103_130832 勝雲山山頂(1322.1m)
県58から勝雲山に向かう登山道が見えたので軽くハイキングしました。勝雲山の脇を通過するあたりが県道の最高点で標高1300mあるので山頂との標高差は20mほど。落ち葉を踏みしめて3分ほどで山頂に到着。すぐ隣に電波塔と三角点があるだけで見晴らしの無い山頂でした。一応登頂成功のバンザイを斉唱してから下山。勝雲山を過ぎると県58は粕尾峠に向け下り一方となります。

P50_20131103_132155 粕尾峠(1100m)
今回の旅の目的地に到着です。勝雲山から下ったところで朝走っていた県15との交点となり、そこが粕尾峠でした。下って峠なのでちょっと雰囲気を感じるために鹿沼側に20mほど下って上り返し峠であることを確認。



15 峠のくねくね道
粕尾峠から足尾への下りはクネクネの連続です。紅葉を眺めながらスピードを落としてのんびり下ります。紅葉シーズンなのでいろは坂の比ではありませんが対面でそれなりに車・バイクが行きかいます。

P50_20131103_154905 水沼駅前の避寒桜
水沼駅に来るのはいつも文化の日の連休のとき。毎度駅前の避寒桜が花をつけています。駅には温泉施設600円と食堂があるので便利に利用させてもらっています。電車の時間によっては混雑する時間帯がありますがそれを外すとのんびり入れます。でもお湯が熱いので長湯はできません。


P50_20131104_060301 テント設営(翌朝撮影)
水沼駅で温泉と夕食を済ませちょっとうたた寝してから19時頃橋の下に戻りました。さっそくテントを設営。テントは北風で雨が吹き込むことを考慮して橋の幅の中央から南寄りにオフセットした位置に張りました。ここでのキャンプは3回目ですが雨をしのぐのは2回目。いずれも秋のツーリングです。


P50_20131103_202250 夜景
テントから橋の下の風景を長時間(15秒)露出で撮ってみました。目で見ると橋の照明が台形の影を白く落としているのがわかりますが写真では照らされた木々が意外と緑色に写っています。
19時過ぎに雨がパラパラ降ってきました。昨日上永野で一緒だったベテラン自転車乗りはもしかしたら一緒になるかもと言っていましたが姿は現さず別ルートを取ったようです。今夜は川音をバックグラウンドに紅葉の粕尾峠へのルートを思い出しながら辿り眠るのです。
走行時間:6h26m、距離:103.4km、AV.16.0km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 5日 (火)

上永野キャンプ場再訪

11月2日(土)
5:00起床。外は真っ暗で空は曇っているようです。レーダーを見ると伊豆諸島付近に雨雲のエコーが点在して弱い低気圧が発生しているようです。秋の移動性高気圧の中心が関東から見るとちょっと北を通過して東海上に抜けるタイミングで良くあるパターンで関東地方だけ先に雲が多くなり小雨を降らせたりします。そうなると晴天で期待される日中の南風は吹かず、ずっと北東よりの風が続くことになります。朝食を食べ自転車に荷物を搭載して6時前のNHKの天気予報を確認すると、日中は晴れるという予報。気になる3日から4日の崩れも小さそうなので予定通り出発することにします。
Map20131102 今日のコース(栃木市からキャンプ場まで)
栃木県鹿沼市にある上永野キャンプ場を目指します。翌日の峠越えに備えて疲労を抑えるためにこれといった山場の無い平坦なコースを進みます。




6:20出発。多摩川CR~都12~県36~羽根倉橋~荒川CR~10:00熊谷(78.0km)~県128~10:30利根大堰休憩(88.1km)~利根川CR~昭和橋~邑楽用水沿い~農道~県363~農道~渡良瀬川CR~12:10藤岡(113.2km)~県11~大平下~永野川沿い~県32~14:00R292交点(146.6km)~県32旧道~県32~県199~15:30上永野キャンプ場着。P50_20131102_090312 今回のいでたち
フロントバッグの中にはメスティンとガスカートリッジ。バーナも忘れてはいません。天気は当初の予報よりも悪い方向にずれ始めているので念のため100円カッパも搭載。





北に向かって走り続けても一向に青空が広がる気配はなく雲は南から流れてきて朝よりも厚くなっていく感じ。気温も上昇せずずっと北寄りの向い風。追い風は期待薄です。もう道中の半分は消化してちょっと疲れてきたので行田サイクリングセンターに立ち寄って休憩。
P50_20131102_104432 行田サイクリングセンターねこ
すると玄関に茶縞ねこがお座りして僕を迎えてくれました。ちょっといじって遊んでいると顔馴染みのグレー縞猫も登場して両手にねこ状態となり休憩が長引きます。2匹のねこは必ず別の方向を向いていますね。ちゃんと相手してくれるねこと遊びを切り上げるのは後ろ髪を引かれる思いなのですが先に進まねばなりません。

P50_20131102_131405 栃木工業高校
太平山の東の裾を迂回する道を走っていると女子高校生に呼び止められました。珍しいこともあるもんだなと思い話を聞くと「栃木工業高校」を探しているとのこと。僕のツーリングマップルで探したものの工業高校は載っていません。「役に立たなかったな」と言って別れ、水補給のために近くにあったはずの永野川緑地公園に行くと、その隣が工業高校でした。親切な僕は水補給を後回しにしてさっきの高校生と別れた場所へ戻り道を教えてあげたのでした。分かれしな「頑張ってください。」とのお言葉をいただきました。が、キャンプツーリングで頑張るとはどのような状態を指すのか。パンク修理か?テント設営か?飯炊きか? 旅人には「気をつけて~」が無難だなぁと思ったのでした。
P50_20131102_150939そば畑
県32がダンプと一緒に大越路トンネルに向かって分岐した後の県199はのどかな道となります。永野川の谷は県道199沿いにそばの畑が続きます。そばの茎が赤く色づいて畑一面が海老茶いろ。刈り取りは専用のコンバインが活躍していましたが、聞くとコンバインでは実が半分くらいはこぼれてしまうそうです。そば刈は手作業に限るようです。また、晴れた日よりも曇りの湿度の高いほうが実がこぼれないとのこと。

P50_20131102_144256新そば
上永野の道路沿いに手打ちそばのお店が相次いで現れます。時刻は14時過ぎですが夕飯までは我慢できなそうな空腹感。一昨年来たときは食べていなかったので「次に現れた店に絶対入るぞ」と決意して入ったお店。シンプルに「もりそば」ですが「大盛り」を注文。最初何もつけずたべてみるとそばの香りが口いっぱいに広がります。あとは空腹に任せて休みなくすすり続けて完食。そば湯もごくごく飲みほして満足。このあたりのそば屋は地産地消。輸送コストも流通コストもかからない、まさに畑からせいろへ直行する理想的な環境なのです。
P50_20131102_152014 つり橋復旧
県199から永野川を渡るキャンプ場のつり橋です。2年前、台風の増水で流出した自家製つり橋が復旧していました。スバラシイ。これを渡れば県道からすぐキャンプ場に入れるのですがどれだけの耐荷重なのか不安です。なんといっても個人が架けたつり橋ですから。今日も少し戻ってから山道を迂回してキャンプ場に入りました。手ぶらで渡ってみるとユラユラ、ギシギシ揺れと音はありますが渡りきることができました。後で耐荷重の件を管理人さんに聞くと大人10人同時でも平気だよと言っていました。
P50_20131102_152716 上永野キャンプ場
2年前の台風被害の直後の記憶から荒れたキャンプ場の印象が強く今日も貸切かなと思っていましたが、今夜は車キャンプが3組、珍しく自転車キャンプが2組でした。場内はフリーエリアのため先着していた車キャンプは大きなテント、車、大きくタープを展開、豪快な焚火エリアを確保しているためこれで満杯状態。人がいっぱいなので風呂は大きいほうの露天風呂です。ボイラーを炊いて湯船一杯にするのに2時間近くかかるらしい。しかもその後もお湯はずっとかけ流し。管理人さんに聞いたら燃料費が年間50万円以上だって。写真に写っているもみじの紅葉を見上げながらの露天風呂サイコーに気持ち良いです。このキャンプ場は寒い時期に入るこの露天が僕のお気に入り。1泊1500円ですが十分満足なのです。管理人さんの本職は別にあり「ここで儲けようとは思ってないから・・」と言っていました。馴染みのお客さんが多いらしくその人たちとお酒を飲むのを楽しみに経営しているような感じ。
P50_20131102_161538 テント設営
良いスペースは取られてしまっていたのでつり橋に近い平坦地に張りました。自転車キャンプはシンプルですな。





P50_20131102_173257 炊飯中
キャンプに行って外食ばっかりですが今回は趣向を凝らしてご飯を炊きます。メスティンを購入した後、1回だけ自宅で一合炊飯訓練した時のデータをもとに水加減と火加減を再現。今日は少しコメの量が多いのと屋外で気温低めなので炊飯時間を3分長く取りました。メスティンの上では炊飯中の熱を利用してレトルトカレーを温めています。

P50_20131102_175024 差し入れ
炊飯作業中キャンプ場の管理人おじさんが登場。いきなり鳥カラアゲと焼きそば1パックの差し入れをいただきました。今日キャンプしている人皆に差し入れしています。




P50_20131102_175135 蒸らし中
湯気の中にかすかに焦げ臭が混ざってきたので火を止め、冷えないように100円ショップで購入したランチバッグにメスティンをひっくり返して入れて蒸らします。結果としてバーナーの炎の当たる部分にちょっとお焦げができましたがまずまず成功。



P50_20131102_180114 晩餐
これが今夜の晩御飯フルラインナップです。シウマイとフライドチキンはカレーだけでは淋しかろうとR293交点のコンビニで購入してきたもの。おかずが揚げ物系に偏っているのはちょっと難ですが一人の自転車キャンプとしてはこれまでにない豪勢さです。御飯のメスティンが大きく写っていますが広角レンズのなせる業。焼きそばのパックも同じくらいの大きさだし、一口カツのように見えるフライドチキンもそれなりの大きさなのです。温めたカレーは出番なく懐炉代わりに熱を放出したのでした。結局途中で食べたもりそば大盛りの影響もあり食べきれず、焼きそば半分とカラアゲ数個は明日の朝食に回すことになりました。

もう一人の自転車キャンプ人は僕の地元羽生の隣、加須から来た人でした。出身は四国とかいっていました。高知県の栗焼酎をキャンプ場の管理人さんに送ってあったとのことでちょっと頂きましたがお酒のウマさは分かりません。話を聞くと学生時代からサイクリングを始め海外も経験あるベテランでした(僕よりちょと年上か?)。国内もほとんど走りつくし、ツーリングマップルのページを開くと大概のページを走っているとのこと。僕が160km自走でここまで来たと話すとびっくりはしていましたが電車輪行を強く勧めていました。「行動範囲が広がるよ」の一言は魅力的です。
走行時間:7h17m、距離:162.1km、AV.22.2km/h

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧